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2019年07月24日(水)
[先進医療] 先進医療B該当1技術の実施を了承 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は7月24日、先進医療会議で「適」と評価された先進医療B該当技術1件の実施を了承した。技術名は「自家末梢血CD34陽性細胞移植による下肢血管再生療法」。医療法人沖縄徳洲会・湘南鎌倉総合病院が申請した。適応は維持透析治療中の疼痛・潰瘍を伴う重症虚血を呈する下肢閉塞性動脈硬化症。試験期間は5年間。先行試験で使用機器の適応が取得される可能性があることから、適応拡大につなげることを目指・・・
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2019年07月24日(水)
[医療機器] 医療機器3品目の保険適用を承認 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は7月24日、医療機器3品目の保険適用を承認した。新たに保険適用される医療機器(2019年9月収載予定)は次の通り(p3参照)。【区分C1:新機能】●急性期脳梗塞において、t-PAの経静脈投与が適応外、またはt-PA投与により血流の再開が得られなかった患者の血流再開通に用いる「脳血栓吸引カテーテル」(テルモ):保険償還価格28万1,000円(p3参照)(p4~p6参照)【区分C2:新機能・新・・・
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2019年07月17日(水)
[改定情報] 訪問看護ステーションのPT数増加傾向に問題意識 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は7月17日、介護と医療の連携や、診療報酬に関連する情報の利活用と事務の効率化・合理化などについて議論した。介護と医療の連携では、理学療法士(PT)などの割合が多い訪問看護ステーションが増えている現状に複数の委員が問題意識を表明。サービスの提供実態の検証を求める意見が相次いだ。維持期・生活期のリハビリテーションの介護保険への移行が十分でないことが、訪問看護ステーションから・・・
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2019年07月17日(水)
[医療改革] オンライン資格確認導入に向けレセ様式も改正へ 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は7月17日、被保険者番号の個人単位化に向けたレセプト様式の見直し方針などを了承した。オンラインによる被保険者資格の確認などが盛り込まれた、健保法等改正法が5月22日付けで公布されたため。オンライン資格確認導入に際して、現在は世帯単位で定められている被保険者番号に2桁の枝番を追加し、被保険者番号を個人単位化することになっているが、レセプト様式も同様に2桁の枝番を追加する・・・
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2019年07月17日(水)
[改定情報] 選定療養に関する意見募集、新規追加提案は105件 中医協・総会
- 厚生労働省は7月17日の中央社会保険医療協議会・総会に、選定療養に導入すべき事例などに関する提案・意見募集の結果(速報)を報告した。3月上旬から5月上旬にかけて、関係学会や医療関係団体、国民からの意見を募集していた。同省の報告によると、寄せられた意見の総数は152件。そのうち選定療養の新規追加に関する提案は105件(医科24件、歯科50件、全般およびその他31件)、既存の選定療養の見直しに関する提案は44件、療養・・・
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2019年07月10日(水)
[改定情報] 地域医療構想の進捗で支払・診療側の認識に差 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は7月10日、地域の状況を踏まえた入院医療のあり方や、医療資源の少ない地域への対応などを議論した。このなかで支払側委員は、2025年までの総病床の減少見込み数が3.3万床にとどまっている現状について、地域医療構想に沿った病床機能の分化・連携が進んでいるとは言い難いと不満を表明。診療側は、緩やかにではあるが着実に前進していると反論し、診療報酬で誘導する方法論は採るべきではないと牽・・・
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2019年07月03日(水)
[改定情報] 介護医療院への転換で行政対応への問題提起も 入院分科会
- 診療報酬調査専門組織の入院医療等の調査・評価分科会は7月3日、【療養病棟入院基本料】や入退院支援などについて議論した。分科会では、【療養病棟入院基本料】の届出施設の一定数が地域包括ケア病棟や介護医療院などへの転換意向を持っていることが厚生労働省の分析データで明らかになり、委員からは介護医療院への転換について、さらなる促進を求める意見や、医療療養からの転換に待ったがかかるケースがあるとして行政側の対・・・
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2019年06月26日(水)
[医療費] 18年4~19年1月の医療保険医療費、75歳以上で2.5%増
- 厚生労働省が6月26日に公表した「最近の医療費の動向(医療保険医療費)2019年1月号」によると、18年4~19年1月の医療保険適用75歳未満の医療保険医療費は19兆7,410億円(対前年同期比0.0%増)、75歳以上は13兆5,523億円(2.5%増)となることがわかった(p2参照)。 このうち医科入院医療費は、75歳未満が6兆4,970億円(0.6%増)、75歳以上は6兆8,409億円(3.7%増)(p3参照)。医科入院外医療費は75歳未満が7兆6,0・・・
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2019年06月26日(水)
[医療費] 19年1月の調剤医療費、前年度比0.4%減の6,252億円 厚労省
