-
2013年01月17日(木)
[病院] 24年9月、1日平均入院患者数・外来患者数ともに大幅減
-
厚生労働省は1月17日に、平成24年9月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は、127万4865人(前月比1万856人減)となっている。一般病床の1日平均患者数は67万473人(前月比9042人減)、外来患者数は134万541人(前月比8万2611人減)となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は78.3%で、うち一般病床は70.9%、介護療養病床は93.2%だった(p1参照)。
ま・・・
-
2013年01月17日(木)
[難病対策] 難病手帳(カード)へ本人証明機能等を付与し、社会参加を支援
-
厚生労働省は1月17日に、「難病対策委員会」を開催した。この日の議題は、(1)難病手帳(カード)(仮称)の在り方(2)難病対策の改革(提言・素案)―の大きく2点。
(1)の難病手帳(以下、手帳)について、前回(12月6日)会議を受け「新たにまったく別のシステムとして手帳を交付するのではなく、既存のものに似たような機能を付加する」方向で了承している(p7~p8参照)。具体的には、厚労省当局より、(i)難病患者・・・
-
2013年01月17日(木)
[経営] 医療・福祉貸付利率、新築・増改築等0.1ポイント引上げ
-
独立行政法人福祉医療機構は1月17日付で、医療貸付および福祉貸付の利率を変更した。
医療貸付利率表(固定金利)によると、病院、診療所、介護老人保健施設、指定訪問看護事業、助産所・医療従事者養成施設において、機械購入資金・長期運転資金は、すべて1.00%で前月から据置き、それ以外の貸付利率はすべて0.1ポイント増となっている(p1参照)。
具体的には、病院の新築・増改築甲種(病床不足地域)の償還期間20年・・・
-
2013年01月15日(火)
[医師] なりすまし医師防ぐために、医師等資格確認検索システムを改修
-
厚生労働省は1月15日に、「なりすまし医師への対応」策について発表した。
東京都板橋区の病院で、平成22~23年の間、医師になりすました男が健康診断の問診を行うなど、「なりすまし医師」の問題がクローズアップされている。
厚労省は、これまでにも、医療機関に対して本人確認(戸籍の写し等)、医師資格(医師免許証の原本)の確認を行うよう指導している(p4~p6参照)が、「なりすまし医師」は後を絶たない。
そこ・・・
-
2013年01月11日(金)
[病院] 医療法人社団直和会に「DBJ ビジョナリーホスピタル」による融資
-
- 医療法人社団直和会に対し、「DBJ ビジョナリーホスピタル」に基づく融資を実施-高度な医療機能の提供と防災および事業継続への取り組みを評価-(1/11)《日本政策投資銀行》
- 発信元:株式会社日本政策投資銀行(DBJ) カテゴリ: 医療提供体制
「DBJ ビジョナリーホスピタル」とは、日本医療機能評価機構による「病院機能評価」の認定病院を対象に、DBJが独自開発した環境評価・BCM(事業継続マネジメント)評価システムにより、環境配慮・防災および事業継続対策に優れていることを評価・認定された病院。この評価に応・・・
-
2013年01月11日(金)
[病床機能] 病床機能報告制度、根本部分で委員の見解異なり、議論前進せず
-
厚生労働省は1月11日に、「病床機能情報の報告・提供の具体的なあり方に関する検討会」を開催した。
この日は、「医療機能ごとの報告事項」と「病床機能情報の提供」について議論する予定であったが、より根本的なテーマが議論の中心となった。
厚労省当局からは、「医療機能ごとの報告事項」に関して、(1)医療現場の混乱が少なく、追加的な負担が生じないような仕組みとするために、どのような報告内容や報告方法が適・・・
-
2013年01月10日(木)
[医療提供体制] 医療法人の太陽光電力の売電、非営利性に反しないよう留意
-
厚生労働省は1月10日に、医療法人における太陽光発電の取扱いについて事務連絡を行った。
平成24年7月より、太陽光発電から得た電気の全量を電力会社に売電する「全量買取制度」が開始されている。これにともない、医療法人における売電について、(1)余剰電力の買取制度(2)全量買取制度(3)全量買取制度を行っている事業者への医療法人が所有する不動産の貸与―の3項目の取扱いを整理している。
(1)の余剰電力の買取制・・・
-
2013年01月10日(木)
[医療提供体制] 患者・家族の相談等に対応する「医療対話推進者」の養成を
-
- 「医療対話推進者の業務指針及び養成のための研修プログラム作成指針―説明と対話の文化の醸成のために―」の送付について(1/10付 通知)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医政局 総務課 カテゴリ: 医療提供体制
より良い医療を提供するためには、医療者が「患者・家族に分かりやすく医療内容等を説明し、同意と理解を得る」ことや、「患者の(なかなか表に出せない)本心を探り出す」ことが必要である。
このためには、医療提供側と患者・家族との対話が重要となる。そこ・・・
-
2013年01月09日(水)
[外国人患者] 外国人患者への医療、診療報酬価格に上乗せすべき 野村総研
-
