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2012年09月14日(金)
[薬価] クラリスロマイシンDS10%の製造販売承継に伴い薬価基準を一部改正
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厚生労働省は9月14日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)等の一部改正に関する事務連絡を行った。
今回は、咽頭炎、慢性気管支炎の急性増悪、肺炎などの感染症の治療に用いられる「クラリスロマイシンDS10%小児用『TYK』」について、製造販売承継に伴う改正が行われた。
具体的には、(1)「クラリスロマイシンDS10%小児用『TYK』」を新たに薬価収載する(2)「クラリスロマイシンDS10%小児用『コーワ』」については、平成25・・・
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2012年09月10日(月)
[医薬品] 9月6日現在、適応外薬合計57成分を特例的に保険適用
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厚生労働省は9月10日に、公知申請に係る事前評価が終了した適応外薬の保険適用について発表した。
厚労省は、平成21年6~8月に、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」(以下、検討会議)において、米英独仏では使用が認められていても、日本では認められていない医薬品について、学会や患者団体から開発の要望を募っていた。さらに中医協では、検討会議で「薬事承認の申請について公知申請が適当」とされたもの・・・
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2012年09月07日(金)
[診療報酬] データ提出加算が算定可能な出来高病院、新たに36施設を公表
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厚生労働省は9月7日に、データ提出加算の取扱いに関する通知を発出した。
平成24年度診療報酬改定において、A245【データ提出加算】が新設された。これは、DPC病院・出来高病院のいずれについても、DPCデータフォーマットに基づいて診療データを提出することを評価する加算である。DPC対象病院・準備病院では、DPC制度の中でデータ提出が義務付けられているので、データ遅延などがないかぎり、この加算を算定できる。
しかし・・・
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2012年09月07日(金)
[診療報酬] 13対1・15対1病棟の長期入院患者、10月1日から取扱い変更
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厚生労働省は9月7日に、「平成24年度診療報酬改定における注意喚起」に関する事務連絡を行った。
平成24年度改定のうち、次の5項目については10月1日から施行されるため、届出等のもれがないよう注意喚起するものだ。
(1)13対1・15対1一般病棟における長期入院患者の取扱い変更
(2)午前中退院が著しく多い病棟における入院基本料の減額
(3)金曜日入院・月曜日退院が著しく多い病棟における入院基本料の減額
(4)療養病・・・
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2012年09月07日(金)
[材料価格] 貴金属価格変動を受け、歯科用材料料を10月から一部改正
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- 「特定保険医療材料及びその材料価格(材料価格基準)の一部改正に伴う特定保険医療材料料(使用歯科材料料)の算定について」の一部改正について(9/7付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
これは、貴金属価格が変動したことを受け、歯科用材料の価格を改正するもの。改正点は以下のとおり(p2~p5参照)(p6参照)。
(1)M002【支台築造(1歯につき)】の1【メタルコア】(1)大臼歯を、61点から58点に変更
(2)同(2・・・
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2012年09月06日(木)
[薬価] パクリタキセルの再発・難治性胚細胞腫瘍への適応など保険適用
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厚生労働省は9月6日に、「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱い」に関する通知を発出した。
この日に開催された、薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会において、3成分6品目に係る公知申請の事前評価が行われた結果、公知申請を行っても差し支えないとの結論が得られた(同日付、薬食審査発0906第9号・薬食安発0906第1号)(p3~p5参照)。
これを踏まえ、当該品目に追加される予定の効能・効果、用法・・・・
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2012年09月05日(水)
[診療報酬] 超重症児加算の算定状況や、特定除外患者の状況などを調査
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厚生労働省は9月5日に、診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会を開催した。この日は、24年度調査の項目案を分科会として了承している。
分科会では、入院医療全般に関して、平成24年度改定の影響や、継続している課題を把握するため平成24年度・25年度の2年度にわたる調査を行う。前回(8月1日)会合では、平成24年度調査の大枠を固めており、今回は具体的な調査項目について議論した。
24年度に行われる調・・・
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2012年09月04日(火)
[審査支払] 平成24年6月診療分は総計7805万件、8776億円 支払基金
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- 平成24年6月診療分の件数と金額が確定(9/4)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
24年6月診療分の確定件数は総計7805万件で、対前年同月比では、総計3.1%増、医療保険1.7%増、各法(生活保護法等)11.7%増となっている。
また、確定金額は総計8776億円で、対前年同月比は総計2.0%増、医療保険1.7%増、各法(生活保護法等)3.1%増となっている(p1参照)。
資料では、診療報酬等確定件数・金額の・・・
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2012年08月31日(金)
[材料価格] 医療機器の保険適用通知、留意事項や販売名などを一部訂正