- 厚生労働省は6月26日、2019年1月分の「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」を公表した。1月の調剤医療費は6,252億円となり、対前年度同期比で0.4%減少した。内訳は、技術料が1,635億円(対前年度同期比2.9%増)、薬剤料が4,606億円(1.5%減)。後発医薬品の薬剤料は871億円(1.5%増)だった。後発医薬品の割合は数量ベース(新指標)で、77.5%(5.6ポイント増)(p1参照)(p5~p6参照)(p8参照)。・・・
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2019年06月26日(水)
[医療費] 18年4~19年1月の概算医療費、前年比1.0%増 厚労省
- 厚生労働省が6月26日に公表した「最近の医療費の動向(概算医療費)2019年1月号」によると、18年4~19年1月の概算医療費は35.4兆円、対前年同期比では1.0%の伸びとなった。うち医療保険適用の75歳未満は20.0兆円(対前年同期比0.0%減)、75歳以上は13.7兆円(2.5%増)だった(p1参照)(p4参照)。 1人当たり医療費は28.0万円(1.2%増)で、75歳未満は18.4万円(0.7%増)、75歳以上は78.4万円(0.1%減)・・・
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2019年06月26日(水)
[医薬品] HIV感染症治療薬シムツーザ配合錠の薬価収載了承 中医協・総会2
- 中央社会保険医療協議会・総会は6月26日、HIV-1感染症用薬「シムツーザ配合錠」(ヤンセンファーマ)の薬価収載を了承した。類似薬効比較方式(I)で算定された薬価は、1錠4,751円。補正加算はつかなかった。薬価基準への収載予定日は7月3日。新薬の処方日数を14日以内に制限する、いわゆる14日ルールの対象外とすることも、了承された(p11~p14参照)。・・・
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2019年06月26日(水)
[改定情報] フォーミュラリーの診療報酬での評価に慎重論 中医協・総会1
- 中央社会保険医療協議会・総会は6月26日、医薬品や医療機器の効率的で、有効・安全な使用と、それに対する診療報酬上の評価について意見交換した。このなかで、院内や地域で定める医薬品の使用指針(フォーミュラリー)が論点となり、活用を促進していくこと自体には支払・診療側双方から賛同の声があがったが、取り組み状況を診療報酬で評価することについては、揃って否定的見解を示した。 医薬品の使用に関連した診療報酬上・・・
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2019年06月26日(水)
[改定情報] 薬価算定組織から次期制度改革への意見を聴取 薬価専門部会
- 中央社会保険医療協議会・薬価専門部会は6月26日、薬価算定組織から2020年度薬価制度改革についての意見を聞いた。意見のなかで薬価算定組織は、既収載の医薬品でも効能追加で一定の要件を満たした場合は、「新薬創出・適応外薬解消等促進加算(以下、新薬創出等加算)」の対象とすることや、高額な再生医療等製品の補正加算率を傾斜配分にすることなどを提案。部会は、これらの意見も踏まえて、次回制度改革に向けた議論を進め・・・
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2019年06月26日(水)
[改定情報] 20年度材料価格改定の検討項目、進め方を了承 材料専門部会
- 中央社会保険医療協議会・保険医療材料専門部会は6月26日、次期改定に向けた議論の進め方を確認した。2018年度の材料価格改定の骨子で検討を求められた項目に加え、20年度改定における市場実勢価格の反映方法や、保険収載後に市場が拡大した場合の対応などについて協議する。8月頃までに保険医療材料等専門組織や、関係業界からのヒアリングを交えながら検討項目を整理し、9月以降、本格的な議論に入る(p3参照)・・・
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2019年06月19日(水)
[診療報酬] 19年度のDPC対象病院は1,727施設、48.2万床 厚労省
- 厚生労働省は6月19日の診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会に、2019年4月1日時点のDPC対象病院・準備病院の見込み数などを報告した。DPC対象病院は1,727病院、DPC準備病院は259病院で、いずれも前年同期比で3病院の減少となった。病床数は、DPC対象が48万2,361床(前年同期比6,202床減)、DPC準備は2万3,465床(885床減)(p91~p92参照)。・・・
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2019年06月19日(水)
[改定情報] 看護必要度I、IIの該当患者の差は4.1ポイント 厚労省が再集計
- 厚生労働省は6月19日の診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会に、【急性期一般入院基本料】の「重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)」の該当患者割合などについて分析したデータを提出した。前回の分科会に報告した2018年度診療報酬改定の検証調査の結果を精査・再集計したもの。それによると、【急性期一般入院料1】を算定している施設の該当患者割合は改定前後で5.6ポイント上昇、従来通りの測定方法・・・
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2019年06月12日(水)
[医療改革] レセプト審査基準統一化で連絡会議設置 社保審・医療保険部会
- 厚生労働省は6月12日の社会保障審議会医療保険部会に、診療報酬明細書(レセプト)の審査における全国統一的な判断基準の策定に向け、同省や審査支払機関の関係者などで組織する連絡会議を設置することを報告した。7月頃に構成員を選出し、8月以降に初会合を開く(p33参照)。 レセプト審査を巡っては、47都道府県に設置されている社会保険診療報酬支払基金(支払基金)の支部と国民健康保険団体連合会(国保連合会)の判断・・・
