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2014年04月28日(月)
[医学部] 東北地方の医学部新設に先立ち、「構想」の選定を実施
- 文部科学省は4月28日に、「東北地方における医学部設置に係る構想の応募要領」を公表した。 安倍内閣は、東日本大震災からの復興の一環として、昨年(平成25年)12月5日に「東北地方における復興のための医学部新設の特例措置」を閣議決定している。 そこでは、次のような方針が提示された。(1)将来の医師需要・地域医療への影響を勘案して、東北地方に1校に限定して条件付きで医学部新設を可能とする(2)医学部新設を希望・・・
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2014年04月28日(月)
[介護保険] 27年度介護報酬改定論議スタート、夏まで総論、秋から各論に
- 厚生労働省は4月28日に、社会保障審議会の「介護給付費分科会」を開催した。 この日は、次期介護報酬改定(平成27年度改定)に向けた自由討議を行った。◆夏までに総論、秋から各論の論議行い、27年1月の答申目指す 介護報酬改定は介護保険事業計画等に合わせて3年に1度行われる(p42~p51参照)。厚労省当局は、次期改定(平成27年度改定)に向けた議論の進め方として、平成26年4月から夏にかけて総論・事業者団体等からのヒ・・・
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2014年04月25日(金)
[医療保険] 後期高齢者の保険者番号変更、政府「レセプト返戻せず支払を」
- 政府は4月25日に、「国民健康保険・後期高齢者医療制度による医療機関受診の際の資格確認に関する質問」に対する答弁書を公表した。 公的医療保険の資格喪失後に、被保険者が医療機関に保険証を提示して受診した場合、原則として医療機関には診療報酬を支払い、被保険者には給付費の請求を行う取扱いが行われてきた。また、後期高齢者医療制度において、被保険者が同一都道府県内で転居した場合には、保険者の変更はない。 し・・・
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2014年04月25日(金)
[国庫補助] 精神科病院や精神科デイ・ケア施設等整備に9億円規模の国庫補助
- 厚生労働省は4月25日に、平成26年度保健衛生施設等施設整備費実施計画(第1回目)を公表した。 保健衛生施設等施設整備費は、農村健診センター、特定感染症指定医療機関施設等の施設および設備を整備し、地域住民の健康増進や疾病の予防および治療を行い、公衆衛生の向上に寄与することを目的とした補助金である。 平成26年度第1回は計41件、総額9億2512万7000円。内訳は、原爆被爆者保健福祉施設6件(6475万円)、小児がん拠・・・
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2014年04月25日(金)
[インフル] 4月14日~4月20日のインフル患者数2万2955人、7週ぶり増加
- 厚生労働省は4月25日に、インフルエンザの発生状況(第16週・平成26年4月14日~4月20日)を公表した。 インフルエンザの定点当たりの患者数は、第16週は総数で4.65(患者報告数2万2955人)で、7週ぶりに増加している(p2参照)。 定点当たり報告数は、都道府県別では山梨県11.43、岩手県11.09、山形県10.92、福島県10.43、沖縄県10.31、青森県10.25の順になり、16都県で前週よりも減少したが、29道府県では増加がみられた&・・・
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2014年04月25日(金)
[がん対策] 研究者主導のがん臨床試験推進に向け、研究事業を公募
- 厚生労働省は4月25日に、「平成26年度がん臨床試験基盤整備事業公募要綱」を発表した。 これは、がんの標準治療を進歩させるため、研究者主導の臨床試験を推進する事業だ。 厚労省は、がんの標準治療には「手術」「化学療法」「放射線治療」を組合わせるものが多いため、製薬メーカー主導の治験(化学療法以外の発展が不十分)だけではなく、研究者主導の臨床試験が不可欠と強調(p1参照)。 本事業では、この研究者主導・・・
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2014年04月25日(金)
[高齢者] ヘルスケアリート、サ高住・有老ホームに加え認知症GHも対象へ
- 国土交通省は4月25日に、「高齢者向け住宅等を対象とするヘルスケアリートの活用に係るガイドライン検討委員会」の初会合を開催した。 ヘルスケアリートとは、多くの投資家から募った資金をもとに高齢者住宅等を建設し、賃貸や売却で得た利益を投資家に分配する投資商品のこと。 国交省は2月28日に「ヘルスケアリートの活用に係るガイドライン素案」を公表しており、そこでは(1)リートの対象施設はサ高住と有料老人ホームと・・・
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2014年04月25日(金)
[介護保険] 滋賀県では介護予防基金を設置し、介護予防教室などに助成
- 厚生労働省は4月25日に、「都道府県 介護予防担当者・アドバイザー合同会議」を開催した。 社会保障・税一体改革の一環として、現在、国会で「医療介護総合確保推進法案」が審議されている。その中では、介護保険に関し、地域包括ケアシステムの構築を目指して「要支援者への訪問・通所介護を、介護保険から地域支援事業に移管する」「地域包括支援センターの機能強化など、地域支援事業を充実する」などの見直しが予定されてい・・・
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2014年04月25日(金)