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厚生労働省は8月31日に、「医療機器の保険適用について」の一部訂正に関する事務連絡を行った。
今回は7月31日付の通知「医療機器の保険適用について」(保医発0731第4号)の一部を訂正している。
この通知でC1(新機能)に区分された、経皮的カテーテル術後の大腿動脈穿刺部位の止血に用いる材料「エクソシール」(ジョンソン・エンド・ジョンソン社)の留意事項などが一部修正されている(p2参照)。
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2012年08月31日(金)
[材料価格] MRI対応植込み型心臓ペースメーカーなどを保険収載 厚労省
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厚生労働省は8月31日に、医療機器の保険適用に関する通知を発出した。
C1(新機能)に区分されたのは、(1)日本メドトロニック社の条件付きMRI対応植込み型心臓ペースメーカー「メドトロニック Advisa MRI」(暫定価格100万円)(2)ジョンソン・エンド・ジョンソン社の高周波電流による心筋焼灼術などを行う電極カテーテル「サーモクール スマートタッチ」(暫定価格37万1000円)―の2種類(p21参照)。
また、C2(新機能・・・
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2012年08月31日(金)
[材料価格] 外科用接着用材料の手術1回当たり上限の算定基準を30gに変更
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厚生労働省は8月31日に、「特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について」等の一部改正に関する通知を発出した。
今回は、(1)特定保険医療材料の材料価格算定に関する留意事項について(平成24年3月5日付、保医発0305第5号)(2)特定保険医療材料の定義について(24年3月5日付、保医発0305第8号)―の2本の通知が一部改正された。
(1)では、【外科用接着用材料】の、手術1回における算定上限が、これまでの・・・
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2012年08月31日(金)
[診療報酬] 悪性腫瘍組織検査等の新手法収載に伴い、算定上の留意事項改正
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厚生労働省は8月31日に、「検査料の点数の取扱い」に関する通知を発出した。
この通知では、新たな検査方法などが保険収載されたことを受け、平成24年度診療報酬改定のいわゆる解釈通知「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(24年3月5日付、保医発0305第1号)の一部を改正している。
主な改正点は、次の3つだ。
1点目として、D004-2【悪性腫瘍組織検査】について、「Scorpion-ARMS法を応用した・・・
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2012年08月31日(金)
[薬価] プロプラノロール塩酸塩の片頭痛予防への適応など保険適用
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厚生労働省は8月31日に、「公知申請に係る事前評価が終了した医薬品の保険上の取扱い」に関する通知を発出した。
この日に開催された、薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会において、3成分12品目に係る公知申請の事前評価が行われた結果、公知申請を行っても差し支えないとの結論が得られた(同日付、薬食審査発0831第18号・薬食安発0831第1号)(p4~p6参照)。
これを踏まえ、当該品目に追加される予定の効能・効果、用・・・
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2012年08月30日(木)
[診療報酬] 高額投資の実態把握に向け予備的調査実施、10月にも結果報告
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厚生労働省は8月30日に、診療報酬調査専門組織・医療機関等における消費税負担に関する分科会を開催した。
この日は、前回に引続き保険診療に係る消費税問題について総括的な議論を行ったほか、高額投資に関する消費税負担の予備的調査について厚労省当局から報告を受けた。
保険診療に係る消費税問題については、前回(7月27日)会合までに次の方向が固められた。
(1)高額投資に関する消費税への手当てを、一般の医療材・・・
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2012年08月28日(火)
[DPC] 腎腫瘍の手術・処置等2に「アキシチニブ」使用する治療法を追加
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- 「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法の一部改正等に伴う実施上の留意事項について(通知)」の一部改正について(8/28付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
これは、DPCの診断群分類を一部変更するもの。
具体的には、【11001x 腎腫瘍】のうち、手術・処置等の2の2「ソラフェニブトシル酸など」の中に『アキシチニブ』が追加される(p1参照)。
これに伴い、厚労省はDPCの【11001・・・
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2012年08月28日(火)
[薬価] レキップCR錠など新薬10品目を薬価基準に収載
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厚生労働省は8月28日に、使用薬剤の薬価(薬価基準)の一部改正に関する通知を発出した。
今回は、インライタ錠やケアラム錠、レキップCR錠など新薬10品目(内用薬7品目、注射薬2品目、外用薬1品目)を薬価収載している(p1~p2参照)。
このうち、パーキンソン病治療薬の『レキップCR錠2mg』および『同8mg』について、「パーキンソン病患者への使用に当たっては、原則として本製剤を使用すること」という留意事項が付され・・・
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2012年08月28日(火)
[DPC] ソマトロピン用いた小人症治療など、DPCの包括評価から除外
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- 厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法第1項第5号の規定に基づき厚生労働大臣が別に定める患者について(8/28付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
