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2013年11月29日(金)
[医学部] 東北地方に震災復興等のため医学部新設を1校に限り認可 文科省
- 文部科学省は11月29日に、「東北地方における医学部設置認可に関する基本方針」を公表し、東北地方において1校に限り医学部新設を可能にすると発表した(p1参照)。 基本方針では、震災からの復興、今後の超高齢化と東北地方における医師不足、原発事故からの再生といった要請があり、東北地方に1校に限定して医学部新設の認可を行うことを可能にするとしている。最短で平成27年4月からの開学が可能になるよう、医学部設・・・
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2013年11月28日(木)
[医療保険] 混合診療テーマに規制改革会議が公開討論会を開催
- 内閣府は11月28日に、規制改革会議の「公開ディスカッション」を開催した。 そこでは「保険診療と保険外診療の併用療養制度」が議論のテーマとして取上げられ、さまざまな意見が出されている。 たとえば、Aさんが「保険診療Xと保険診療Y」を受けた場合、自己負担はXとYの合計額の3割となる。一方、Bさんが「保険診療Xと保険外診療Z」を受けた場合、現行制度では、原則としてXとZの全額を自己負担しなければならない・・・
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2013年11月22日(金)
[死因究明] 監察医制度を全国展開、大学法医学教室の教授を監察医に任命
- 内閣府は11月22日に、死因究明等推進計画検討会を開催した。 この日は、死因究明を行う専門的な機関の整備をテーマに、(1)厚生労働省(2)岩瀬、久保、福永専門委員グループ(3)福永専門委員(4)内閣府―からヒアリングを行った(p1参照)。 (1)の厚生労働省は、医療事故の安全を確保する仕組みについて説明(p2~p12参照)。同省の「医療事故に係る調査の仕組み等のあり方に関する検討部会」のとりまとめを踏まえ・・・
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2013年11月20日(水)
[行政改革] 診療報酬改定で本体と薬価は独立して決定を 行政事業レビュー
- 政府は11月20日に、行政改革推進会議を開催した。 この日は行政事業レビューのとりまとめ案が報告された。 行政事業レビューとは、(1)各府省が自律的に(2)予算要求の前に(3)全ての事業について、予算の支出先と使途の実態を国民に明らかにし(4)事業仕分けの手法も用いながら点検し、その結果を次年度予算要求や執行等に反映させる―というもの。国の事業全体を仕分けるために「国丸ごと仕分け」とも言われている。 厚・・・
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2013年11月18日(月)
[先進医療] 腹部・骨盤部腫瘍の凍結治療、部会で先進医療Bとして適と判断
- 厚生労働省は11月18日に、先進医療技術審査部会を開催した。 この日は、これまでに「継続審議」と評価された技術について再評価を行うなどした。 継続審議となっていた技術は次の3件。(1)進行胃がん、腹膜播種性転移、がん性腹水に対する『術中腹腔内温熱化学療法』(2)初発中枢神経系原発悪性リンパ腫に対する『照射前大量メトトレキサート療法後のテモゾロミド併用放射線治療+テモゾロミド維持療法』(3)組織学的、ある・・・
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2013年11月15日(金)
[医療安全] 具体的な疑義照会で、薬剤師・医師双方疑問点を理解して確認を
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- 医療事故情報収集等事業 医療安全情報No.84(11/15)《日本医療機能評価機構》
- 発信元:日本医療機能評価機構 カテゴリ: 医学・薬学 医薬品・医療機器
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2013年11月14日(木)
[病院] 大学病院の診療機能向上等に向け、診療報酬上の措置を自民議連決議
- 自由民主党の「大学病院を支援する議員連盟」は11月14日に、総会を開催した。 この日は、大学病院をめぐる状況について確認したうえで、平成26年度予算編成に向けた決議を行った(p52参照)。 決議では、大学病院は「医療人養成」「新たな医療技術の研究・開発」「高度医療の提供」「地域への医師派遣」などの重要な役割を担っていることを確認。 その一方で、「若手医師の流動化による地域間偏在と慢性的な医師不足」「・・・
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2013年11月14日(木)
[先進医療] 医療上必要な抗がん剤開発に向け、先進医療見直しの具体案提示
- 厚生労働省は11月14日に、先進医療会議を開催した。 この日は、新規技術の振分け(先進医療Bであれば、先進医療技術評価分科会での評価が必要となる)について議論したほか、先進医療制度の運用見直しの具体的方法について厚労省当局から報告を受けた。 先進医療制度の運用見直しは、成長戦略(日本再興戦略)における、ニーズの高い抗がん剤を対象として、「先進医療の審査を大幅に短縮し(現在の6~7ヵ月から、概ね3ヵ月程度・・・
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2013年11月12日(火)