- Medical Excellence JAPAN セミナー「医療の国際化~外国人患者受入の現状と今後の対応~」医療機関における外国人患者の受入れについて(1/9)《野村総合研究所》
- 発信元:株式会社 野村総合研究所 カテゴリ: 医療提供体制
野村総研公共経営コンサルティング部の小松グループマネージャーは、(1)医療機関における国際医療交流の現状(2)医療機関における外国人患者受入れの流れ(3)外国人患者受入れの際の価格設定―の大きく3点について説明。
(1)では、(i)12.7%の医療・・・
-
2013年01月09日(水)
[医師] 外国人でも住民票取得可、医師免許申請等では外国人も住民票を添付
-
厚生労働省は1月9日に、「医師法施行規則等の一部を改正する省令」の施行に関する通知を発出した。
出入国管理法などの一部改正に伴って外国人登録法が廃止され、住民基本台帳法の改正により外国人についても住民票が作成できることとなった。
これに伴い、日本国籍を有していない医師や歯科医師、薬剤師、保健師、助産師、看護師、理学療法士、作業療法士などについて、免許申請等を行う際の必要書類が明確化されている・・・
-
2012年12月27日(木)
[医療提供体制] 放射性同位元素の使用に関する取扱い通知、留意事項を整理
-
厚生労働省は12月27日に、「医療法施行規則の一部を改正する省令の施行等について」の一部改正に関する通知を発出した。
ここでは、「陽電子断層撮影診療用放射性同位元素」の使用場所制限に関する規定を一部見直している。
放射性同位元素とは、同じ元素でありながら、原子核に含まれる中性子の数が異なるもの。放射線を発する力(放射能)があることから、被曝を防ぐために、保管や使用にあたっては慎重な取扱いが求められ・・・
-
2012年12月27日(木)
[がん対策] 小児がん拠点病院指定に向け、九大病院等からヒアリング
-
- 小児がん拠点病院の指定に関する検討会(第3回 12/27)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
厚労省には37の病院から小児がん拠点病院への指定申請が行われ(p16参照)、書類選考の結果、22病院がヒアリングに進んでいる(p6参照)。
この日は、(1)九大病院(p18~p37参照)(2)鹿児島大病院(p38~p55参照)(3)京大医学部附属病院(p56~p74参照)(4)京都府立医大小児医療センター(p75~p94参照)(5)大阪府・・・
-
2012年12月27日(木)
[終末期医療] 末期がん、認知症等の際、最期をどう迎えたいかで意識調査
-
厚生労働省は12月27日に、「終末期医療に関する意識調査等検討会」の初会合を開催した。
終末期医療をめぐっては、昭和62年から断続的に検討が進められてきた(p6参照)。たとえば、「自身の最期は自分で決める」というリビング・ウィルを法律で定めるべきか否か、尊厳死を法律上認めるべきか否か(医師の刑事・民事責任を免除する)などについて、医療・福祉関係者、患者・国民、法律家などが、さまざまな角度から議論を・・・
-
2012年12月26日(水)
[専門医] 総合的な診療能力を持つ医師、専門医の1区分としては総合診療医に
-
厚生労働省は12月26日に、専門医の在り方に関する検討会を開催した。この日は、総合医・総合診療医に関する論点整理を行っている。
厚労省当局が示した論点整理案では、次のような点をどう考えるかという具合に示されている。
(1)総合医・総合診療医・プライマリケア医などの定義を明確にしたうえで、名称を「総合医」に統一して整理する(p24参照)
(2)専門医の1区分として導入する総合的な診療能力を持った医師の名・・・
-
2012年12月25日(火)
[がん対策] 小児がん拠点病院指定に向け、北大病院等からヒアリング
-
- 小児がん拠点病院の指定に関する検討会(第2回 12/25)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
小児がんは、症例が少ないために効果的な治療法等の研究がなかなか進まない。そこで国は、「小児がん拠点病院」を全国に10ヵ所程度指定し、そこで集中的な治療・研究を行う方針を固めている。患者が「小児」であるため、がん治療の実績や体制整備のみならず、学習環境や保護者の宿泊環境なども・・・
-
2012年12月21日(金)
[病院] 社会保険病院等で財務上の問題発覚、原因究明と再発防止急ぐ
-
厚生労働省は12月21日に、「独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構(RFO)による社会保険病院等の財務及び内務統制に関する調査」の結果を発表した。
年金保険料が、保養所などの施設整備に流用されていたことを受け、国は平成17年にRFOを設立し、年金保険料等で設立された福祉施設等の譲渡・廃止を進めている。
その中には社会保険病院等も含まれ、やはり民間や自治体等への譲渡が進められている。また、譲渡に至って・・・
-
2012年12月21日(金)
[医療提供体制] 一般病床1002床減、療養病床162床増 医療施設動態調査
-
厚生労働省は12月21日に、平成24年10月末の「医療施設動態調査(概数)」を公表した。
厚労省によると、病院の施設数は前月から3施設減少して8562施設、病床数は1018床減少し、157万7236床となっている。このうち、一般病床は1002床減少の89万7164床だった。療養病床は162床増加して、32万9050床になっている(p1参照)。
