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2013年07月25日(木)
[肝炎対策] 肝炎ウイルス検査の個別勧奨、自治体間で100~0%と大きな開き
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厚生労働省は7月25日に、肝炎対策推進協議会を開催した。
この日は、前回会合に引続き、自治体における肝炎対策の取組状況等について厚労省当局から報告を受けたほか、平成26年度における肝炎対策予算について議論を行った。
まず、自治体における肝炎対策をみると、25年4月1日現在、すべての都道府県・保健所設置市・特別区において肝炎ウイルス検査(特定感染症検査等事業)が無料で実施されている(p6参照)。
また・・・
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2013年07月25日(木)
[生命表] 女性の平均寿命は86.41歳で、世界1に返咲き 24年簡易生命表
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厚生労働省は7月25日に、平成24年簡易生命表の概況を発表した。
簡易生命表は、我が国の死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などを死亡率や平均余命などの指標(生命関数)によって表したもの。年金をはじめとする社会保障制度の設計において、極めて重要な基礎資料となる。
まず、平均寿命(ゼロ歳時の平均余命)をみると、女性は86・・・
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2013年07月25日(木)
[医療保険] 26年度改定基本方針策定に向け、医療保険部会が検討スタート
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厚生労働省は7月25日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。
この日は、(1)産科医療補償制度(2)平成26年度診療報酬改定―について議論したほか、厚労省当局から、社会保障制度改革国民会議の状況(p192~p412参照)について報告を受けた。
まず(2)の26年度診療報酬改定について見てみよう。
18年度の中医協改革によって、診療報酬改定論議は、「基本方針は医療保険部会・医療部会が定める・・・
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2013年07月24日(水)
[意見募集] 小児の肺炎球菌感染症の予防接種、使用ワクチン等変更
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厚生労働省は7月24日に、「予防接種法施行規則等の一部を改正する省令案」に関して、意見募集を始めた。
今回の改正は、小児の肺炎球菌感染症に係る定期の予防接種に関するもの。主な改正内容は、次の3点(p4参照)。
(1)使用するワクチンを、「沈降7価肺炎球菌結合型ワクチン」から「沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン」に変更する
(2)初回接種時に生後2ヵ月~7ヵ月に至るまでの間にある者の追加接種について、「初回接・・・
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2013年07月24日(水)
[社会福祉] 障害者関係234施設への整備補助、総額52億249万円
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厚生労働省は7月24日に、平成25年度社会福祉施設等施設整備費補助金の内示について公表した。
25年度の障害者関係施設への整備補助は、生活介護13ヵ所、宿泊型自立訓練1ヵ所、就労継続支援A型5ヵ所、就労継続支援B型14ヵ所、多機能型43ヵ所、共同生活介護・共同生活援助126ヵ所、短期入所1ヵ所、障害者支援施設18ヵ所、医療型障害児入所施設2ヵ所、福祉型児童発達支援センター7ヵ所、児童発達支援事業1ヵ所、放課後等デイサー・・・
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2013年07月24日(水)
[意見募集] 末梢血幹細胞のドナー登録、斡旋など行う機関の詳細定める省令
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- 「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律に基づく造血幹細胞提供支援機関に関する省令(案)」に関する意見募集について(7/24)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 臓器移植対策室 カテゴリ: 医療提供体制
「移植に用いる造血幹細胞の適切な提供の推進に関する法律」の第44条第1項には、「厚生労働大臣は、営利を目的としない法人であって、次条各号に掲げる業務(骨髄・末梢血幹細胞提供者(ドナー)の登録、骨髄・末梢血幹細胞提供あっせん事業など)を適正かつ・・・
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2013年07月24日(水)
[看護] 人口あたり看護師数、最多の高知と最少の埼玉の格差は2.3倍
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厚生労働省は7月24日に、平成24年の「衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」を発表した。
この調査は、都道府県・指定都市等における衛生行政の実態を把握し、衛生行政運営の基礎資料とすることが狙い(p2参照)。
ここでは、(1)就業保健師・助産師・看護師・准看護師(p3~p7参照)(p11~p12参照)(2)就業歯科衛生士・歯科技工士、および歯科技工所(p8参照)(p13~p14参照)(3)就業あん摩マッサ・・・
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2013年07月24日(水)
[診療報酬] 病院の診療科別収支調査、継続の是非で意見分かれる 中医協
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厚生労働省は7月24日に、中医協の診療報酬基本問題小委員会を開催した。
この日は、下部組織である「診療報酬調査専門組織・医療機関のコスト調査分科会」から報告を受けた。
報告内容は、(1)平成24年度の「医療機関の部門別収支に関する調査」報告書(2)「部門別収支に関する調査」の今後の取扱い―の2点。
(1)の報告書の内容(p3~p178参照)については、既にお伝えしているので、詳しくはそちらをご参照いただき・・・
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2013年07月24日(水)
