-
2007年08月29日(水)
公立病院改革ガイドライン、経営指標だけでは医師確保にマイナス
-
総務省が8月29日に開催した「公立病院改革懇談会」で配布された資料。この日は、「公立病院改革ガイドライン」について、公立病院関係者3人からヒアリングが行われた。
全国自治体病院協議会会長の小山田氏は、地域における医療提供の基礎は医師であり、勤務環境・医療提供環境が適正に保たれ、担うべき医療が明確で住民・医師の双方にとって安心・納得性が確保されるガイドラインが必要だ、とした。また、経営形態、数値・指・・・
-
2007年08月29日(水)
国立病院機構は非公務員型へ移行を検討 組織・業務見直し案
-
厚生労働省が8月29日に開催した厚生労働省独立行政法人評価委員会で配布された資料のうち、国立病院機構の組織・業務全般の見直し案。
組織の見直しについては、現在の国家公務員法体系にとらわれない、より弾力的な雇用形態(採用、勤務条件等)を活かした組織運営のあり方を含め、非公務員型の独立行政法人への移行に向けての問題点を検討する、とした。
また、事務事業の民営化や他法人への移管については不可とし、医業・・・
-
2007年08月27日(月)
がん検診受診データをホームページで公表 モデル事業実施要綱案
-
厚生労働省が8月27日に開催した「がん検診事業の評価に関する委員会」で配布された資料。この日は、がん検診実施体制強化モデル事業の実施要綱案が公表された。
このモデル事業は、市町村が実施するがん検診の受診者数・要精検率・がん発見率などのデータを収集し、データベースを構築、それをホームページに公表するために行われる(p67~p69参照)。
前回会合では、がん検診は「有効なもの(エビデンスがあるもの)を」・・・
-
2007年08月24日(金)
異状死の届出先に保健所を提案 死因究明検討会
-
厚生労働省が8月24日に開催した「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」で配布された資料。この日は、これまでの議論の整理が提示された(p1~p25参照)。
資料では、(1)策定の背景(2)死因究明を行う組織(3)届出制度のあり方(4)調査組織における調査(5)行政処分、民事紛争及び刑事手続きとの関係―などについてまとめられている(p3~p24参照)。
届出先については、警察ではなく、・・・
-
2007年08月23日(木)
ドクターヘリ事業に対する検討会を開催 厚労省
-
厚生労働省が8月23日に開催した「救急医療用ヘリコプターの導入促進に係る諸課題に関する検討会」の初会合で配布された資料。この検討会は、本年6月に「救急医療用ヘリコプターを用いた救急医療の確保に関する特別措置法」が公布されたことを受け、ドクターヘリ事業に対する助成金交付事業を担う法人登録制度を設置するにあたり、具体的な検討を行うために設置された。
この日は、これまでの経緯や今後の検討事項についての資・・・
-
2007年08月22日(水)
日医が終末期医療のガイドラインを公表
-
日本医師会は8月22日に終末期医療に関するガイドラインを公表した。日医は、終末期における医療の在り方について、医師の対応を提示している。
ガイドラインによると、医師の対応は(1)患者が終末期であるという判断は、医療・ケアチームによって行う(2)終末期における治療の開始・不開始・変更及び中止等は、患者の意思決定を基本とし医学的妥当性と適切性を基に医療・ケアチームによって慎重に判断する(3)できる限り疼・・・
-
2007年08月22日(水)
最近の医療費動向について問題点と提言を公表 日医
-
日本医師会は8月22日に「最近の医療費動向に見る問題点と提言」を公表した。
日医は、厚生労働省が8月に公表した(1)平成18年度の医療費について(2)平成18年度医療費の動向(3)平成18年社会医療診療行為別調査結果の概要―に対して提言している(p2参照)。
医療費の伸びについて、「自然体の伸びは従来と同程度の水準(3~4%)になっている」という厚労省の説明は言い過ぎ、と主張しその根拠を示している・・・
-
2007年08月20日(月)
福祉医療機構の中期目標に対する暫定評価結果を公表
-
厚生労働省が8月20日に開催した厚生労働省独立行政法人評価委員会の医療・福祉部会で配布された資料。この日は、福祉医療機構の中期目標期間の業務実績の暫定評価結果案が提示された。
評価結果案では、中期目標に対して、暫定評価期間(平成15年~18年度)の評価が記載されている(p11~p49参照)。業務運営の効率化に関する事項のうち、福祉医療貸付事業では、「医療機関が診療報酬等の抑制など厳しい経営環境にある中、国・・・
-
2007年08月20日(月)
看護師等に対する再教育の実施方法等について、検討会報告書を公表
-