一般診療所の施設数は、57施設増加して10万208施設。増減の内訳をみると、有床診療所が34施設減少・・・
-
2012年12月20日(木)
[認知症] 青梅成木台病院等2病院、新たに都の認知症疾患医療センターに指定
-
東京都は12月20日に、認知症疾患医療センターを新たに2病院指定したことを公表した。
都では、地域における認知症疾患の保健医療水準の向上を図るため、(1)専門医療相談の実施(2)認知症の診断と対応(3)身体合併症・周辺症状への対応(4)地域連携の推進(5)専門医療、地域連携を支える人材の育成(6)情報発信―などを役割とする「認知症疾患医療センター」の整備を進めている(p2参照)。
今般、平成24年4月に指・・・
-
2012年12月19日(水)
[臨床研修] 臨床研修見直しに向け論点整理、基幹型の指定基準がポイントに
-
厚生労働省は12月19日に、「臨床研修制度の評価に関するワーキンググループ」を開催した。この日は、これまでの議論を踏まえて論点整理を行った。
医師臨床研修制度は、平成16年度に大幅な見直しが行われた。その柱は、(1)臨床に携わる医師には、2年間の臨床研修を義務化する(2)研修は、内科・外科・麻酔科を中心とした複数の診療科で行う(スーパーローテート方式)(3)研修先は、研修医と医療機関の希望をコンピュータ・・・
-
2012年12月19日(水)
[緩和ケア] がん診療連携拠点病院に、緩和ケアの司令塔となるセンター設置
-
- 緩和ケア推進検討会(第7回 12/19)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
平成24~28年度を対象とした、新たな「がん対策推進基本計画」では、柱の1つに「早期からの緩和ケアの推進」を据えている。諸外国では、がん診断直後から緩和ケアを導入することで、患者のQOLを高めるとともに、治療成績も上がっているという。
我が国でも、がん診療連携拠点病院では緩和ケア関連項目が指定要・・・
-
2012年12月19日(水)
[肝炎対策] 医療連携等でさらなるウイルス肝炎対策を充実 東京都
-
東京都は12月19日に、東京都肝炎対策指針を公表した。
都ではB型およびC型肝炎ウイルスの感染者の早期発見、早期治療による肝がんへの進行予防を目標とした「東京都ウイルス肝炎受療促進集中戦略」(集中戦略)を、平成19~23年度の5年間実施してきた。この間の受診勧奨、医療連携の推進、医療費助成等の施策により、受検者は約54万5000人、医療費助成利用者は1万4000人に達するなど、早期発見・受療促進に大きな成果があった・・・
-
2012年12月18日(火)
[病院] 自治体病院の運営を補助する特別交付税、精神病床等で手厚く
-
- 平成24年度 自治体病院事業に対する特別交付税について(12/18)《全国自治体病院開設者協議会》
- 発信元:全国自治体病院開設者協議会、全国自治体病院協議会 カテゴリ: 医療提供体制
これは、総務省による自治体病院運営に対する補助(特別交付税)について知らせるもの。総額で938億円となっている(p1参照)。
目立つものをあげると、道府県等の経営する病院のうち、(1)小児医療を提供する病院では、1病院あたり1312万5000円(2)救・・・
-
2012年12月17日(月)
[医療安全] 放射線検査時に患者氏名の確認不足による取違えが6件
-
- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.73(12/17)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医療提供体制
今回は「放射線検査での患者取り違え」を掲載している。2008年1月1日~2012年10月31日までの間に、放射線検査で患者氏名の確認が不十分であったため、違う患者が入室したにもかかわらず、そのまま検査が行われた事例が6件報告されている(p1参照)。
ある事例は、患者を名字のみで呼入れ、患者自身に氏名を名乗ってもらう確認を怠ったため、患者を取違・・・
-
2012年12月14日(金)
[医療安全] 小児用医薬品のさらなる安全・安心のためデータベース構築
-
厚生労働省は12月14日に、「小児と薬情報収集システム検討会」の設置について発表した。
厚労省は平成24年度より、小児に用いられる医薬品の安全性情報を正確に把握し活用することを目的とした「小児と薬情報収集ネットワーク事業」を開始し、国立成育医療研究センターに「小児と薬情報センター」を設置している(p1参照)。
小児用医薬品は治験が難しく、採算性が乏しいことから安全性・有効性の評価が難しく、小児用量・・・
-
2012年12月14日(金)
[がん対策] がん医療格差等是正に向け、がん診療連携拠点病院の要件見直し
-
- がん診療提供体制のあり方に関する検討会(第1回 12/14)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
がんは、我が国において死亡原因のトップであり、死亡割合も依然増加を続けている。そのため国は、全国どこでも質の高いがん医療を受けることができる体制を目指し、「がん診療連携拠点病院」の整備を進めている。
平成24年4月1日現在、全国で397施設が拠点病院に指定されている(p17参照)(p113~p122参照)。
ただし、・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。