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2013年07月30日(火)
[交付税] 自治体病院の運営補助する交付税、救急や地域医療に配分
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- 平成25年度病院事業に係る普通交付税の決定について(7/30)《全国自治体病院協議会》
- 発信元:全国自治体病院協議会、全国自治体病院開設者協議会 カテゴリ: 税制改正
これは、総務省による自治体病院運営に対する補助(普通交付税)について知らせるもの。総額で約3097億円となっている(対前年度比0.1%減)(p1参照)。
目立つ項目をピックアップすると、(1)救急告示病院では、1病院あたり【169万7000円×救急病床数+3290万円・・・
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2013年07月23日(火)
[消費税] 消費税率引上げ、GDP成長率などの経済指標みて判断 財相
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麻生財務大臣は7月23日の閣議後に記者会見を行い、消費税率の引上げに関するコメントを行っている。
記者から「消費税率を予定(平成26年4月から8%に)どおりに上げられないケース」について問われ、麻生大臣は「法律(社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律)で決められた時期と、今と比べて経済指標で悪くなったものはない」と述べ、現時点では予定どおり26年・・・
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2013年07月02日(火)
[税制改正] 診療報酬の所得計算特例の存続等、26年度税制改正の要望募集
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- 平成26年度厚生労働省税制改正に関する要望の募集について(7/2)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官付社会保障担当参事官室 カテゴリ: 税制改正
これは、平成26年度の税制改正に向けて、厚生労働行政に関する税制改正要望を広く募集するもの。たとえば、「診療報酬の所得計算特例の存続(見直し)」や「医療法人の保険診療以外部分に係る事業税軽減措置の存続(見直し)」などがあげられる。
資料には、要望・意見を提出する際の留意事項や様式が示されている(p2~p4参照)。
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2013年01月29日(火)
[税制改正] 4段階制から、年間医業収入7000万円超の医療機関を除外
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政府は1月29日の閣議で、平成25年度の税制改正大綱を決定した(p111~p193参照)。
医療・介護分野に関係する税制について見てみると、次の6点が目立つ。
(1)診療報酬の所得計算特例の存続(見直し)
(2)診療報酬に係る事業税非課税措置の存続
(3)医療法人の保険診療以外部分に係る事業税軽減措置の存続
(4)医療安全に資する医療機器等の導入に係る特別償却制度の適用期限延長
(5)高額な医療用機器に関する特別償・・・
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2013年01月24日(木)
[税制改正] 4段階制、年間医業収入7000万円超の医療機関は対象除外に
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自民・公明の両党は1月24日に、平成25年度の税制改正大綱を固めた。
安倍首相の掲げる経済対策を税制面からサポートすることを主眼に置くとともに、社会保障・税一体改革の推進に向けた対策が幅広くとられている。
医療・介護に関係する税制を見てみると、(1)いわゆる4段階制の見直し(p39参照)(p42~p43参照)(2)国保から後期高齢者医療制度へ移行した場合の、国保税軽減判定の所得算定特例の恒久化等・・・
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2012年11月30日(金)
[税制改革] 一体改革に関連し、偏在性が小さく安定した地方税体系の構築を
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政府は11月30日の閣議で、「地域主権推進大綱」を決定した。
「国が一律の基準を定め、地方はそれに従う」という中央集権的発想から、「国は参考となる基準を示し、地方は独自に基準を定める」という地域主権(地方分権)への移行が進められている。
もちろん、すべての領域で地域主権を進めることは「不当な格差」まで容認してしまうことになるため、地域主権は可能な分野で進められるべきである。
地域主権の推進はこれ・・・
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2012年11月12日(月)
[税制改正] 自由診療含め一定以上の収入ある医療機関、4段階制の適用除外に
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内閣府は11月12日に、税制調査会を開催した。この日は、「社会保険診療報酬等に係る所得計算の特例(いわゆる4段階制)」などが議論の対象となった。
4段階制とは、年間の保険診療収入が5000万円以下の医療機関について、「実際の経費にかかわらず、57~72%を保険診療に係る経費とできる」という特別措置。小規模な医療機関(医師が1人で診療するクリニックなど)の経営安定化を図り、地域医療を確保するために設けられた措置・・・
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2012年09月12日(水)
[税制改正] 社会医療法人の認定取消、直ちに剰余金課税する措置見直しを
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日本医師会は9月12日の定例記者会見において、四病院団体協議会(日本病院会・全日本病院協会・日本医療法人協会・日本精神科病院協会)と共同で「平成25年度税制改正要望」を行ったことを発表した。
要望項目は全部で14点で、目立つ項目をあげると次の通りだ。
(1)福島原発事故損害賠償金の非課税(p2参照)
(2)消費税における社会保険診療報酬等の非課税制度の見直し(p3参照)
(3)医療機関に対する事業税の特・・・
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2012年08月22日(水)