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2019年06月12日(水)
[改定情報] オンライン診療の要件緩和など巡り、賛否 中医協・総会1
- 中央社会保険医療協議会・総会は6月12日開かれ、オンライン診療やICTを活用した情報共有・連携について意見交換した。オンライン診療では、対面診療を補完する仕組みとして活用するという基本認識は診療・支払側で一致しているものの、生活習慣病を抱える労働者の医学管理にまで利用を拡大するよう求める支払側と、対面診療と同等の効果が認められるものに対象を限定すべきだとする診療側の意見の隔たりは大きく、議論は平行線を・・・
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2019年06月12日(水)
[改定情報] 新規・既存技術の評価のあり方で論点を了承 中医協・総会2
- 厚生労働省は6月12日の中央社会保険医療協議会・総会に、新たな技術を保険適用する際の評価や、すでに保険収載されている技術の評価のあり方についての論点を示し、了承された。 新規技術で、既存技術と同等程度の有効性と安全性があると判断されたものについては、既存技術と同じ診療報酬点数で保険適用する。2018年度診療報酬改定時にも同様の対応が取られ、例えば新規保険導入されたロボット手術のうち、既存の腹腔鏡手術と・・・
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2019年06月07日(金)
[改定情報] 【急性期一般1】の6割が【入院時支援加算】を届出 入院分科会
- 厚生労働省が6月7日の診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会に報告した、2018年度診療報酬改定の検証調査によると、新設の【入院時支援加算】の届出割合は、【急性期一般入院料1】が61.9%で最も高かった。これに【地域包括ケア病棟入院料・入院医療管理料】(37.3%)、【回復期リハビリテーション病棟入院料】(34.3%)、【急性期一般入院料2~3】(32.4%)-などが続く(p73参照)。 同加算を届け出た効・・・
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2019年06月07日(金)
[改定情報] 地ケアの利用、自院の急性期病棟からの転棟が6割 入院分科会
- 6月7日の診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会には、地域包括ケア病棟や回復期リハビリテーション病棟における2018年度診療報酬改定の影響を調査した結果も報告された。このうち地域包括ケア病棟・病室の利用法では、「自院の急性期病棟からの転棟先として利用」が回答医療機関の63.8%を占め、最多。地域包括ケア病棟の役割として期待される「在宅医療の後方支援として急変時の入院先として利用」は12.5%にとど・・・
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2019年06月07日(金)
[改定情報] 7対1から【急性期一般2、3】転換は3.1% 入院分科会調査
- 厚生労働省は6月7日の診療報酬調査専門組織・入院医療等の調査・評価分科会に、2018年度診療報酬改定の検証調査の結果を報告した。一般病棟に関する調査によると、旧【7対1一般病棟入院基本料】算定病棟のうち、改定後に新設の【急性期一般入院料2、3】に転換した病棟は、わずか3.1%。「重症度、医療・看護必要度(以下、看護必要度)」を診療実績データ(DPCデータ)で判定している施設の割合は、【急性期一般入院料1】が約2割・・・
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2019年06月06日(木)
[診療報酬] 【妊婦加算】、現行のままでの再開は適当でない 厚労省検討会
- 厚生労働省の「妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会」は6月6日、議論の取りまとめを了承した。2018年度診療報酬改定で導入されながら、不適切な算定事例の発生や、妊婦の自己負担増を問題視する声から凍結された【妊婦加算】については、従来のままの形で再開することは「適当ではない」との認識を表明。妊産婦に対する質の高い診療や、産婦人科の主治医への情報提供を担保できる具体策の検討を、中央社会保険医・・・
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2019年06月04日(火)
[診療報酬] がん遺伝子パネル検査などで疑義解釈資料を送付 厚労省
- 厚生労働省は6月4日付けで、診療報酬の算定に関する疑義解釈資料(その15)を地方厚生局などに事務連絡した。6月1日付けで保険適用された、がん遺伝子パネル検査の留意事項通知で、実施医療機関や衛生検査所の要件として求めた「シークエンサーシステムを用いた検査に係る適切な第三者認定」について、疑義解釈は「現時点では米国病理医協会(CAP)の第三者認定が該当する」とした(p2参照)。 人工椎間板を使用して頸椎椎・・・
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2019年05月31日(金)
[医療機器] がん遺伝子パネル検査実施時の留意事項を通知 厚労省
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- 「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」等の一部改正について(5/31付 通知)、遺伝子パネル検査の保険適用に係る留意点について(5/31付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課、健康局 がん・疾病対策課、医薬・生活衛生局 医薬品審査管理課など カテゴリ: 医薬品・医療機器
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