-
2012年05月15日(火)
[看護] 被災看護師等養成施設や学生等に対する長期的財政的支援を要望
-
日本看護学校協議会は5月15日に、小宮山厚生労働大臣に宛てて、平成25年度予算に関する要望書を提出した。
本協議会は、大きく(1)看護師等養成施設運営費補助金の増額(2)東日本大震災被災看護師等養成施設並びに被災学生・生徒への財政的支援の大幅な拡充(3)課程変更および学則変更による修業年限の延長を目指す養成所に対する、円滑な移行のための財政的支援措置―の3つを要望している。
(2)では、支援策について、・・・
-
2012年05月11日(金)
[看護] 25年度概算要求に向け、特定看護師制度の早期実現要望 日看協
-
日本看護協会は5月11日に、厚生労働省の関係局長に宛てて「看護師特定能力認証制度や労働環境の整備への支援訴える」内容の要望書を提出したことを公表した(提出は5月10日)。これは、8月に行われる平成25年度予算概算要求に向けて、看護関連予算の確保を求めるもの。
まず、看護師に関する事務・法規を包括的に所管する医政局に対しては、(1)看護師特定能力認証制度の早期法制化に向けた支援の推進(2)看護職の労働条件・・・・
-
2012年05月09日(水)
[看護] 社会変化に即した実践的な教育の推進を求める 日看協
- 日本看護協会は5月9日に、大学院での保健師・助産師教育を求める要望書を文科省高等教育局長へ提出したことを公表した。日看協では、平成23年3月、文科省の「大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会」最終報告において、学士課程における看護系人材養成の基本方針および大学院教育の方向性などが提言されたことを受け、今後の医療・介護改革の推進においても看護職へのニーズは質量ともに高いことから、看護職養成は・・・
-
2012年05月09日(水)
[看護] 高度看護専門職等の育成推進事業の募集を開始
-
文部科学省は5月9日に、平成24年度の専門的看護師・薬剤師等医療人材養成事業の公募を開始した。医療技術の高度化や医師の過重労働対応などに伴い、厚労省では「チーム医療推進会議」を開催し、医療専門職の積極的な活用や職種間連携を検討している。文科省でもチーム医療に資する高度な専門医療人材を養成する大学を支援するため、平成23年度より「専門的看護師・薬剤師等医療人材養成事業」が開始された(p1参照)。
こ・・・
-
2012年04月23日(月)
[看護] 判断・技術の難易度評価基準により、看護「特定行為」範囲示される
-
厚生労働省は4月23日に、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループを開催した。この日は、(1)看護師(特定看護師)の「特定行為」(2)「カリキュラム」―などについて検討を行った。
(1)の「特定行為」に関連し、これまでの議論を踏まえて看護師が行う医行為の範囲を新たに図示している(p39参照)。まず、評価基準(2軸)の横軸を従前の「指示の包括性」から「判断の難易度」に、縦軸を「行為の侵襲性」・・・
-
2012年04月13日(金)
[看護] 看護師特定能力認証制度の早期法制化などを要望 日看協
-
日本看護協会は4月13日に、自由民主党看護問題対策議員連盟の伊吹会長に宛てて、要望書を提出した。
日看協は、超高齢社会を目前にして、国民への安心・安全の医療を保障するためには、盤石な医療・看護提供体制の整備が不可欠であるとし、看護職の質・量の両面からの充実を図るべく、要望を行っている(p1参照)。
具体的には、(1)看護師特定能力認証制度の早期法制化(2)看護職の労働条件・環境の改善―の2点を要望・・・
-
2012年04月12日(木)
[看護] 勤務間隔11時間以上など、夜勤・交代制勤務の新基準案 日看協
-
日本看護協会は4月12日に、夜勤・交代制勤務の勤務編成の基準案(2012年3月版)を公表した。
看護職の労働条件・環境改善の立ち遅れによって、「多人数の離職→多くの新規採用→多人数の離職」という悪循環が生じている。また、医療安全の面からも、とりわけ夜勤・交代制勤務の改善が急務とされている。
そこで日看協は、離職防止・定着促進とリスク低減を目標として、「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」案を作成・・・
-
2012年04月02日(月)
[看護] 医療労働専門相談員を配置し、医療従事者の「雇用の質」向上へ
-
厚生労働省は4月2日に、「平成24年度における看護師等医療従事者の『雇用の質』の向上のための取組の実施」に関する通知を発出した。
看護師等の医療従事者の勤務環境改善をはじめとする「雇用の質」の向上については、平成23年6月にとりまとめられた「看護師等の『雇用の質』の向上に関する省内プロジェクトチーム報告書」を踏まえ、地域の医療関係者などによる企画委員会の設置・運営、医療機関の労務管理担当者を対象とする・・・
-
2012年03月23日(金)
[看護] 手術の第1助手等は絶対的医行為、気管切開等の助手は看護師でも可
-
厚生労働省は3月23日に、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループを開催した。この日は、前回に引続き、具体的な行為が「絶対的医行為(医師しか行えない)」「特定行為」「一般の医行為」などのいずれに該当するかの検討を行った。