厚生労働省が8月20日に、「行政処分を受けた保健師・助産師・看護師に対する再教育に関する検討会」のこれまでの議論をとりまとめた報告書を公表した(p2~p12参照)。報告書では、平成20年4月1日から行政処分を受けた看護師等に再教育が義務付けられたことに伴い、再教育の実施方法について、集合研修と個別研修の2通りを提示した(p7参照)。
また、行政処分の内容と再教育の類型について、「戒告」「業務停止1年未満・・・
-
2007年08月10日(金)
病院薬剤師の人員配置基準は地域格差が見受けられる 厚労省報告
-
厚生労働省はこのほど、2006年12月から3回に渡り行ってきた「病院における薬剤師の業務及び人員配置に関する検討会」の報告書を公表した。
報告書では、病院に勤務している薬剤師は常勤換算で4万119.6人で、100床当たり2.5人であった(平成17年の病院報告)。医療法25条に基づく立入検査の結果では、平成17年度の適合率は90.7%であり、前回の平成13年の85.4%より改善は見られているが、地域格差が見受けられる、としている&l・・・
-
2007年08月10日(金)
死因究明検討会、「これまでの議論の整理(案)」を公表
-
厚生労働省がこのほど開催した「診療行為に関連した死亡に係る死因究明等の在り方に関する検討会」で配布された資料。この日は、これまでの議論の整理(案)が提示された(p4~p27参照)。
整理案では、「医療が安全・安心でよりよいものであることは、医療に関わる共通の願いである」とし、その一方で、我が国の医療は、事故の隠蔽、患者に説明しない、謝らないという傾向があったと指摘した(p6参照)。
また、診療・・・
-
2007年08月09日(木)
国立病院機構の平成18年度業務実績の評価結果(案)を公表 厚労省
-
- 厚生労働省独立行政法人評価委員会 国立病院部会(第21回 8/9)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官 社会保障担当参事官室 カテゴリ: 医療提供体制
評価結果(案)では、平成18年度業務実績と具体的な評価内容について、まとめられている。具体的な評価内容は、(1)診療事業(2)臨床研究事業(3)教育研修事業(4)業務運営の見直しや効率化による収支改善(5)固定負債割合の改善―など、9項目が挙げられ・・・
-
2007年08月09日(木)
医療機関からみたレセプト請求業務の実態について公表 医療評価委員会
-
- 医療評価委員会(平成19年度 第2回 8/9)《内閣府》
- 発信元:内閣府 情報通信技術(IT)担当室 カテゴリ: 医療提供体制
医療機関からみたレセプト請求業務の実態及び電子点数表への期待として、「レセプトシステムの現状と課題」や「レセプトシステムへの期待」等が示されている(p9~p37参照)。具体的には、診療報酬改定時の作業量やコスト、他システムへの影響等・・・
-
2007年08月09日(木)
介護福祉士国家試験の受験機会拡大を厚労省にあっせん 総務省
-
総務省は「介護福祉士国家資格の受験機会の拡大」について行政相談があったことから、8月6日に厚生労働省に対しあっせんしたことを明らかにした。
資料によると、介護福祉士国家試験は毎年1回実施されているが、受験者数は年々増加傾向にあり、平成18年は17年に比べ約1.4倍の約13万人、平成19年では約14万6千人となっている(p1参照)(p4参照)。このような現状から、「試験日は受験のため多くの職員が職場を離れるこ・・・
-
2007年08月02日(木)
ペインクリニック専門医などが広告可能に 厚労省通知
-
厚生労働省はこのほど、都道府県の衛生主管部(局)長宛てに、広告することができる医師等の専門医に関する資格名を追加する旨を通知した(p1参照)。
通知によると、平成19年8月2日付けで「大腸肛門病専門医」「婦人科腫瘍専門医」「ペインクリニック専門医」の3つの資格名が、新たに広告可能となった(p1参照)。
また、日本看護協会の、「感染症看護専門看護師」や「緩和ケア認定看護師」など、8つの専門性に関す・・・
-
2007年08月02日(木)
治験活性化5カ年計画実現に向け、具体的検討開始 治験中核病院等協議会
-
厚生労働省が8月2日に開催した「治験中核病院・拠点医療機関等協議会」の初会合で配布された資料。この協議会は、厚労省や文科省が助成する研究事業に参加する機関が相互に連携し、「新たな治験活性化5カ年計画」に基づいて効率的な治験・臨床研究を実施できる体制を構築するために設置された。
この日は関係各省及び団体より、治験中核病院・拠点医療機関への要望が述べられ、(1)厚労省(p13~p18参照)(2)文科省・・・
-
2007年08月02日(木)
膀胱水圧拡張術を、新たな先進医療技術として承認
-
厚生労働省が8月2日に開催した先進医療専門家会議で配布された資料。この日は、先進医療の科学的評価(6月受付分)と届出状況(7月受付分)の報告が行われた。
