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2010年05月28日(金)
[医師数] 地域別・診療科別の偏在解決に向け、必要医師数を調査 厚労省
- 厚生労働省は5月28日に、地域医療再生計画の一環として、都道府県に「必要医師数実態調査の実施」を依頼する通知を発出した。この調査は、(1)必要医師数が多い二次医療圏、診療科を明らかにする(2)求人理由や求人方法の傾向、求人しているにもかかわらず充足されない理由の把握(3)短時間正規雇用の導入状況等、地域における医師確保に関わる情報の把握―を行い、医師確保対策を一層効果的に推進していくこと目的としている&l・・・
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2010年05月28日(金)
[がん対策] がん対策推進基本計画の中間報告(案)を提示
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厚生労働省が5月28日に開催した、がん対策推進協議会で配付された資料。この日は、がん対策推進基本計画の中間報告(案)について議論を行った。
中間報告(案)では、(1)がんによる死亡者の減少(2)すべてのがん患者およびその家族の苦痛の軽減、ならびに療養生活の質の維持向上―の2点について、全体目標に対する進捗状況と今後の課題などが提示された(p6~p9参照)。また、基本計画において重点的に取り組むべき課題と・・・
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2010年05月27日(木)
[意見募集] 医療法人の附帯業務に訪問看護等を追加 厚労省
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厚生労働省は5月27日に、「医療法人の附帯業務の拡大について(案)」に関する意見募集を開始した。
医療法人は、開設する病院、診療所、老健施設の業務に支障のない限り、教育事業や研究事業、健康増進施設の経営、有料老人ホームの経営などの附帯業務を行うことができる。今般、厚労省は附帯業務の追加を検討しており、その内容について広く国民から意見を求めるものだ。
追加されるのは、(1)訪問看護事業(2)学校等に・・・
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2010年05月26日(水)
[チーム医療] 6月には看護業務実態調査に着手、モデル事業開始へ
- 厚生労働省が5月26日に開催した、「チーム医療推進のための看護業務検討ワーキンググループ」の初会合で配付された資料。このワーキンググループは、厚労省が5月12日に開催した「チーム医療推進会議」において、「チーム医療認定検討ワーキンググループ」とともに設置されることが示されていた。チーム医療の推進における具体的方策の実現に向けて、看護師の業務範囲や「特定の医行為」の範囲のほか、特定看護師(仮称)の要件や・・・
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2010年05月25日(火)
[大学病院] 国立大学附属病院の施設整備計画により、患者サービスが向上
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文部科学省が5月25日に開催した、今後の国立大学法人等施設の整備充実に関する調査研究協力者会議で配付された資料。厳しい財政状況の下で、国立大学法人等施設を今後どう整備していくべきかという問いに答えるために、本会議では多角的な観点から調査研究を行っている。
この日は、第2次国立大学等施設緊急整備5か年計画の成果・効果の検証などを行った。
資料では、同計画に関するアンケート調査結果(p2~p23参照)や、・・・
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2010年05月22日(土)
[老人保健] 地域包括ケアシステムの構築に向け、施策の改革を提言
- 厚生労働省は5月22日に、地域包括ケア研究会の報告書を公表した。これは、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社が平成21年度の老人保健健康増進等事業による研究をまとめたもの。平成20年度の「地域包括ケア研究会報告書~今後の検討のための論点整理~」等を受け、平成24年度から始まる第5期介護保険事業計画の計画期間以降を展望し、地域包括ケアシステムの在り方や地域包括ケアシステムを支えるサービス等について具体・・・
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2010年05月21日(金)
[救急] 真に実効性のある救急救命士制度の創設を 日本救急救命士協会
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- 救急救命士の業務拡大に関する要望書(5/21)《一般社団法人日本救急救命士協会》
- 発信元:一般社団法人日本救急救命士協会 カテゴリ: 医療提供体制
要望書では、まず、「わが国の救急医療体制は崩壊の危機に瀕している」と述べ、病院前救急医療の根底を支える救急救命士の抱えている根本的かつ深刻な現状があることを危惧している。その上で、救急医療機関内や民間救急において救急救命士の人材を有効活用することは、国民の命を救・・・
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2010年05月20日(木)
[へき地医療] 地域におけるへき地の状況を調査し、へき地医療計画策定を
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厚生労働省は5月20日に、第11次へき地保健医療計画の策定等に関する通知を発出した。第11次計画は平成23~27年度までの5ヵ年計画である。ポイントは、(1)第10次計画と同じく、都道府県ごとに地域の実情に応じた計画を策定する(2)国は都道府県の取組みを支援するとともに、全国へき地医療支援機構等連絡会議を開催し、地域間の調整等を行う―の大きく2点(p1参照)。
都道府県計画に策定にあたっては、地域におけるへき・・・
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2010年05月19日(水)
[周産期] 周産期医療に関わる専門的スタッフの養成、40大学が申請
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文部科学省は5月19日に、平成22年度における「周産期医療に関わる専門的スタッフの養成」の申請状況を公表した。