[改定速報] 26年度改定時の保険収載に向けて、525件の学会要望技術を評価
- 厚生労働省は11月12日に、診療報酬調査専門組織の「医療技術評価分科会」を開催した。 この分科会では、関係医学会などから「保険収載してほしい」との要望を受けた医療技術について、有効性・安全性などを審査・評価し、結果を中医協総会に報告する。総会では、平成26年度の診療報酬改定時に、医療上の必要性が高く、有効性・安全性が確保されていると考えられる技術を新たに保険収載することになる。 ちなみに、26年度改定に・・・
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2013年11月07日(木)
[看護] 新人看護職員研修ガイドライン見直しへ検討会発足
- 厚生労働省は11月7日に、「新人看護職員研修ガイドラインの見直しに関する検討会」を開催した。 新人看護職員研修は、看護職員本人の責務として免許を受けた後も臨床研修やその他の研修を受け資質の向上を図るため、平成22年4月1日に「保健師助産師看護師法」および「看護師等の人材確保に関する法律」の一部改正により、努力義務化された(p3~p6参照)。 さらに、23年2月の「新人看護職員研修に関する検討会報告書」で、新・・・
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2013年11月06日(水)
[改定速報] 費用対効果評価、既存薬等を例として具体的検討へ
- 厚生労働省は11月6日に、中医協の「費用対効果評価専門部会」を開催した。 この日は、議論の中間的な整理等を行ったほか、今後の検討項目・スケジュールについて確認した。◆費用対効果評価について、中間整理を専門部会として了承 費用対効果評価は、「将来、医療費が今以上に高騰した際には、新規の医薬品・機器・技術をすべて保険収載することは難しくなるだろう。その際には、保険収載する際のメルクマールとして『新規技術・・・
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2013年10月31日(木)
[診療報酬] 重症筋無力症等の診断に向け、新たな自己抗体検査を保険収載
- 厚生労働省は10月31日に、「検査料の点数の取扱い」に関する通知を発出した。 これは、新たな検査技術の保険導入(10月23日の中医協総会で承認)などに伴い、平成24年度診療報酬改定の解釈通知である「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」(24年3月5日付、保医発0305第1号)を一部改正するもの。 25年11月1日から適用されている(p1参照)。 改正点は次の2つ。 まず、D014【自己抗体検査】に・・・
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2013年10月29日(火)
[保健] 25年度「SIDS」対策強化月間、診断ガイドライン示す
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- 11月は「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の対策強化月間です(10/29)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 母子保健課 カテゴリ: 保健・健康 医学・薬学
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2013年10月23日(水)
[先進医療] 早期胃がんのセンチネルリンパ節生検、先進医療Bとして承認
- 厚生労働省は10月23日に、「先進医療技術審査部会」を開催した。 この日は、これまでに「継続審議」と評価された技術について再評価を行うなどした。 再評価の対象となったのは、早期胃がん(術前診断T1NO、腫瘍長径4cm以下、単発性)に対する「センチネルリンパ節を指標としたリンパ節転移診断と個別化手術の有用性に関する臨床試験」である。 この技術は、がん細胞が周囲のリンパ節へ転移していないかどうかを、見張りリン・・・
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2013年10月22日(火)
[医学研究] 摂食障害の最新研究を都民向けにわかりやすく 都医学研
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- 摂食障害からの回復と社会復帰を考える(10/22)《東京都》
- 発信元:東京都 福祉保健局、東京都医学総合研究所 カテゴリ: 医学・薬学
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2013年10月21日(月)
[臓器移植] 臓器移植関心あり6割、提供意思表示せず8割超 内閣府世論調査
- 内閣府は10月21日に、平成25年の臓器移植に関する世論調査結果を発表した。 調査は臓器移植に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考とするため行われており、3000人を対象に(1)法律・制度に対する関心(2)臓器を提供する・しないの意思表示(3)臓器提供に対する意識(4)臓器移植に関する情報―の4点を中心に質問した(p7参照)。 臓器移植に関する関心は「ある」が57.8%、「ない」が42.2%だった。自己の脳死下・・・
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2013年10月17日(木)
[医学研究] DMD患者、ステロイド使用群で有意に歩行可能期間が延長