[診療報酬] データ提出遅れた11病院、26年5月分のデータ提出加算算定認めず
- 厚生労働省は4月25日に、「データの提出に遅延等が認められた保険医療機関におけるデータ提出加算の取扱い」に関する通知を発出した。 A245【データ提出加算】は平成24年度改定で創設された点数で、適切にDPCデータを提出することを評価するもの。 ちなみに平成26年度改定で、提出対象病棟が「すべての病棟」に拡大され、また7対1一般病棟・地域包括ケア病棟(室)ではDPC対象病棟であるか否かに関わらず提出が義務化された(・・・
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2014年04月25日(金)
[鳥インフル] 鳥インフル(H7N9)の指定感染症の期間を1年間延長
- 厚生労働省は4月25日に、「鳥インフルエンザ(H七N九)を指定感染症として定める等の政令の一部を改正する政令及び鳥インフルエンザ(H七N九)を指定感染症として定める等の政令の施行に伴う感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律施行規則の準用に関する省令の一部を改正する省令」の施行に関する通知を発出した。 平成25年5月に、鳥インフルエンザ(H7N9)が「ヒトからヒトへ感染する」ことを前提として『指定・・・
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2014年04月25日(金)
[死因究明] 今後、看取られずに亡くなる高齢者増加、死因究明体制整備を
- 内閣府は4月25日に、「死因究明等推進計画検討会」の最終報告書を発表した。 昨今の死因究明に対する国民の意識・関心の高まりを背景に、平成24年6月に「死因究明等の推進に関する法律」が議員立法によって成立。この法律に基づいて内閣府に「死因究明等推進会議」、その下部組織である「死因究明等推進計画検討会」が設置された(p3参照)。 検討会では、18回にわたる会合を開き、死因究明に向けた「人材育成」「施設等の・・・
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2014年04月25日(金)
[薬価] 薬価の毎年改定、田村大臣「精度の高い改定ができるかは難しい」
- 田村厚生労働大臣は4月25日の閣議後に記者会見を行い、経済財政諮問会議が打出した「薬価の毎年改定」についてコメントしている。 経済財政諮問会議は財政再建のため、社会保障給付費の削減を目指している。そこで、4月22日の同会議で、薬剤費削減のため、医療機関が医薬品卸から購入した「市場実勢価格」に合わせた薬価改定を毎年行うべきと提案している。これは、保険料により負担する薬価基準が市場実勢価格から大きく乖離し・・・
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2014年04月25日(金)
[規制改革] 東京、関西、福岡、創薬・再生医療等の国家戦略特区を閣議決定
- 政府は4月25日に、「国家戦略特別区域を定める政令」を閣議決定した。 国家戦略特別区域(国家戦略特区)は、首相の主導に基づき、これまでの特区(構造改革特区や総合特区)よりも規制緩和の度合いを高め、「世界1ビジネスをしやすい街」を作成することなどが狙いだ。安倍内閣が成長戦略(日本再興戦略)において打出したもの。医療に関係するものは(1)東京圏(2)関西圏(3)福岡県福岡市―の3つ(p1参照)。 政令では・・・
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2014年04月24日(木)
[看護] 看護職就職応援フェア、病院や都関係施設等60法人参加 東京都
- 東京都は5月31日に、看護職員確保対策の一環として「看護職の就職応援フェア」を開催する。4月24日に公表した。 対象となるのは、看護学生、保健師・助産師・看護師・准看護師の資格を有する方(p1参照)。 60法人(病院、診療所、訪問看護ステーション、介護老人保健施設等に加え、公立病院、東京都関係の施設)が参加する(p1参照)。 フェアでは、(1)法人別ブースにおける「個別相談・説明」(2)ナースバンク相・・・
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2014年04月24日(木)
[看護] 看護週間事業の一環で「看護フェスタ2014」を5月17日に開催
- 東京都は、看護の日・看護週間事業の一環として、5月17日に「看護フェスタ2014」を東京都看護協会と共催する(主催は都看護協会)。 「看護の日(5月12日)」は、フローレンス・ナイチンゲールの生誕を記念して制定されたもので、この日を含む日曜日から土曜日までが「看護週間」とされている。毎年、国や地方自治体、関係団体により、看護に関する各種普及啓発事業が実施される。 今回は、平成26年5月17日(土)正午に、新宿・・・
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2014年04月24日(木)
[介護保険] 地域包括ケア構築に向け、在宅医療・介護連携の先進事例を報告
- 厚生労働省は4月24日に、「都道府県 在宅医療・介護連携 担当者・アドバイザー合同会議」の初会合を開催した。 社会保障・税一体改革の中では、病床機能の分化・強化等とともに「地域包括ケアシステムの構築」が最重要項目として掲げられている。 地域包括ケアシステムは、大きな括りとして「医療」「介護」「予防」「住まい」「生活支援」を一体的に提供し、要介護度が重くなっても地域での生活を継続できるようにする構想<・・・
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2014年04月24日(木)
[審査支払] 電子レセプト請求、請求件数全体の94.1%に 支払基金