6月受付分の新規技術では「膀胱水圧拡張術」が、先進医療として認められた(p5参照)。膀胱水圧拡張術は、腰椎麻酔下または全身麻酔下に、膀胱内に水を注入して膀胱を拡張し数分後に水を抜く技術で、間質性膀胱炎の患者の半数以上で、症状の消失・軽減がみられる・・・
-
2007年08月01日(水)
新人助産師研修を行う指導者研修の実施希望機関を募集 厚労省事務連絡
-
厚生労働省はこのほど都道府県の看護行政担当者宛てに、新人助産師の研修を行う指導者に対する研修の実施に関する事務連絡を行った。
新人助産師臨床実践能力向上推進事業(指導者研修)は、新人助産師に対する研修の指導者に対し、卒後教育の考え方、方法論、教育研修指導としての実践などを系統的に研修させることで、助産師の資質向上と医療安全の確保を図ることを目的としている。事務連絡では、実施要綱が示され・・・
-
2007年08月01日(水)
「認定看護師」17分野合計で3000人超 日看協
-
日本看護協会が8月1日に公表した2007年の認定看護師の認定審査の結果。日看協は2007年の合格者として909人を新たに認定(合格率95.6%)し、これにより認定看護師は17分野合計で3383人となったと報告している(p1参照)(p2参照)。
また、これまで未承認だった(1)緩和ケア(2)集中ケア(3)認知症看護(4)皮膚・排泄ケア(5)不妊症看護―の5分野の認定看護師の名称を変更・再申請し、全ての分野が広告可能となっ・・・
-
2007年07月31日(火)
薬剤師の再教育制度について報告書を公表 厚労省
-
厚生労働省は7月31日に「薬剤師の行政処分の在り方等に関する検討会」でまとめた最終報告書を公表した。報告書は、(1)薬剤師の行政処分と再教育研修制度の概要(2)再教育研修の在り方(3)薬剤師の行政処分の在り方―等についてまとめられている。
再教育研修は、「戒告」「1年未満の業務停止」「1年以上3年以内の業務停止」「免許取り消し」の処分を受けた薬剤師を対象に、それぞれの処分の種類に合わせて、倫理の保持を含・・・
-
2007年07月31日(火)
国立病院機構からの派遣医師の給与を地方公共団体が負担 総務省通知
-
総務省は7月31日付けで都道府県総務部長宛てに、「緊急臨時的医師派遣システム」によって国立病院機構が派遣した医師の給与を、地方公共団体が負担できる旨を通知した。
この通知により、地方財政再建促進特別措置法の施行規則の一部が改正され、地方公共団体から支出が認められる独立行政法人に、国立病院機構が追加された。これを受けて、国が医師不足地域に対して医師派遣を行う「緊急臨時的医師派遣システム」によって、地・・・
-
2007年07月30日(月)
病院・診療所と老健等併設の場合は設備共用を認める 厚労省通知
-
厚生労働省は7月30日付けで都道府県知事宛てに、病院・診療所と老健または特別養護老人ホームの併設に関する通知を出した。
通知では、「介護老人保健施設等」の範囲を明示した上で、病院や診療所と併設する場合は、表示等によってそれぞれの区分をできるかぎり明確にするよう求めている(p2参照)。その他、施設や構造設備の共用や人員についても、留意事項をまとめている(p2~p3参照)。
設備の共用については、そ・・・
-
2007年07月30日(月)
医療機関との併設について、老健施設基準一部改正
-
厚生労働省が7月30日付けで都道府県介護保険担当宛てに出した通知で、老健の人員や施設・設備に関する基準を一部改正するもの。厚労省は同日付けで「病院又は診療所と介護老人保健施設等との併設等について」の通知を出しており、病院・診療所と老健等が併設する場合は、各施設での設備共用を概ね認めた。
これを受けて、これまで「介護老人保健施設の人員、施設及び設備並びに運営に関する基準」で、玄関やエレベーター等に限・・・
-
2007年07月30日(月)
改正感染症法における結核の入退院基準案を提示
-
厚生労働省が7月30日に開催した厚生科学審議会の「感染症分科会結核部会」で配布された資料。この日は、結核に係る入退院基準等について議論された。結核の入退院基準法案は、平成19年3月に結核予防法が廃止され、感染症の法律に統合したことを受けて提示されたもの(p6~p10参照)。
旧法では、入院基準は「2週間以内に喀痰塗抹陽性の所見が得られ肺結核や呼吸器結核の患者が、総合的に判断して同居者に結核を感染させるお・・・
-
2007年07月30日(月)
病院薬剤師のあるべき業務と役割を明確化 検討会報告書案
-
厚生労働省が7月30日に開催した「病院における薬剤師の業務及び人員配置に関する検討会」で配布された資料。この日は、当検討会の報告書(案)が提示された(p3~p15参照)。
報告書案では、病院薬剤師のあるべき業務と役割や人員配置のあり方などが示されている。病院薬剤師の業務は、(1)医療・薬物治療の安全確保と質の向上のための業務(2)医療の安全確保のための情報に関する業務(3)その他取り組むべき業務―の3点に・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。