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- 筋ジストロフィーに対するステロイド治療の長期効果を立証(10/17)《国立精神・神経医療研究センター》
- 発信元:国立精神・神経医療研究センター カテゴリ: 医学・薬学
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2013年10月09日(水)
[医学研究] 前頭前野と大脳基底核、行動の目的のモニタリングに関与
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- 自分が何をしようとしているのかを忘れない脳のしくみを発見~行動のモニタリングに前頭前野と大脳基底核をつなぐ回路が関与~(10/9)《東京都》
- 発信元:東京都 福祉保健局、東京都医学総合研究所 カテゴリ: 医学・薬学
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2013年10月08日(火)
[医学研究] 省庁横断的な医療関連の研究・開発進めるため、専門調査会発足
- 厚生労働省は10月8日に、「医療分野の研究開発に関する専門調査会」の初会合を開催した。 医療分野の研究開発は、厚生労働省はもとより、科学技術を所管する文部科学省、産業振興を所管する経済産業省など、さまざまな省庁で行われている。そのため、研究テーマ等の重複や、資金・マンパワーの細分化による非効率などが生じていると指摘される。 そこで政府は『健康・医療戦略推進本部』(本部長は内閣総理大臣)を設置し、(1・・・
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2013年10月02日(水)
[医療提供体制] 希望者より大きな提供者からの肺部分移植を認める
- 厚生労働省は10月2日に、「肺移植の基準等に関する作業班」を開き、肺移植希望者(レシピエント)選択基準について検討し、見直しを決めた。 現状では、移植希望者選択基準の適合条件で、血液型などの要件のほか、肺の大きさが提供者(ドナー)と一致していることを要件としており、大きさの適合しない肺の斡旋はなされず移植されていない(p4参照)(p7参照)。 これに対し近年、医学的知見から、肺の大きさがドナー・・・
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2013年09月12日(木)
[先進医療] 先天性高インスリン血症へのオクトレオチド投与療法、条件付適
- 厚生労働省は9月12日に、「先進医療技術審査部会」を開催した。 この日は、新規申請技術について評価を行ったほか、抗がん剤に関する先進医療制度の運用見直(p124~p167参照)しについて厚労省当局から報告を受けた。 新規に申請された技術は次の2件。(1)ジアゾキサイド不応性先天性高インスリン血症(高インスリン血性低血糖症)患者に対する『オクトレオチド持続皮下注射療法』(2)全身性エリテマトーデス患者における・・・
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2013年09月11日(水)
[医学研究] 血栓性疾患における新たな検査法や治療法開発に期待 東京都
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- 血小板膜上の微小領域における血栓形成の仕組みを解明―新たな検査方法の開発・治療戦略に道筋をつける発見―(9/11)《東京都》
- 発信元:東京都 福祉保健局、東京都医学総合研究所 カテゴリ: 医学・薬学
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2013年09月06日(金)
[先進医療] ドラッグラグ等解消に向け、先進医療B申請の数例以上実績効率化
- 厚生労働省は9月6日に、先進医療会議を開催した。この日は先進医療制度の見直しについて議論したほか、新規申請技術の審査等を行った。先進医療制度は、ドラッグラグやデバイスラグの解消に向けた医療保険サイドからのアプローチ手法として期待されている。未承認・適応外薬を用いた先端的な医療技術(保険外)を保険診療と併用することが認められるので、症例の蓄積ができるためである。さらに厚労省は、先進医療Bを申請するに・・・
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2013年09月05日(木)
[医学研究] 次世代PET診断システム、今後の認知症治療・薬剤開発に期待
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- アルツハイマー病などの脳の病態を解明─「次世代PET診断システム」を確立─(9/5)《新エネルギー・産業技術総合開発機構》
- 発信元:独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構 カテゴリ: 医学・薬学 医薬品・医療機器
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2013年09月03日(火)
[医学研究] 早期硝子体手術により失明を回避、普通学校への入学も可能に
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- 重症未熟児網膜症において良好な視力を獲得することに成功(9/3)《国立成育医療研究センター》
- 発信元:国立成育医療研究センター カテゴリ: 医学・薬学
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