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2011年04月05日(火)
[放射線] 魚介類の放射性ヨウ素規制値、当面、野菜等と同じ値に設定
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厚生労働省は4月5日に、魚介類中の放射性ヨウ素に関する暫定規制値の取扱いについて公表した。
福島第一原子力発電所の事故に伴い、水道水や食品への放射性ヨウ素を初めとする放射性物質残留が懸念されているが、魚介類については放射性ヨウ素の暫定規制値が定められていなかった。しかし、このたび魚介類から相当程度の放射性ヨウ素が検出されたため、暫定規制値を定めたもの(p1参照)。
具体的には、当分の間、「野菜・・・
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2011年04月04日(月)
[放射線] 食品中の放射性物質についての規制値、当面は修正せず 厚労省
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厚生労働省は4月4日に、食品中の放射性物質に関する暫定規制値の取扱い等について公表した。これは、食品安全委員会の緊急とりまとめを受けてのもの。
福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質が飛散し、土壌や大気中はもとより、水道水や野菜等の食品からも放射性物質が検出されている。こうした背景を受け、国で定められた暫定規制値を修正すべきか否かが議論されていた。
この点につき厚労省は、放射性物質の放出が・・・
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2011年03月31日(木)
[特定健診] 平成23年度の特定健診費等への国庫補助を通知 厚労省
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厚生労働省は3月31日に、国民健康保険特定健康診査・保健指導費の国庫負担に関する通知を発出した。特定健康診査と保健指導は、いわゆるメタボリックシンドローム対策として平成20年度から導入された。医療保険者は40歳以上の被保険者等に対して、特定健診・保健指導を行わなければならない。
本通知は、平成23年度における、特定健診・保健指導への国庫補助について規定するもの。事業費の3分の1を国が負担することや、交付手・・・
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2011年03月31日(木)
[インフル] 新型インフル(A/H1N1)、今後は『季節性』として扱う
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厚生労働省は3月31日に、新型インフルエンザ(A/H1N1)に係る季節性インフルエンザ対策への移行について公表した。
新型インフルエンザ(A/H1N1)の今シーズン(2010年~2011年)の流行状況については、現在は流行がほぼ治まった状況となっている。また、今シーズンは、死亡者・重症患者の例が、昨シーズンに比べ高い年齢層に移行しているほか、A香港型やB型ウィルスも検出されているなど、季節性インフルエンザと異なる大き・・・
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2011年03月29日(火)
[予防接種] 被災避難者が子宮頸がんワクチン接種希望、避難先で対象に
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厚生労働省は3月29日に、子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業に関するQ&A(自治体向け)を公表した。
Q&Aでは、大きく(1)小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの接種一時的見合わせと再開(13問)(p1~p2参照)(2)子宮頸がんワクチンの供給不足(11問)(p2~p3参照)(3)平成23年東北地方太平洋沖地震への対応(4問)(p3~p4参照)―の3項目に分類し、まとめられている。
(2)の子宮頸がんワクチンの供給不・・・
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2011年03月29日(火)
[予防接種] 小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチン、4月1日から接種再開
- 厚生労働省は3月29日に、小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンの接種を4月1日より再開すると公表した。小児用肺炎球菌ワクチン及びヒブワクチンは、同時接種後の死亡報告が複数あったため、平成23年3月4日より一時的に接種を見合わせていた。3月24日に行われた厚労省の検討会による「小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性の評価結果について」を踏まえ、安全性に懸念はないとして、再開を決めたもの(p1参照)。・・・
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2011年03月29日(火)
[健康] 避難所での「生活不活発病」を危惧、予防マニュアルを公表
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厚生労働省は3月29日に、介護保険最新情報vol.185を公表した。今回は、「東北地方太平洋沖地震による避難生活に伴う心身の機能の低下の予防」に関する事務連絡を掲載している。
今般の東北地方の震災により、避難生活を余儀なくされている高齢者等については、生活の不活発化を原因とする心身の機能低下、いわゆる「生活不活発病」の発症が危惧されている。生活不活発病を予防するためには、避難生活においても生活を活発にす・・・
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2011年03月25日(金)
[予防接種] 子宮頸がん予防ワクチン、持続効果が6.4年というわけではない
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政府は3月25日に、子宮頸がん予防に向けたワクチン接種に関する質問に対する答弁書を公表した。
参議院議員は、子宮頸がん予防に向け、全国の自治体がヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を実施するため、国が平成22年より公費助成をスタートしたことに関連し、現政権の見解を問うとしている。
質問内容は(1)現在、全国で接種されているワクチン「サーバリックス」の効果と副作用(2)ワクチンの効果の持続期間や・・・
