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2018年07月10日(火)
[診療報酬] 看護必要度I、IIの差異確認は届出時のみで可 疑義解釈5
- 厚生労働省は7月10日付けで、2018年度診療報酬改定の疑義解釈資料(その5)を都道府県宛てに事務連絡した。一般病棟の「重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)」の該当患者割合の判定に「看護必要度II」を採用する場合には、▽入院料の届出前3カ月間において看護必要度I、II双方の該当患者割合を満たす▽IIの該当患者割合からIの該当患者割合を引いた差が0.04を超えない-ことが求められる。このIIとIの該当患者割合の差異・・・
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2018年07月05日(木)
[診療報酬] 入院料の継続算定には届出必要 【データ提出加算】で厚労省
- 厚生労働省保険局医療課は7月5日、2018年度診療報酬改定で、【データ提出加算】の届出が新たに要件化された入院料について、2019年4月以降も算定する場合には、2018年度中に必要な届出を済ませるよう注意を促す事務連絡を、関係機関などに送付した。2018年3月31日時点で該当する入院料の届出をしていた病棟については、1年間に限り、改定後の算定要件を満たしているとみなす経過措置が設けられている(50床未満、または1病棟のみ・・・
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2018年06月21日(木)
[診療報酬] 2018年度診療報酬改定関連通知の一部訂正を事務連絡
- 厚生労働省は6月21日、2018年度診療報酬改定関連通知の一部訂正を都道府県などに事務連絡し、関係機関などへの周知を求めた。今回、訂正対象になったのは、基本診療料や特掲診療料の施設基準や届出に関する手続きの取扱いなど8件の通知。詳細は次の通り。●訪問看護療養費に係る指定訪問看護の費用の額の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について(p2参照)●診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項につ・・・
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2018年06月20日(水)
[診療報酬]DPC対象病院1,730施設、約49万床に 中医協・総会2
- 厚生労働省は6月20日の中央社会保険医療協議会・総会に、2018年度改定を踏まえた、「DPC/PDPS(包括医療費支払制度)の現況」を報告した。それによると、2018年4月1時点のDPC対象病院は1,730施設(前年度比66施設増)、DPC準備病院は262施設(14施設減)となった(p40参照)(p85参照)。 4月1日時点のDPC算定病床総数は、48万8,563床(4,816床増)、DPC準備病床は2万4,350床(4,127床減)だった(p86参照)。これ・・・
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2018年06月20日(水)
[診療報酬] 重粒子線治療併用療法を先進医療Bに追加 中医協
- 中央社会保険医療協議会・総会は6月20日、先進医療会議で「適」と評価された、先進医療B該当技術1件を承認した。 技術の名称は、「直腸がん術後骨盤内再発に対する重粒子線治療」で、申請医療機関は国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 放射線医学総合研究病院。適応症は、直腸がん術後骨盤内再発で、重粒子線治療を4週間で16回にわたり行い、3年生存率などを評価する。生存期間の延長が得られた場合は、保険収載につな・・・
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2018年06月20日(水)
[医薬品] 薬価・材料価格調査の実施案を了承 消費税引き上げ対応で中医協
- 中央社会保険医療協議会・総会は6月20日、2018年度の「医薬品価格調査」および、「特定保険医療材料価格調査」の実施案を了承した。2019年10月に予定される消費税率引き上げへの対応で、臨時の薬価・材料価格改定を行う際の基礎資料を得る目的で行うもの。総会での承認に先立って、診療側委員は、医療機関の調査票記入などに伴う負担軽減策の検討を厚生労働省に要請。製薬企業代表の専門委員は、今回の調査データの利用を消費税・・・
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2018年06月13日(水)
[医薬品] 制度化に向けた検討スケジュール了承 費用対効果評価2
- 中央社会保険医療協議会の費用対効果評価専門部会・薬価専門部会・保険医療材料専門部会合同部会は6月13日、医薬品・医療機器の費用対効果評価の制度化に向けた検討で、厚生労働省が提案した、今後の議論の進め方とスケジュールを了承した。 今年3月の合同部会では、試行的導入の検証結果を待たずに、進められるものから順次検討を始めることや、評価方法のうち科学的な検討が必要な項目については、医療経済学の専門家(2018年・・・
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2018年06月13日(水)
[医薬品] 新規収載品4品目での試行状況を報告 費用対効果評価3
- 厚生労働省は6月13日、中央社会保険医療協議会の費用対効果評価専門部会・薬価専門部会・保険医療材料専門部会合同部会に、費用対効果評価の試行的導入の対象になっている、新規収載品4品目の取り組み状況を報告した。これらは、先に評価対象となった13品目とは別に選定されたもので、2016年10月以降に保険適用希望書が提出され、かつ選定基準に該当した品目。現在、専門家による再分析が進行中で、今後、費用対効果評価専門組織・・・