[診療報酬] 24年度改定検証、勤務医負担軽減や維持期リハ状況等の調査開始
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- 中央社会保険医療協議会 診療報酬改定結果検証部会(第37回 7/24)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療課 カテゴリ: 診療報酬 診療報酬改定結果検証部会
結果検証部会は、診療報酬改定の効果・影響を改定のたびに詳細に調べ、その結果を分析し、次の改定に反映させる重要な役割を担っている。
平成24年度改定については、重要項目を(1)効果・影響が早期に出やすい項目(2)効果・影響が現れるまでに時間のかかる項目―に分け、(1)は24年度に、(2)は25年度に調査することとされていた。
(2)の25・・・
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2013年07月24日(水)
[診療報酬] 尿路結石に加え、膵石も非侵襲的に破砕する新機器等を保険適用
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厚生労働省は7月24日に、中医協総会を開催した。
この日の議題は、(1)新たな医療機器の保険適用(2)「平成24年度診療報酬改定の結果検証」に係る特別調査(25年度調査)・調査票(3)歯科用貴金属価格の随時改定(4)「平成24年度医療機関の部門別収支に関する調査」報告書―の4点で、いずれも了承されている。
まず、(1)の新たに保険適用される医療機器は次の3製品(p3参照)。
●大腿骨頸部骨折等の人工骨頭置換術・・・
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2013年07月23日(火)
[高齢者] 地域包括ケアに向け、住宅地の一画に「高齢者ペンション」設置を
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厚生労働省は7月23日に、「都市部の高齢化対策に関する検討会」を開催した。この日は、「住まい」と「互助、生活支援、就労支援」について、有識者や事業者等からヒアリングを行った。
高齢化の進展を踏まえたとき、病院や介護施設での、すべての受入れは物理的に困難であり、また患者・利用者のQOLという面で必ずしも好ましいものとはいえない。そこで厚労省は、「要介護度が高くなっても在宅で暮らせるようにする」ために、・・・
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2013年07月23日(火)
[先進医療] 早期胃がんのセンチネルリンパ節転移診断、総評「条件付き適」
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厚生労働省は7月23日に、先進医療技術審査部会を開催した。
この日も、「新規申請技術の評価」などを行った。
まず、新規技術の評価をみると、「早期胃がんに対するセンチネルリンパ節を指標としたリンパ節転移診断と個別化手術の有用性に関する臨床試験」については、総評で「条件付き適」とされている(p12~p23参照)。
この技術は、「がん細胞の転移の有無を調べるために、主病巣から直接リンパ流を受けるリンパ節を・・・
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2013年07月22日(月)
[意見募集] 介護療養施設サービス指定の権利利益、26年2月28日まで延長
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- 東日本大震災の被害者の介護保険法第41条第1項本文の指定等についての権利利益に係る満了日の延長に関する政令の一部を改正する政令(案)に関する意見の募集について(7/22)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 老人保健課 カテゴリ: 介護保険
公的介護保険サービスを提供するためには、介護事業者等が市町村・都道府県の指定を受けなければならず、また定期的に更新しなければいけないが、東日本大震災の影響により、この更新を行うことができない事業所等も存在する。
・・・
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2013年07月19日(金)
[介護保険] 定期巡回・随時対応など、被爆者の介護保険利用助成対象に
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厚生労働省は7月19日に、介護保険最新情報Vol.338を公表した。今回は、同日付の通知「『介護給付費請求書等の記載要領について』の一部改正について」を掲載している。
これは、平成24年の介護保険法等改正で新設された「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」と「複合型サービス」を利用した場合の利用者負担が、介護保険等利用被爆者助成事業の対象とされたことを受け、介護給付費請求書等の記載要領の一部を変更するもの・・・
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2013年07月19日(金)
[介護保険] 消費税8%時の介護報酬対応、基本単位と加算単位の組合せで
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厚生労働省は7月19日に、社会保障審議会・介護給付費分科会の「介護事業経営調査委員会」を開催した。
消費税率が26年4月から8%に引上げられる予定だ。保険診療と同様に、介護保険サービスについても、利用者負担等については「消費税は非課税」とされており、諸々の取引にかかる消費税は、介護サービス事業者や介護保険施設が最終負担者となっている(p75参照)。
この日の委員会では、厚労省当局から「消費税率8%引・・・
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2013年07月19日(金)
[先進医療] 臨床研究中核等15病院で、使用実績ゼロでも先進医療申請認める
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厚生労働省は7月19日に、先進医療会議を開催した。この日は、新規技術について審査したほか、「先進医療会議における利益相反の対応」や「先進医療Bの申請に必要な数例以上の臨床使用実績の効率化」について議論した。
まず、「先進医療Bの申請に必要な臨床実績」については、(1)早期・探索的臨床試験拠点整備事業、または臨床研究中核病院整備事業の対象病院である(2)当該医療機関で整備する臨床研究の支援部門が、試験実・・・
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2013年07月19日(金)
[医学研究] 理化研等のiPS細胞用いた加齢黄斑変性治療の臨床研究を認可