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2011年03月25日(金)
[健康] 被災地でこころのケア、情報提供のリンク先を更新
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厚生労働省は3月25日に、3月15日にとりまとめた「被災地での健康を守るために」について、情報を更新したことを明らかにした。
今回更新されたのは、リンク先の追加など。(財)日本障害者リハビリテーション協会情報センターの「災害時の高齢者・障害のある方への支援」や、こころのケアとして(独)国立精神・神経医療研究センターのホームページなどを追記している(p1~p6参照)。
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2011年03月25日(金)
[放射線] 安定ヨウ素剤の自己判断飲用は避けるなど、国民向けQ&A 厚労省
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厚生労働省は3月23日に、放射線の影響に関する健康相談に係る情報提供について、事務連絡を行った。これは、福島第一原発の事故により、放射線に対する国民の不安が広がっていることから、不安払拭に向けて、一般国民向けに放射線の健康影響に関するQ&Aをまとめたもの(p1~p3参照)。
たとえば、「雨に濡れても平気か?」という疑問には、「雨による健康影響はない」と答えたうえで、気になるようであれば、(1)急ぎの用事・・・
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2011年03月24日(木)
[放射線] ヨウ素含む水の短期摂取は問題なし、水分摂取優先 小児科学会
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- 「食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値100Bq/キログラムを超過する濃度の放射性ヨウ素が測定された水道水摂取」に関する、日本小児科学会、日本周産期・新生児医学会、日本未熟児新生児学会の共同見解(3/24)《日本小児科学会》
- 発信元:日本小児科学会等 カテゴリ: 保健・健康
各自治体から、乳児による水道水の摂取を控えるよう呼び掛けが行われている。そのため、各地域で、乳児のいる家庭、乳児を預かる保育所、乳児が入院する病院等で大きな混乱が起き・・・
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2011年03月24日(木)
[予防接種] 小児用肺炎球菌とヒブの同時接種、保護者の同意を得て実施
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厚生労働省は3月24日に、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンの安全性の評価結果を公表した。
平成23年3月2日以降、小児用肺炎球菌ワクチン、ヒブワクチンを含むワクチン同時接種後の乳幼児において7件の死亡例が報告されている。厚労省の調査会・検討会では、全死亡例について、解剖所見、カルテ等から疾病の経過や疾病の重篤度について詳細な情報を入手し、評価を実施(p5~p6参照)。その結果、「現段階の情報において・・・
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2011年03月23日(水)
[放射線] 福島と東京に、乳児による水道水の飲用を控える広報を依頼
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厚生労働省は3月23日に、福島県および東京都における水道水中の放射性物質の検出について発表した。
厚労省は、政府および東京都水道局が実施した、福島県と東京都の水道水の放射性物質の測定結果を踏まえ、新たにいわき市および東京都に対し、該当する水道水の乳児による飲用(乳児用調整粉乳を水道水で溶かして乳児に与えること等)を控えるよう広報を依頼した。
調査結果では、「乳児用の指標値(放射性ヨウ素)」を超過・・・
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2011年03月22日(火)
[健康] 日本栄養士会に栄養・食生活の支援について協力依頼
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厚生労働省が3月22日に行った、東北地方太平洋沖地震に伴う災害発生により避難所等で生活する者への栄養・食生活の支援についての事務連絡。
今般発生した震災により、避難所等での生活が長期化することが予想される。さまざまな健康への影響が懸念される中、特に生活習慣病などの罹患者をはじめ、病状や健康状態の悪化を防ぐため、食生活等の管理に配慮した継続的な相談支援を行うことが重要となってくる。
そこで、厚労省・・・
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2011年03月22日(火)
[社会保障] 本人のみの了知事項を述べれば、住民票の写し等を交付
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総務省は3月22日に、「東北地方太平洋沖地震等に伴う住民票の写し等の交付に係る本人確認について(通知)」の発出を行った。
これは、今般の東北地方の震災により、住民が身分証明書等、本人であることを確認するための書類を滅失している場合もあることから、住民票の写し等の交付について示したもの。具体的には、(1)同一世帯の住民基本台帳の記載事項(世帯構成、同一世帯の者の生年月日、世帯の構成員が1人である場合は・・・
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2011年03月22日(火)
[母子保健] 被災妊産婦・乳幼児には国庫負担で必要なケア、支援が可能
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- 東北地方太平洋沖地震で被災した妊産婦、乳幼児の住居の確保及び出産前後の支援について(3/22付 事務連絡)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 保健・健康
避難所での生活を余儀なくされている被災者の中でも、妊産婦および乳幼児については、早期の住居確保と継続的な支援が必要とされている。特に、被災地、避難先において出産した場合、産後の不安定な状況の中で新生児を連れて帰る場所がない場合等もあるとして、少なくとも産後1ヵ月程度安定し・・・
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2011年03月21日(月)
[放射線] 除染が必要となる放射線量の基準を10万cpmへ引上げ 厚労省