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2018年06月13日(水)
[医薬品] 支払い意思額、基準値設定目的の調査は見送り 費用対効果評価1
- 中央社会保険医療協議会の費用対効果評価専門部会・薬価専門部会・保険医療材料専門部会合同部会は6月13日、医薬品や医療材料価格の費用対効果評価の制度化について議論し、価格調整時の基準値を設定する目的では、「支払い意思額調査」を行わないことを決めた。 支払い意思額調査とは、国民が「完全な健康状態を1年間継続する(=1QALY)」ために、いくらまでの費用負担を許容できるかを調べるもの。医薬品と医療機器13品目を・・・
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2018年06月13日(水)
[医療機器] 医療機器1件の保険適用を了承 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は6月13日、医療機器1件の保険適用を了承した。新たに保険適用される医療機器は以下の通り(2018年9月収載予定)(p1~p5参照)。 【区分C1(新機能)】 ●植込み型ペースメーカーまたは植込み型除細動器等のリードを経静脈的に抜去するための「COOK Evolution RL Rotation ダイレータシースセット」(Cook Japan株式会社):保険償還価格26万3,000円・・・
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2018年05月25日(金)
[改定速報] 看護必要度II、A評価対象薬剤の範囲など明示 疑義解釈4
- 厚生労働省は5月25日、2018年度診療報酬改定の「疑義解釈資料(その4)」をまとめ、地方厚生局などに事務連絡した。一般病棟用の「重症度、医療・看護必要度II」(DPCによる評価)の関係では、A項目の評価対象になる手術や検査、処置時の使用薬剤の範囲を明示。EF統合ファイルにおけるデータ区分コードが20番台(投薬)、30番台(注射)、50番(手術)、54番(麻酔)の薬剤に限り、評価対象にすることができるとした・・・
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2018年05月23日(水)
[診療報酬] 在宅自己注射、対象薬剤追加の基準見直し了承 中医協・総会2
- 中央社会保険医療協議会・総会は5月23日、【在宅自己注射指導管理料】に対象薬剤を追加する際の運用基準の見直しを了承した。薬剤を種類に応じて3つに区分した上で、それぞれ取り扱い方法を定めたほか、バイオ後続品(バイオシミラー)については個別品目ごとに中医協・総会で審議することになった。同日付で新運用基準に基づく取り扱いをスタートさせた。 【在宅自己注射指導管理料】の対象薬剤の追加に当たっては、▽インスリ・・・
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2018年05月23日(水)
[医療機器] 医療機器3件、臨床検査1件の保険適用を了承 中医協・総会3
- 中央社会保険医療協議会・総会は5月23日、医療機器3件、臨床検査1件の保険適用を了承した。新たに保険適用される医療機器は以下の通り(2018年6月収載予定)(p1参照)。 【区分C1(新機能)】 ●内転型痙攣性発声障害における症状を改善する「チタンブリッジ」(ノーベルファーマ株式会社):保険償還価格20万円(p3~p5参照) 【区分C2(新機能・新技術)】 ●前立腺がんの放射線治療の際、直腸前壁を前立腺から離すた・・・
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2018年05月23日(水)
[診療報酬] 2018年度改定の検証で8調査の実施了承 中医協・総会1
- 中央社会保険医療協議会・総会は5月23日、2018年度診療報酬改定の効果を検証する調査の内容や実施方法などを了承した。2019年度までの2年間で8つの調査を行う方針で、検証項目には、かかりつけ医機能の評価として新設された【機能強化加算】の算定状況、オンライン診療の実施状況、医療従事者の配置要件緩和の影響の把握などが盛り込まれた。2018年度調査については、夏ごろまでに調査票を固め、秋以降、調査に着手する。調査結・・・
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2018年05月16日(水)
[医薬品] コンドリアーゼで初の加算係数1.0を適用、新薬15成分を収載
- 中央社会保険医療協議会・総会は5月16日、新医薬品の15成分21品目の薬価収載について報告を受け、了承した。2018年4月に新設された、製造総原価の開示度に応じて原価計算方式で算出された薬価に一定の係数を乗じる「加算係数」では、腰椎椎間板ヘルニアの治療薬の「コンドリアーゼ」に初めて、最も高い加算係数(1.0/開示度80%以上)が適用された。薬価基準収載日は5月22日の予定(p1~p33参照)。 このほか、新薬の処方日・・・
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2018年05月16日(水)
[診療報酬] DPC対象病院同士の合併と継続参加を報告 中医協・総会1
- 中央社会保険医療協議会・総会は5月16日、2件のDPC(包括医療費支払制度)対象病院の合併について、厚生労働省から報告を受けた。DPC対象病院の合併で、合併後も引き続きDPC制度への参加を希望する場合は、同省保険局医療課に継続参加の可否についての確認を受けることになっている(p228参照)。 総会が今回報告を受けたのは、三重県桑名市にある「桑名東医療センター」、「桑名西医療センター」、「桑名南医療センター」・・・
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2018年05月16日(水)
[医薬品] 1成分を【在宅自己注射指導管理料】に追加 中医協・総会2