厚労省当局は前回(2月28日)会合で、「動脈ラインからの採血」など24項目について、上記のどの行為に該当するかの評価シートを示した。
今回は、新たに26項目について評価シー・・・
-
2012年03月16日(金)
[看護] 母国語・英語による専門能力判定試験の導入、適否は賛否両論
- 厚生労働省は3月16日に、「看護師国家試験における母国語・英語での試験とコミュニケーション能力試験の併用の適否に関する検討会」報告書を公表した。平成20年のEPA(日本・インドネシア、フィリピンとの経済連携協定)に基づき、572名の看護師受入れを開始したものの、合格者は19名に留まっている。この状況と成長戦略工程表(平成22年6月)を踏まえ、母国語・英語での試験とコミュニケーション能力試験の併用の適否に関する議・・・
-
2012年03月14日(水)
[看護] 中央ナースセンター、当面は日看協が業務を継続すべき
-
厚生労働省は3月14日に、中央ナースセンターの指定の在り方に関する検討会を開催した。この日は、厚労省当局から報告書案が示され、これに基づいた議論を行った。
報告書案は、現在の指定制度の趣旨や状況を整理したうえで、指定方法等の見直しに関する考え方を整理している(p7~p9参照)。
指定方法については、現在、中央ナースセンターとして指定されている日本看護協会が「国から交付された補助金以上の支出をしてい・・・
-
2012年03月05日(月)
[看護] 看護師人材養成システム12事業の進捗状況等を評価
-
文部科学省は3月5日に、「看護師の人材養成システムの確立」事業について中間評価結果を公表した。同事業は、大学病院と自大学看護学部等が連携して臨床研修の方法等を学問的検討を加えながら開発することで、看護職の資質向上および安心・安全な医療提供体制に資することを目的に平成21年度から開始された(p1参照)。
中間評価は、現在選定されている12事業の進捗状況を検証。「効果的なプログラムが学問的検討を加えて・・・
-
2012年03月01日(木)
[看護] 中央ナースセンター業務、日看協以外に実行できる法人はあるのか?
-
厚生労働省は3月1日に、「中央ナースセンターの指定の在り方に関する検討会」の初会合を開催した。
看護業務の実態把握調査や、看護師のスキルアップ研修などを行うために、都道府県にはナースセンターが指定されている(都道府県センター)。この都道府県ナースセンターの業務を支援するために、厚生労働大臣は「中央ナースセンター」を指定できる。現在、中央ナースセンターとしては、公益社団法人日本看護協会が指定されて・・・
-
2012年02月28日(火)
[看護] 看護師が実施している行為、絶対的医行為や特定行為への分類始まる
-
厚生労働省は2月28日に、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループを開催した。この日は、看護師が医師の包括的指示のもとで裁量をもって行える「特定行為」について議論を行った。
厚労省当局からは、ある行為が「絶対的医行為(医師しか行えない)」「特定行為」「一般の医行為」などのいずれに該当するかを考えるためのチャート図(素案)が提示された(p21~p22参照)。
さらに、具体的に医行為を分類し・・・
-
2012年02月28日(火)
[意見募集] 基準該当訪問看護の運営基準等、幅広く地域の実情勘案を認める
-
- 東日本大震災に対処するための基準該当訪問看護の事業の人員、設備及び運営に関する基準の一部を改正する省令案に関する意見募集について(2/28)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 老人保健課 カテゴリ: 看護
昨年(平成23年)3月11日に発生した東日本大震災により、被災地では医療従事者の不足が著しい。そこで、厚労省は訪問看護ステーションの1人開業を認める特例措置を設け、マンパワー不足への応急的な手当てを行っている。
一方、地域主権の考え方に従い、さ・・・
-
2012年02月22日(水)
[意見募集] EPA介護福祉士候補者、夜勤の介護職員配置基準への算入認める
-
- 「経済上の連携に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定に基づく看護及び介護分野におけるインドネシア人看護師等の受入れの実施に関する指針」、「経済上の連携に関する日本国とフィリピン共和国との間の協定に基づく看護及び介護分野におけるフィリピン人看護師等の受入れの実施に関する指針」の一部を改正する告示に関する御意見募集(パブリックコメント)について(2/22)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 社会・援護局 福祉基盤課 カテゴリ: 看護
これは、インドネシア・・・
-
2012年02月22日(水)
[意見募集] インドネシア等からの看護師・介護福祉士候補者、滞在期間延長
-
- 「経済上の連携に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定の適用を受けるインドネシア人看護師等の出入国管理上の取扱いに関する指針の特例を定める件の一部を改正する件(案)」等に関する意見募集について(2/22)《法務省》
- 発信元:法務省 入国管理局 入国在留課 カテゴリ: 看護