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- 平成26年3月受付分の電子レセプトの割合 件数で94.1%、機関数で79.3%(4/24)《社会保険診療報酬支払基金》
- 発信元:社会保険診療報酬支払基金 カテゴリ: 診療報酬
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2014年04月24日(木)
[医療提供体制] 有床診療所45施設減少、病床数は590床減少
- 厚生労働省は4月24日に、医療施設動態調査(平成26年2月末概数)を公表した。 医療施設の総数は、平成26年1月末に比べ6施設減少し17万7806施設、病床数は合計1610床減少し168万9840床となった。 病院の施設数は4施設減少し8525施設、病床数は1020床減少し157万2309床となった。精神科病院施設には増減が見られなかったものの、精神病床が199床減少。療養病床は31床減少している(p1参照)。 一般診療所では、施設数に増減・・・
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2014年04月24日(木)
[後発品] 後発品の品質に関する信頼性確保に向け、厚労省が情報発信開始
- 厚生労働省は4月24日に、「後発医薬品品質情報No.1」を公表した。 厚労省は、医療費適正化の一環として「後発医薬品の使用促進」を掲げている。しかし、たとえば「平成24年度に後発品の使用割合30%以上」という目標が未達成に終わるなど、後発品使用は、必ずしも十分とは言えないのが実際だ。 この1要因として、一部の医師・患者が「後発品は先発品に比べて効き目が低いのではないか」等と噂するように、「信頼性が十分ではな・・・
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2014年04月24日(木)
[先進医療] da Vinci用いる腹腔鏡下腎がん手術、継続審議に
- 厚生労働省は4月24日に、「先進医療技術審査部会」を開催した。 この日も、申請されている先進医療技術(そのうち先進医療Bに振分けられたもの)の有効性・安全性について学術的視点からの審査を行った。 まず、部会で「継続審議」となっていた「全身性エリテマトーデス患者における初回副腎皮質ホルモン治療に続発する大腿骨頭壊死症の発生抑制治療」を再審査した結果、「適」と判断している(p11参照)・・・
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2014年04月23日(水)
[肝炎対策] 肝炎ウイルス検査の結果、医療提供者は適切な説明を
- 厚生労働省は4月23日に、「手術前等に行われる肝炎ウイルス検査の結果の説明」に関する通知を発出した。 国内最大級の感染症とされるウイルス性肝炎の感染拡大防止に向けて、肝炎対策基本指針(平成23年5月)が定められている。 この指針では、国・自治体に対して(1)手術前等に行われる肝炎ウイルス検査結果を受検者に適切に説明するよう、医療機関に要請する(2)手術前等の肝炎ウイルス検査結果の説明状況等について調査研・・・
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2014年04月23日(水)
[介護] 「介護労働者の平均賃金は20万7795円、全産業比9万円低く」全労連
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- 介護施設で働く労働者のアンケート調査<中間報告>(4/23)《全国労働組合総連合 介護・ヘルパーネット》
- 発信元:全国労働組合総連合 介護・ヘルパーネット カテゴリ: 介護保険 社会福祉 調査・統計
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2014年04月23日(水)
[規制改革] 規制改革会議が『選択療養』の必要性強調、厚労省は慎重姿勢
- 内閣府は4月23日に、規制改革会議を開催した。 この日は、注目を集めている『選択療養(仮称)』が議題となった。 『選択療養』制度とは、ざっくりと言えば「患者が医師と協議したうえで『保険外の医薬品・医療機器などを用いた治療を行いたい』と希望した場合に、保険診療との併用を認めるという仕組み」である(p2~p5参照)。 この提案には、医療団体(日医など)、保険者団体(健保連など)、患者団体(難病患者団体な・・・
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2014年04月23日(水)
[改定速報] 【総合入院体制加算2】でも「外来縮小体制」が必須要件に
- 厚生労働省は4月23日に、「平成26年度診療報酬改定関連通知の一部訂正及び官報掲載事項の一部訂正」に関する事務連絡を行った。 大きな訂正点をピックアップしてみる。 まず、【総合入院体制加算2】について、施設基準の解釈通知では「外来縮小体制」は不要と読める記載をしていたが、今回の訂正では「外来縮小体制が必要」であることを明確にしている(p2参照)。 一方で「救命救急センター」「高度救命救急センター」の・・・
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2014年04月23日(水)
[規制改革] 新医療技術の開発会社による医療機関経営等 構造改革特区案
- 内閣官房は4月23日に、「構造改革特区(第25次)及び地域再生(第11次)提案募集における提案の概要」を発表した。 これは、平成26年3月14日~4月14日の間に、内閣官房に寄せられた「構造改革特区における規制の特例措置の提案」「地域再生に関する支援措置の提案」を整理したもの。 25の提案主体(地方公共団体等13、民間企業等12)から、65件(地方公共団体等38件、民間企業等27件)の提案がなされている(p7~p9参照)。・・・
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