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厚生労働省は3月21日に、放射線の影響に関する健康相談について、一部修正および追加を行った。
厚労省は3月18日付の事務連絡「放射線の影響に関する健康相談について(依頼)」(p4~p13参照)で、除染が必要となる放射線量の基準(スクリーニングレベル)を1万3000cpmとしていた。今般、原子力安全委員会より、この基準を10万cpmへ変更することが示されたため、「放射線の影響に関する健康相談の流れ」(p2参照)につ・・・
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2011年03月18日(金)
[健康] 避難している妊産婦・乳幼児・子どもに対する支援ポイント
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- 東北地方太平洋沖地震で被災した妊産婦及び乳幼児に対する保健指導について(3/18付 事務連絡)
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 保健・健康
今般の東北地方の震災によって、避難所等での生活を余儀なくされた方々の身体的、精神的な健康への影響が生ずることが想定される。事務連絡では、「避難所等で生活する妊産婦、乳幼児に対する支援のポイント」(p2~p3参照)や、「避難している子どもたちへの支援のポイント」(p4参照)をまとめて・・・
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2011年03月18日(金)
[放射線] 安定ヨウ素剤の配布・投与には、医療関係者の派遣を
- 厚生労働省は3月18日に、安定ヨウ素剤の配布・投与に当たって事務連絡を発出した。東電第一原子力発電所の事故に伴い、福島県三春町において3月15日、安定ヨウ素剤が配布された。また、同16日には、原子力災害対策現地本部長より、「避難地域(半径20Km以内)からの避難時には、安定ヨウ素剤を投与すること」といった指示が行われた。同指示においても、「投与に際しては、ヨウ素アレルギーと甲状腺疾患に気をつけ、医療関係者の・・・
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2011年03月18日(金)
[健康] 被災地で心身の機能の低下予防、積極的に体を動かしましょう
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厚生労働省は3月18日に、3月15日にとりまとめた「被災地での健康を守るために」について、情報を更新したことを明らかにした。
今回更新されたのは、「2(5)心身の機能の低下予防」、「2(6)歯と口の清掃・入れ歯」、「5 妊婦さん、産後まもないお母さんと乳幼児の健康のために」の充実、など(p2~p9参照)。
心身の機能の低下予防では、災害時の避難所生活では、体を動かす機会が減ることで、特にお年寄りの場合には、・・・
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2011年03月17日(木)
[放射線] 制限値超える放射性物質含む食品、販売しないよう通知 厚労省
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厚生労働省は3月17日に、放射能汚染された食品の取扱いについて事務連絡を行った。
福島第一原子力発電所の事故に伴い、放射性物質の食品への影響が懸念されている。このため、事務連絡では「当分の間、原子力安全委員会より示された指標値を暫定規制値とし、これを上回る食品については、食用に供されることがないよう販売その他について十分処置されたい」と都道府県等に依頼している(p1参照)。
資料では、原子力安・・・
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2011年03月15日(火)
[災害医療] 被ばくや長引く避難生活での健康対策、情報提供団体を案内
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厚生労働省は3月15日に、被ばく対策の情報について事務連絡を発出した。今般の東北地方太平洋沖地震は未曾有の大地震で多くの尊い命が失われ、福島第一原発事故に伴い、その周辺では住民への避難指示が出ている。
そのため、被ばくへの対策も問題になっていることから、(1)原発事故による被ばくを防ぐにはどうしたらよいか(2)長引く避難生活での健康への影響をどう抑えるか―などの対処法や注意点、原子力災害が発生した際・・・
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2011年03月15日(火)
[放射線] 水が使える場合、洗髪・洗顔で放射性物質の除染可能 放医研
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- 一般的な除染の方法(水が利用できる方へ)(3/15)《放医研》
- 発信元:放射線医学総合研究所 カテゴリ: 保健・健康
このほか、資料2として「一般的な除染の方法(水が利用できない方へ)」&・・・
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2011年03月15日(火)
[健康] 被災地で人工透析を必要とする慢性腎不全等の方々、今すぐ相談を
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厚生労働省は3月15日に、「被災地での健康を守るために」と題した資料を公表した。これは、平成23年3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震により、被災地での避難所等における生活が長期に及ぶ可能性があり、さまざまな健康への影響が懸念されることから、健康を守るための対策をとりまとめたもの。
資料では、(1)生活・身の回りのこと(2)病気の予防(3)こころのケア(4)慢性疾患の方々へ(5)妊婦さん、産後まもない・・・
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2011年03月14日(月)
[難病対策] 特定疾患治療研究事業の高額療養費多数回該当、確認徹底を
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厚生労働省はこのほど、特定疾患治療研究事業における多数回該当の適用の確認等に関する通知を発出した。
高額療養費制度においては、限度額超過が一定期間の間に3回以上発生した場合には、患者負担上限をさらに軽減する「多数回該当」という仕組みが設けられている。特定疾患治療研究事業の対象療養に係る高額療養費については、平成21年5月1日から、所得区分に応じた自己負担限度額が導入され、それに伴い、具体的なレセプト・・・
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