資料によると、5月11日までに申請があったのは、国立大学28件、公立大学4件、私立大学8件の合計40件。申請の一部を見てみると、東京大学は「多面的な役割分担による医療教育環境の改善」、東京医科歯科大学は「包括的周産期専門スタッフ養成事業」、京都大学は「高度周産期医療人材の育成プログラム-人が集う周・・・
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2010年05月19日(水)
[経営] 医療貸付、福祉貸付ともに金利0.1%の引下げ 福祉医療機構
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- 独立行政法人福祉医療機構(医療貸付)貸付利率表(5/19)《福祉医療機構》
- 発信元:独立行政法人福祉医療機構 カテゴリ: 医療提供体制
医療貸付利率表(固定金利)によると、病院、診療所とも新築資金・増改築資金(甲種)は年1.6%、増改築資金(乙種)は年2.1%へ、それぞれ0.1ポイントずつ引下げられた。また、介護老人保健施設、助産所等についても、それぞれ年1.7%、年2.1%で、それぞれ0.1ポイントずつ引下げられている(p1参照)。一方、長期運転資金については、・・・
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2010年05月17日(月)
[立入検査] 平成22年度立入検査の留意事項を通知 厚労省
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厚生労働省は5月17日に、平成22年度の医療法第25条第1項の規定に基づく立入検査の実施に関する通知を発出した。
通知では、立入検査の実施に当たっての留意事項として、(1)安全管理のための体制の確保等(p1~p4参照)(2)院内感染防止対策(p4~p5参照)(3)最近の医療機関における事件等に関連する事項(p5~p7参照)(4)立入検査後の対応その他(p7~p9参照)―などがまとめられている。
このうち、院内感染・・・
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2010年05月14日(金)
[専門性資格] 広告が可能な医師等の資格、合計87に 厚労省
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厚生労働省はこのほど、医療に関する広告が可能となった医師等の専門性に関する資格名等についてまとめた資料を公表した。資料によると、平成22年5月14日現在、専門性に関する資格名は、医師が55(団体数57)、歯科医師が5(団体数5)、薬剤師1(団体数1)、看護師26(団体数1)で、合計87(団体数64)となっている(p1参照)。
資料には、認定する団体名と広告できる資格名が記載されている(p1~p4参照)。
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2010年05月14日(金)
[保健師] モデル事業を通し保健師の力量形成の仕組みを提言 日看協
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日本看護協会は5月14日に、平成21年度の先駆的保健活動交流推進事業の報告書、「保健師が推進する生活習慣病予防活動」を公表した。
日看協は、厚生労働省の委託を受けて「先駆的保健活動交流推進事業」として、平成19年度より、保健師の専門性の発揮と強化をねらい、効果的な生活習慣病予防活動のあり方と、保健指導の評価のあり方について、モデル事業を実施。効果的な生活習慣病予防のあり方としては、(1)保健指導プログ・・・
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2010年05月14日(金)
[医療施設] 平成22年度施設整備交付金の第2次、大阪府に8億900万円ほか
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厚生労働省は5月14日に、平成22年度医療提供体制施設整備交付金の内示(第2次)について公表した。内示総額は22億7202万4000円で、都道府県別に見ると(1)大阪府の8億900万円(2)熊本県の3億5505万円(3)佐賀県の3億1567万円(4)福岡県の2億902万円(5)千葉県の1億4700万円―などが目立つ(p1参照)。
大阪府について内示額の内訳を見てみると、(1)医療計画等の推進に関する事業として、七山病院、総合病院南大阪病・・・
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2010年05月14日(金)
[臨床研修] 改正臨床研修省令のQ&A示す 厚労省
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厚生労働省は5月14日に、「医師法第16条の2第1項に規定する臨床研修に関する省令施行について」の一部改正通知(4月14日付)に関するQ&Aを公表した。当該通知は、平成16年4月1日より、臨床に従事するすべての医師に義務づけられている臨床研修に関して、その基本理念、臨床研修病院の指定基準等を定めたもので、大きな改正点は、研修プログラムと指定基準の2点であった。
Q&Aでは、(1)基幹型臨床研修病院の指定基準(2)募・・・
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2010年05月14日(金)
[立入検査] 医師数の適合状況、改善するも88.3%にとどまる 厚労省
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厚生労働省は5月14日に、平成20年度の医療法第25条に基づく立入検査結果を公表した。医療法第25条では、都道府県知事等に、必要に応じて病院・診療所等に立入検査を行う権限を与えている。本検査により、病院の人員・設備が法令に則っているかどうかの実態を知ることができる。
医師数が医療法標準に則っているかどうかを見てみると、全国の適合率は88.3%。前年度よりも1.4ポイント改善しているが、「平成20年度で、最も適合・・・
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2010年05月14日(金)
[医療情報] 医療の質の評価・公表事業、申請期限は6月4日 厚労省
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厚生労働省は5月14日に、平成22年度医療の質の評価・公表等推進事業の申請受付に関する通知を発出した。同事業については、平成22年3月24日付の医政発0324第22号厚生労働省医政局長通知をもって、事業内容などが都道府県に示されている。今回の通知は、同事業の執行にあたって、申請に関する諸条件が定められたことによるもの。