これは、DPCにおいて「高額な新薬を用いる治療についての診断群」を包括評価から除外するもの。同日に、スニチニブリンゴ酸塩を用いた膵臓・脾臓腫瘍の治療、ソマトロピン(遺伝子組換え)を用いた小人症治療を包括評価から除外する旨を定・・・
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2012年08月28日(火)
[DPC] スニチニブリンゴ酸塩を用いた膵臓がん治療など、出来高算定に
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- 「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法第1項第5号の規定に基づき厚生労働大臣が別に定める者」の一部改正(8/28)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 カテゴリ: 診療報酬
第488号の告示は、「厚生労働大臣が指定する病院の病棟における療養に要する費用の額の算定方法第1項第5号の規定に基づき厚生労働大臣が別に定める者」の一部を改正している。
DPCでは、既存の診療報酬点数や薬価をベースに包括点数を設定しており、新たに保険収載される高額な医薬品(抗がん剤)は想定していない。そのため、こうした高額な新薬を使用し、包・・・
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2012年08月27日(月)
[審査支払] 突合点検6.7万件、縦覧点検2.3万件、6月分審査状況
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- 平成24年6月審査分の突合・縦覧点検における審査状況(8/27)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金は、レセプトの電子化が進んだことに伴い、24年3月分より従前の単月点検に加え、突合点検、縦覧点検を開始している。これにより適正かつ厳正な審査が行われることが見込まれている。
24年6月の審査状況を見ると、突合点検は査定件数6.7万件(医科6.6万件、歯科0.1万件)、査定点数2106万点(医科2097万点、歯・・・
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2012年08月27日(月)
[審査支払] 平成24年6月査定分のコンピュータチェック効果、全体の55.2%
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- 平成24年6月審査分の医科電子レセプトコンピュータチェック効果について(8/27)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
24年6月審査分の医科電子レセプトにおける「請求1万点当たりの原審査査定点数」は23.9点で、前年同月比で1.1ポイント増となっている。このうちコンピュータチェックを契・・・
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2012年08月27日(月)
[審査支払] 歯科報酬の審査上の一般的取扱い6事例を新たに追加 支払基金
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- 第3次審査情報提供事例(歯科)として6事例を追加(8/27)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金では、審査の透明性を高め、審査の公平・公正性に対する関係方面からの信頼を確保するため、審査上の一般的取扱いについて医療関係者に情報提供を行っている。
歯科関係の審査情報提供は、これまで平成23年9月26日に第1次として10事例、24年2月27日に第2次として8事例を公表しており、今回で3回目。
今・・・
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2012年08月24日(金)
[審査支払] 「お客様の声」3000件超、8割が請求関係の照会 支払基金
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- 支払基金へ寄せられた「お客様の声」が3000件を越えました(8/24)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
支払基金では、保険者・医療機関をはじめとする国民からの意見・照会・苦情に対応するため、「お客様の声」の受付窓口をサービス推進課に設置している。今般、寄せられた「お客様の声」が3011件(平成22年4月1日~24年8月22日)となったのを機に、その内容について公表している。
22年4月の設置以降、寄せられた・・・
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2012年08月24日(金)
[薬価] AD/HD治療薬のアトモキセチン、効能等変更に伴い留意事項通知廃止
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厚生労働省は8月24日に、「アトモキセチン塩酸塩製剤の薬事法上の効能・効果等の変更に伴う留意事項通知の廃止」に関する通知を発出した。
アトモキセチン塩酸塩製剤は、注意欠陥多動性障害(AD/HD)治療に用いられる医薬品。厚労省は、平成22年6月に、「小児期AD/HD患者の成人期への継続使用に関する留意事項」を通知していた。
しかし、今般、同製剤の適用において、小児期AD/HDに成人期AD/HDを追加する、効能・効果等・・・
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2012年08月24日(金)
[薬価] バルサルタンの高血圧症への適応、正式に保険適用
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- 公知申請に係る事前評価が終了し、薬事法に基づく承認事項の一部変更承認がなされた医薬品の保険上の取扱いについて(8/24付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬
海外等で一定の評価がなされている適応外薬については、ドラッグ・ラグ解消のために、国内での治験を経ずとも、公知(海外での知見など)に基づいて薬事法上の承認を特例的に受けることができる。
ただし、その後、薬事・食品衛生審議会において、適応外であった・・・
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2012年08月22日(水)
[診療報酬] 費用対効果低くとも、他要素で中医協が保険収載することも可能
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厚生労働省は8月22日に、中医協の費用対効果評価専門部会を開催した。この日は、具体的な評価の運用手法についての議論をスタートさせた。
費用対効果評価については、前回(7月18日)会合で、制度の基本的な考え方を詰めた。そこでは、「財政影響の大きな医療技術等を評価対象とし、希少疾病に対する技術等は当面、対象に含めない」ことや、「費用対効果評価の結果のみで、保険収載の可否や、価格設定を行わない」ことなど・・・
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