[税制改正] 保険診療の消費税課税制度や、四段階制存続を強く要望 日医
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日本医師会は8月22日の定例記者会見で、平成25年度の「医療に関する税制に対する意見」を発表した。
重点項目としては、次の事項などが目立つ(p1~p4参照)(p29~p45参照)。
(1)福島原発事故に係る損害賠償金は、国税・地方税の課税上、収入・所得とみなさないような措置(p1参照)(p10参照)(p33参照)
(2)保険診療に係る消費税を、仕入税額控除可能な課税制度とし、患者負担を増やさない仕組みとす・・・
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2012年08月08日(水)
[税制改正] 保険診療の消費税制抜本改革など11項目を要望 四病協
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日本病院会、全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会の病院4団体で構成される四病院団体協議会(四病協)は8月8日に、小宮山厚生労働大臣に宛てて「平成25年度税制改正要望の重点事項」を提出した。
重点事項としてあげたのは、次の11点。
(1)消費税における診療報酬等の非課税制度の見直し(p2参照)
(2)医療機関に対する事業税の特例措置の存続(p3~p4参照)
(3)福島原発事故による損害に対する・・・
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2012年06月26日(火)
[社会保障] 社会保障は国民生活そのもの、前に進める改革を 野田首相
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野田内閣総理大臣は6月26日に、消費税増税を含む社会保障・税一体改革関連法案が衆院本会議で民主党、自民党、公明等3党などの賛成多数で可決したことを踏まえ、記者会見を行った。今後、本法案は参議院に送付されるが、「何としても今国会中に成立させたい」と意気込みを見せた。
会見の冒頭では、社会保障を「国民生活そのもの」であるとし、今回の一体改革の意義は、「社会保障の安定財源の確保、財政健全化を同時に達成す・・・
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2012年03月30日(金)
[消費税] 消費税率を2015年10月に10%に引上げる法案を、衆院に提出
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野田内閣は3月30日に、消費増税等について定めた「社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法等の一部を改正する等の法律案」を閣議決定した。法案は同日に衆議院に提出されている。
法案では、「世代間・世代内の公平性が確保された社会保障制度の構築によって、支え合う社会を回復すること」が我が国にとって重要な課題であることを強調し、『社会保障制度の安定財源確保』と『財政の健全化』・・・
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2012年02月14日(火)
[消費税] 給付付き税額控除制度の導入時期は、番号制度の本格稼働・定着後
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政府は2月14日に、社会保障・税一体改革素案における給付付き税額控除制度に関する質問に対する答弁書を公表した。
社会保障・税一体改革素案(以下、素案)における給付付き税額控除制度の導入については、「逆進性の問題も踏まえ、2015年度以降の番号制度の本格稼働・定着後の実施を念頭に、関連する社会保障制度の見直しや所得控除の抜本的な整理とあわせ、総合合算制度や給付付き税額控除等、再分配に関する総合的な施策を・・・
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2012年02月14日(火)
[消費税] 食料品等に対する軽減税率導入、経済状況や素案を踏まえて検討
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政府は2月14日に、社会保障・税一体改革素案における食料品等に対する軽減税率の導入に関する質問に対する答弁書を公表した。
食料品等に係る消費税に軽減税率を導入することについては、平成22年度税制改正大綱では「『給付付き税額控除』の仕組みの中で逆進性対策を行うことを検討する」とされている。一方、『社会保障・税一体改革素案』(平成24年1月6日政府・与党社会保障改革本部決定)(以下「素案」)では、軽減税率に・・・
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2012年01月17日(火)
[税制改革] 社会保障・税の一体改革に向け、増税する環境を作る 厚労相
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小宮山厚生労働大臣が1月17日の閣議後に行った記者会見の概要。この日は、民主党大会にて野田総理大臣が表明した増税の問題などについてコメントしている。記者からは、最近の各世論調査において、国民が単に増税に反対しているのみならず、現政権では増税する環境にはないとの受け止め方を示している点を指摘。「社会保障と税の一体改革への批判ではないか」との問いを投げかけている。
これに対し小宮山厚労相は、「党内の議・・・
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2011年12月14日(水)
[税制改正] 4段階制の減額規模は256億円、24年度税制改正では存続
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日本医師会は12月14日の定例記者会見で、平成24年度税制改正大綱(閣議決定)における要望実現項目を整理した資料を公表した。
平成24年度税制改正大綱では、(1)社会保険診療報酬に対する事業税非課税措置の存続(2)医療法人の自由診療分の事業税については、特別法人としての軽減税率を存続(3)社会保険診療報酬の所得計算の特例措置(いわゆる4段階制)の存続―などが盛り込まれた(p1~p3参照)。
(1)と(2)は、・・・
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2011年12月10日(土)
[税制改正] 4段階制見直しは25年度税制改正で、研究開発税制特例は2年延長