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厚生労働省は7月19日に、(1)理化学研究所(2)先端医療振興財団先端医療センター―が「加齢黄斑変性に対するiPS細胞を用いた臨床研究」を実施することを、厚生労働大臣が了承した旨を発表した。
加齢黄斑変性とは、網膜のうち、視覚機能が鋭敏な(つまり、ものを見るにあたり非常に重要な)黄斑という部分に異常老化が生じる疾患。初期症状は「視野の中央がよく見えない」「ゆがんで見える」「暗く感じる」程度だが、進行する・・・
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2013年07月18日(木)
[介護保険] 25年5月分の介護サービス受給者は364万4700人
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厚生労働省は7月18日に、平成25年5月審査分の介護給付費実態調査の概要を公表した。
受給者は、介護予防サービスでは100万2700人、介護サービスでは364万4700人であった。複数サービスを受けた者については名寄せを行っている。
受給者1人あたりの費用額は、介護予防サービスでは4万300円、介護サービスでは18万7000円となっている。
介護(予防)サービス受給者の状況をみると、介護予防居宅サービス受給者が要支援1では4・・・
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2013年07月18日(木)
[医療法人] 社会医療法人は7月1日現在、203法人 厚労省
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厚生労働省は7月18日に、「平成25年7月1日現在の、社会医療法人の認定状況」を発表した。
7月1日現在、社会医療法人は203法人が認定されており、25年4月1日時点と比べて2法人増加している(p1~p8参照)。
新たに認定された社会医療法人は、次の2法人。
(1)社会医療法人社団 森山医会(東京都江戸川区)(p3参照)
(2)社会医療法人 北斗会(大阪府豊中市)(p5参照)
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2013年07月18日(木)
[臨床研修] 研究意欲生じた場合、研修中でも大学院進学可能な仕組み等検討
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厚生労働省は7月18日に、医道審議会・医師分科会の「医師臨床研修部会」を開催した。この日は、「研究医の養成」などについて議論を行った。
現在の新医師臨床研修制度は平成16年4月からスタートしたもので、「診療に従事しようとする医師に対し、2年間の臨床研修を義務付ける」ものである(医師法第16条の2第1項)。
ところで、我が国の医学研究水準は、諸外国に比べ、相対的に低くなっていると指摘される。この要因の1つと・・・
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2013年07月18日(木)
[保健] 民生委員等が高齢者宅訪問し、熱中症予防チラシ配布して注意喚起
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厚生労働省は7月18日に、地域の高齢者等に対する「熱中症対策の取り組み事例」を公表した。
北海道や東北地方の一部を除き、日本列島が連日のように猛暑に襲われている中、熱中症で救急搬送される方が後を絶たない。とくに、高齢者や障害者など、支援が必要な方については、地域や自治体が連携して熱中症対策をとることが重要である。
そこで、今般、厚労省が都道府県や市区町村に対して「熱中症対策」に関する照会を行った・・・
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2013年07月17日(水)
[介護保険] 平成25年2月の介護保険給付費は6895億円
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厚生労働省は7月17日に、介護保険事業状況報告の概要(平成25年2月暫定版)を公表した。
厚労省によると、25年2月末現在、65歳以上の第1号被保険者は3083万人で、このうち要介護(要支援)認定者は557万4000人となっている。第1号被保険者に対する要介護・要支援認定者の割合は18.1%であった。
また、居宅(介護予防)サービス受給者は345万人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は33万7000人であった。
施設サービス・・・
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2013年07月17日(水)
[救急医療] 3次救急の要件厳格化や、充実段階評価見直しなど提言
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厚生労働省は7月17日に、「救急医療体制等のあり方に関する検討会」を開催した。この日は、厚労省当局が示した「中間とりまとめ」案に基づいて議論し、座長(有賀徹:昭和大学病院長)に一任することを確認した。
救急医療をめぐっては、傷病者の円滑な搬送・受入れが推進され、救急出動件数の増加・メディカルコントロール(MC)体制の整備が進んでいる。一方で、軽症患者の増加や、MC従事医の負担増加などの課題も浮上してい・・・
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2013年07月17日(水)
[診療報酬] 医療機関の部門別収支調査、基本小委で継続の是非など検証へ
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厚生労働省は7月17日に、診療報酬調査専門組織の「医療機関のコスト調査分科会」を開催した。
この日は、厚労省当局から平成24年度の「医療機関の部門別収支に関する調査報告書」案について説明を受けたほか、部門別収支調査のあり方そのものについて検討を行った。
医療機関の部門別収支に関する調査は、(1)病院における診療科別の収支把握手法を確立する(2)医療機関のコストや機能等に基づいた診療報酬改定を行うため・・・
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2013年07月17日(水)
[診療報酬] 7対1施設基準、厚労省が診療実績やDPCデータ提出など盛込む提案
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厚生労働省は7月17日に、診療報酬調査専門組織の「入院医療等の調査・評価分科会」を開催した。
この日の議題は、大きく次の3点。これまでの議論(内容については大部にわたるので過去記事をご参照いただきたい)を踏まえて、厚労省当局から新たな論点が示された。
1.一般病棟入院基本料の見直し(主に7対1)(p9~p113参照)
2.亜急性期入院医療管理料等の見直し(p114~p130参照)
3.医療提供体制が十分ではなく医療・・・
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