通知では、申請に関する諸条件(p2~p9参照)や、各種申請様式(p10~p17参照)、当該事業実・・・
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2010年05月12日(水)
[チーム医療] 看護系大学院で「診療の補助」外の行為を試験実施 厚労省
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厚生労働省が5月12日に開催した、「チーム医療推進会議」の初会合で配付された資料。チーム医療を推進するため、厚労省では「チーム医療の推進に関する検討会」を開催し、議論を深めてきた。3月19日には検討会の報告書がまとまり、そこでは(1)看護師への包括的指示要件の明確化(2)チーム医療を推進する医療機関を認定する仕組みの検討―などが提言されている(p9~p24参照)。
同会議は、この提言を受け、(1)チーム医療・・・
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2010年05月10日(月)
[周産期] 都立大塚病院を核とした「産婦人科地域医療連携システム」を構築
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東京都は5月10日に、「産婦人科地域医療連携システム(大塚モデル)」の運用を開始することを明らかにした。都は、平成21年3月より「産科診療協力医師登録制度」を設け、都立墨東病院の産科当直等の協力支援を行っている。今回は、都立大塚病院を核として、地元2地区(文京区、豊島区)における、新たな病診連携システム「産婦人科地域医療連携システム(大塚モデル)」を構築した。
大塚モデルは、文京区、小石川、豊島区の医・・・
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2010年05月10日(月)
[病床転換] 平成22年度における病床転換助成事業交付金交付要綱を公表
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厚生労働省は5月10日に、平成22年度病床転換助成事業交付金交付要綱を公表した。
厚労省は、平均在院日数短縮のための取組として、医療療養病床等の長期入院病床を老人保健施設や有料老人ホーム等に転換することによる、病床削減を図っている。
要綱では、交付の目的を、都道府県が法の規定に基づいて行う病床転換助成事業の円滑な実施を支援することにより、都道府県における医療の効率的な提供を推進し、もって、国民の高・・・
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2010年05月07日(金)
[医業経営] 病院経営を補佐する事務職の教育・研修が必要 厚労省
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厚生労働省は5月7日に、医療施設経営管理部門の人材開発のあり方等に関する調査研究についての報告書を公表した。これは、平成21年度の医療施設経営安定化推進事業として行われたもので、病院の経営改善を支援するために、現在の病院における経営管理部門(事務職)の人材開発の実態を確認し、課題と対応策について示している。
医療マネジメントの観点からは、病院のビジョンに基づいて経営計画が定められ、計画達成に期待さ・・・
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2010年05月07日(金)
[医業経営] DPC病院では、あえて10対1の選択も手立ての一つ 厚労省
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厚生労働省は5月7日に、平成20年度の病院経営管理指標を公表した。それによると、(1)医療法人立病院では黒字が76.7%であるのに対し、自治体病院、社会保険関係団体病院、その他公的病院では黒字が50%を下回った(p27参照)(2)自治体病院の医業利益率はすべての病院種別で大きくマイナス(p28参照)(3)自治体病院では人件費比率が64.8%と飛びぬけて高い(p32参照)―ことなどが明らかとなっている。
医業利・・・
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2010年04月30日(金)
[チーム医療] 医師以外の医療スタッフが実施できる業務内容を整理
- 厚生労働省は4月30日に、医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進に関する通知を発出した。平成22年度診療報酬改定でも、「栄養サポートチーム加算」や「呼吸ケアチーム加算」が新設されるなど、多種多様な医療スタッフが、各々の高い専門性を前提とし、患者の状況に的確に対応した医療を提供する「チーム医療」に注目が集まっている。厚労省は、「チーム医療」を推進する観点から、日本の実情に即した医療スタッフの協・・・
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2010年04月27日(火)
[難病対策] 新たな難治性疾患対策の検討に着手 厚労省
- 厚生労働省は4月27日に、新たな難治性疾患対策の在り方検討チーム(第1回)の資料を公表した。同検討チームは、難治性疾患対策には、医療、研究、福祉、就労・雇用支援対策等の制度について横断的な検討が必要なことから設置されたもの。主な検討課題は、難治性疾患患者に対する(1)小児慢性特定疾患に関するキャリーオーバーの問題を含む、医療費助成(2)福祉サービス(3)就労・雇用支援―の在り方など。また、医薬品の開発を・・・
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2010年04月27日(火)
[がん医療] 平成22年4月1日現在のがん診療連携拠点病院は377 厚労省
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厚生労働省はこのほど、がん診療連携拠点病院の整備に関する通知(平成20年3月1日付)を一部改正する通知を発出した。
主な改正点は、(1)国立がんセンターが独立行政法人化し「国立がん研究センター」となったための文言整理(2)国立がん研究センターの役割に「我が国全体のがん医療の向上を牽引」することを追加―の2点(p1~p11参照)。
また、資料2では、4月27日に厚労省が公表した「がん診療連携拠点病院指定一覧表・・・
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