- 厚生労働省は5月16日の中央社会保険医療協議会・総会に、【在宅自己注射指導管理料】の対象薬剤にエミシズマブ(遺伝子組換え)の追加を提案し、了承された。販売名はヘムライブラ皮下注30mgなど。効能・効果は、血液凝固第VIII因子に対するインヒビターを保有する先天性血液凝固第VIII因子欠乏患者における出血傾向の抑制(p217参照)。・・・
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2018年04月25日(水)
[改定速報] 看護必要度評価の手引きなど、一部訂正 厚労省が事務連絡
- 厚生労働省は4月25日、2018年度診療報酬改定関連通知の一部訂正についての事務連絡を、地方厚生局などに送付した。同日開催の中央社会保険医療協議会・総会で了承された、「地域加算」の経過措置期間延長に対応する記載を追加したほか、「重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)」の評価の手引きや、診療報酬明細書の摘要欄に記載する項目、医療保険と介護保険の給付調整に関する留意事項などを一部修正した・・・
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2018年04月25日(水)
[診療報酬] 地域加算の経過措置、2019年度末まで延長 中医協総会3
- 中央社会保険医療協議会・総会は4月25日、診療報酬における「地域加算」の経過措置期間を2019年度末まで延期することを了承した(p21~p22参照)。 「地域加算」は、医業経費の地域差を軽減する目的で導入されたもので、地域区分の級地に応じて、▽1級地18点▽2級地15点▽3級地14点▽4級地11点▽5級地9点▽6級地5点▽7級地3点-の7段階に設定されている(いずれも1日当たり点数)。対象は、人事院規則に合わせ、国の官署がある地域に・・・
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2018年04月25日(水)
[改定速報] 【在宅復帰機能強化加算】、経過措置の扱いなど明示 疑義解釈
- 厚生労働省は4月25日、「疑義解釈資料(その3)」をまとめ、地方厚生局などに送付した。【療養病棟入院基本料】の【在宅復帰機能強化加算】の経過措置に該当する場合の届出の取り扱いや、【地域包括ケア病棟入院料1】などで求められる同一敷地内の介護サービス提供施設の解釈などを示した(p1~p13参照)。 【療養病棟入院基本料】の【在宅復帰機能強化加算】については、3月30日付の疑義解釈で、同一入院料の病棟が複数ある・・・
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2018年04月25日(水)
[診療報酬] 答申附帯意見の指摘事項、検討の進め方を了承 中医協・総会1
- 中央社会保険医療協議会・総会は4月25日、2018年度診療報酬改定答申の附帯意見で指摘された事項について、今後の調査や検討の進め方を了承した。対象項目は入院医療や、かかりつけ医機能、医薬品の適正使用、オンライン診療など20項目で、診療報酬調査専門組織の入院医療等の調査・評価分科会、診療報酬改定結果検証部会などの下部組織で関連調査と検討を行うものと、それらの結果を踏まえて総会で議論するものに大きく整理した・・・
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2018年04月25日(水)
[診療報酬] 先進医療2件の追加を了承 中医協・総会2
- 中央社会保険医療協議会・総会は4月25日、先進医療会議で「適」と評価された先進医療技術2件を了承した。詳細は以下の通り。【先進医療A】血清TARC迅速測定法を用いた重症薬疹の早期診断(奈良県立医科大学附属病院)(p1~p8参照)【先進医療B】個別化医療に向けたマルチプレックス遺伝子パネル検査(国立がん研究センター中央病院)(p9~p16参照)・・・
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2018年04月11日(水)
[医薬品] 抗がん剤など3成分に新設の加算係数を適用 中医協・総会2
- 中央社会保険医療協議会・総会は4月11日、新医薬品の薬価収載、DPCにおける高額な新規医薬品の対応、最適使用推進ガイドライン(GL)などについて報告を受け、了承した。新薬の薬価収載では、原価計算方式で薬価算定された抗がん剤の「オラパリブ」、「イノツズマブ オゾガマイシン(遺伝子組換え)」、アトピー性皮膚炎治療薬の「デュピルマブ(遺伝子組換え)」の3成分に、2018年度の薬価制度改革で新設された「加算係数」が・・・
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2018年04月11日(水)
[診療報酬] 消費税率引き上げ対応で薬価・材料調査を実施 中医協・総会1
- 中央社会保険医療協議会・総会は4月11日、2019年10月に予定される消費税率引き上げに伴う対応の基礎資料を得る目的で、2018年度に薬価と特定保険医療材料価格の調査を実施することを正式に了承した。今後、厚生労働省が両調査の実施案を作成し、診療報酬調査専門組織・医療機関等における消費税負担に関する分科会、中医協・総会に諮る。 一般の商取引と違い、売上に相当する診療報酬が消費税非課税である医療機関は、医薬品や・・・
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2018年04月06日(金)
[改定速報] 【急性期一般1】、看護必要度以外満たせば9月末まで届出不要
- 厚生労働省は4月6日、【急性期一般入院料1~6】の届出で、新設の中間的評価(【急性期一般入院料2および3】)以外の入院料については、2018年3月末時点で旧報酬を算定している病棟であって、「重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)」以外の基準を満たしていれば、2018年9月末までの6カ月間に限り、届出直しの必要はないとの解釈を示した。同日、「疑義解釈(その2)」として都道府県などに事務連絡した。 届出直しが不・・・
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