経済連携協定(EPA)(平成23年3月11日付け閣議決定)により、平成21年度までに入国したインドネシア・フィリピン人看護師・介護福祉士候補者については、一定の条件の下、特例的に滞在期・・・
-
2012年02月22日(水)
[看護] 常勤看護職の離職率、都心部、医療法人立病院で高い傾向 日看協
-
日本看護協会は2月22日に、2011年の病院看護実態調査の結果速報を発表した。
この調査は、病院に勤務する看護職員の需給動向や労働状況を全国規模で把握するために、1987年から4年おきに行われている(p1参照)。今回は、全国の8378施設を対象に、2011年10月1日~17日にアンケート方式で実施された(p3参照)。
まず、2010年度における看護職員の離職率を見ると、常勤では11.0%(前年度に比べて0.2ポイント減)、新・・・
-
2012年02月20日(月)
[意見募集] インドネシア等からの看護師、介護福祉士受け入れ円滑化目指す
-
- 「経済上の連携に関する日本国とインドネシア共和国との間の協定に基づく看護及び介護分野におけるインドネシア人看護師等の受入れの実施に関する指針」、「経済上の連携に関する日本国とフィリピン共和国との間の協定に基づく看護及び介護分野におけるフィリピン人看護師等の受入れの実施に関する指針」等の一部を改正する告示(概要)についての意見募集(2/20)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 看護課 カテゴリ: 看護
これは、インドネシアやフィリピ・・・
-
2012年02月01日(水)
[看護] 24年度の特定看護師による特定行為業務の試行事業、施設募集開始
- 厚生労働省は2月1日に、平成24年度の看護師特定行為・業務試行事業の実施決定について公表した。チーム医療推進の一環として、「特別の教育・訓練を受けた看護師が医師の包括的指示の下で、特定の医行為(特定行為)を行うこと」を認めてはどうかという議論が進んでいる。その際、特定行為とはどの範囲が妥当か、看護師に特定の医行為を行うことで安全性に問題はないのか、効果はいかばかりか、という点についての試行が進められ・・・
-
2012年01月24日(火)
[看護] 特定行為、「指示の包括性」と「行為の侵襲性」の評価基準で分類
-
厚生労働省が1月24日に開催した、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、特定行為について議論した。
論点のたたき台では、(1)看護師が行う医行為のうち、特定行為をどう分類すべきか(2)特定行為を法的に位置づけるか否かによる違いは何か(3)特定行為を法的に位置づけた場合、看護師の能力を厚生労働大臣が認証するか否かによる違いは何か―の3つがあげられている・・・
-
2012年01月16日(月)
[意見募集] インドネシア人看護師候補者等、滞在期間延長後の指針を策定
-
- 「平成24年度中に協定に基づく滞在期間が満了するインドネシア人及びフィリピン人の看護師候補者及び介護福祉士候補者に関する滞在期間延長後の雇用管理、研修の実施等に関する指針等の策定について」に関する御意見の募集について(1/16)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 カテゴリ: 看護
平成21年度までに入国したインドネシア人およびフィリピン人看護師・介護福祉士候補者については、経済連携協定(EPA)(平成23年3月11日閣議決定)とは別に、一定の条件・・・
-
2011年12月07日(水)
[看護] 特定看護師認証の法制化には賛否両論、引き続き検討を
-
厚生労働省が12月7日に開催した、チーム医療推進会議で配付された資料。この日は、前回会合で報告された「看護師特定能力認証制度骨子(案)」について、同会議による意見の整理が行われた。
いわゆる「特定の医行為」を看護師が実施するためには、医療安全の観点から、教育を付加することが必要である、との意見で一致している。
しかし、医行為(特定行為)を明確にし、それらを実施する看護師の条件(教育や安全管理体制・・・
-
2011年11月16日(水)
[看護] 特定看護師(仮称)制度、保助看法を改正してまで設けるべきでない
-
日本医師会は11月16日の定例記者会見で、特定看護師(仮称)制度の問題点について見解を明らかにした。
日医は、特定看護師(仮称)問題は、「チーム医療の推進」とは名ばかりで、医師不足を補うために看護師に医師の代わりをさせたいという一部の医師と、「看護の自律、キャリアアップ」のために特定看護師(仮称)が必要であると主張する一部の看護師に端を発するものである、と指摘。チーム医療をさらに進めることは重要だ・・・
-
2011年11月07日(月)
[看護] 厚労相が認証した看護師は、包括的指示の下で特定の医行為実施可
-
厚生労働省が11月7日に開催した、チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループで配付された資料。この日は、厚労省当局から「看護師特定能力認証制度骨子案」が示され、これに基づいて議論を行った。
骨子案では、チーム医療を推進させるためには「高い臨床実践能力を有する看護師が、患者の状態を総合的・継続的に把握・評価したうえで、幅広い医行為(診療の補助)を含む看護業務を実施すること」が必要と指摘。そ・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。