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- 平成24年度税制改正について(厚生労働省関係の主な事項)(12/10)《厚労省》
- 発信元:厚生労働省 社会保障担当参事官室 カテゴリ: 税制改正
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2011年12月05日(月)
[税制改正] 消費税率引上げ等の課題検討するため、税調に作業チーム設置
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内閣府が12月5日に開催した、税制調査会で配付された資料。この日は、平成24年度税制改正の取りまとめに向けた審議を行うとともに、社会保障・税一体改革についても議論を行った。
社会保障・税一体改革については、同日に野田首相を本部長とする政府・与党社会保障改革本部が初会合を開き、首相は「年内に成案を具体化した『素案』を提示する」ことを指示している(p2参照)。これを受け、税制調査会に『社会保障・税一体・・・
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2011年11月28日(月)
[税制改正] 四段階制について、与党は会計検査院の指摘踏まえた改善を要望
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内閣府が11月28日に開催した、税制調査会で配付された資料。この日は、政権与党である民主党と国民新党から、税制改正要望について意見聴取した。
民主党要望の中で、医療・介護関連について見てみると、「社会保険診療報酬の特例等」があげられる。これは、診療報酬収入に係る事業税についての実質的非課税措置の存続を求めるもの。また、いわゆる四段階制についても「地域医療を支える小規模診療所や、経営的に厳しい歯科等・・・
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2011年11月25日(金)
[税制改正] 持分なし法人への移行条件とした相続税猶予、抜本見直しが条件
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内閣府が11月25日に開催した、税制調査会で配付された資料。この日は、平成24年度税制改正に向けた調整状況の報告などが行われた。
医療・介護関係について見てみると、国税に関しては、(1)医業継続に係る相続税・贈与税の納税猶予等の特例措置創設については、「要望内容の抜本的見直しができなければ、認められない」(2)社会保険診療等に係る消費税のあり方の検討については、「25年度以降の検討課題(一体改革の中で検・・・
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2011年11月09日(水)
[税制改正] 24年度税制改正大綱に向け、地方団体等と意見交換続ける
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内閣府が11月9日に開催した、税制調査会で配付された資料。
この日は、全国知事会(p2~p29参照)や市長会(p30~p43参照)、町村会(p44~p47参照)と意見交換を行ったほか、日本経済団体連合会や連合などからヒアリングも行った。
意見交換における社会保障に関連する発現をピックアップしてみると、「社会保障・税一体改革を推進すべき。推進にあたっては、社会保障制度の全体像提示や地方単独事業の財源確保、国費・・・
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2011年11月08日(火)
[税制改正] 保険診療の報酬にかかる所得計算特例、適正使用のため検証を
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内閣府が11月8日に開催した、税制調査会で配付された資料。この日は、会計検査院による「社会保険診療報酬の所得計算の特例に係る租税特別措置」についての意見表示が資料として示された。
医業・歯科医業を営む個人または医療法人においては、社会保険診療報酬の所得計算の特例が設けられている。社会保険診療収入が5000万円以下であるときは、所得税または法人税の計算上、概算経費率により計算した金額を必要経費または損金・・・
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2011年11月01日(火)
[税制改正] 診療報酬に対する事業税の非課税措置、24年度の検討課題
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内閣府が11月1日に開催した、税制調査会で配付された資料。この日は、内閣府当局から当面の審議日程案が示されたほか、地域の自主性・自立性を高める地方税制度研究会(以下、研究会)の中間とりまとめが報告されている。
審議日程には、12月1日以後、連日の審議を行うことが示されるとともに、12月8日以降に平成24年度の税制改正大綱を取りまとめる考えが示唆されている(p2参照)。
また、研究会は、「地方税制の大部・・・
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2011年10月24日(月)
[24年度税制改正] 歳入改革の第一歩、消費税5%引上げるべき 経済同友会
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- 平成24(2012)年度税制改正論議に向けての緊急アピール~経済成長と財政再建の実現に向けた政策の優先順位を明示せよ~(10/24)《経済同友会》
- 発信元:公益社団法人経済同友会 カテゴリ: 税制改正
提言書では、(1)財政再建に向けた道筋の具体化(2)成長のための政策優先順位付け(3)復興債の償還期間の延長問題―について述べている(p1~p4参照)。
(1)では、巨額の財政赤字を抱えるわが国において、財政健全化は・・・
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2011年09月27日(火)
[税制改正] 平成24年度税制改正、9つの重点要望事項示す 四病協
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日本医療法人協会等が加盟する四病院団体協議会はこのほど、平成24年度税制改正に関して重点的な要望事項を掲げた。
四病協はまず、医療はきわめて公共的、公益的なもので、わが国では国民皆保険を通じて医療制度が早期に整備されたため、かえってそれらが軽視されたと指摘。その表れが、医療費抑制政策や医療への営利企業参入などの規制改革論議であり、近年の救急医療や産科医療など医療崩壊という現実だと述べている。崩壊・・・
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