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2012年05月24日(木)
[がん対策] 10月小児がん拠点病院指定に向け、第1回検討会開かれる
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- 小児がん医療・支援のあり方に関する検討会(第1回 5/24)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
平成24年度予算編成における「日本再生重点化措置」のうち、厚労省所管の優先事業のひとつに小児がん対策がある。小児がんの年間患者数は2000~2500人と少ないが、病死原因の第1位である。しかし扱う施設は約200程度と少ないため、適切な医療や支援を受けられる環境整備が求められることから本会議で検討されることとなった・・・
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2012年05月24日(木)
[医療保険] 審査支払機関統合の議論続く、委員の多数は慎重姿勢か
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厚生労働省は5月24日に、社会保障審議会の医療保険部会を開催した。この日は、主に審査支払機関のあり方について議論した。
審査支払機関には、現在、都道府県の国民健康保険団体連合会と社会保険診療報酬支払基金の2つがあるが、「両者の競合を促すべき」という意見や、逆に「両者は統合すべき」という意見など、さまざまな指摘がある。
後者の「統合」については、コスト削減や審査の質の向上というメリットがある一方で、・・・
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2012年05月23日(水)
[予防接種] 25年度以降も子宮頸がん、ヒブ、小児用肺炎球菌の予防接種を
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厚生労働省は5月23日に、「予防接種制度の見直しについて(第二次提言)」を公表した。これは、厚生科学審議会・感染症分科会の予防接種部会が取りまとめた意見・提言である。
同部会では、平成22年2月に第1次提言をまとめており、その後の感染症の動向や医療・社会状況の変化などを踏まえて、今般の第2次提言に至ったもの(p2参照)。
第2次提言では、子どもへの予防接種について「次世代を守るもの」であることを強調・・・
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2012年05月23日(水)
[診療報酬] 中医協の森田会長「誰が見ても異論なき分野に費用対効果導入を」
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厚生労働省は5月23日に、中医協・費用対効果評価専門部会の初会合を開催した。
これは26年度改定に向けて、英国の医療保障制度NHS(National Health Service)等で運用されている「新たな医療技術等を給付範囲に含める際に、費用対効果評価を参考にする」という考え方を我が国にも導入できるかどうか、技術的な検討を行うために設けられたもの。
初会合のこの日は、検討スケジュール(p4~p7参照)や論点・・・
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2012年05月23日(水)
[診療報酬] ブラッドパッチ療法を先進医療に導入、患者負担は1回1万8000円
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厚生労働省は5月23日に、中医協総会を開催した。この日は、新たな先進医療や医療機器、医薬品について厚労省から報告を受け、了承している。
新たな先進医療に導入されるのは、(1)脳脊髄液漏出症に対する「硬膜外自家血注入療法」(p3~p18参照)(2)標準治療抵抗性の非小細胞肺がんに対するゾレドロン酸誘導γδT細胞を用いた免疫細胞治療(p19~p41参照)―の2技術。
(1)は、いわゆるブラッドパッチ(Blood patch)・・・
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2012年05月21日(月)
[介護保険] 介護保険最新情報でも手指保護具破損による死亡事故の注意喚起
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- 歯科診療時等において使用される手指用保護具(口腔用)の事故等に係る医療機関並びに介護保険施設等及び障害者支援施設等の施設管理者に対する注意喚起について(5/21)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 老健局 老人保健課 カテゴリ: 介護保険
手指保護具(口腔用)(商品名:ゆびガード)の一部が破断し患者の口腔から体内に入り、窒息死した事故が発生(平成24・・・
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2012年05月21日(月)
[病院] 1日平均患者数・月末病床利用率、全体的に増加
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厚生労働省は5月21日に、平成24年1月分の病院報告(概数)を発表した。
報告によると、一般病床を含む病院の1日平均患者数は、129万5318人(前月比9972人増)となっている。一般病床の1日平均患者数は68万7865人(対前月比9541人増)、外来患者数は130万3969人(対前月比8万8136人減)となっていた(p1参照)。
病院全体の月末病床利用率は83.3%で、うち一般病床は79.1%、介護療養病床は93.5%だった。
また、病院全・・・
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2012年05月21日(月)
[統計資料] 患者調査や医療施設調査をベースに、テーラーメイドの統計資料
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厚生労働省は5月21日に、平成24年度の「委託による統計の作成等及び匿名データの作成・提供に係る年度計画」を発表した。
厚労省では平成23年から、研究者等からの求めに応じて厚労省の保有するデータからテーラーメイドの統計資料を作成するサービスを行っている(有料)。
今般、平成24年度に行うテーラーメイド統計作成サービスの概要が発表された。具体的には、平成20年の医療施設(静態)調査や、同じく平成20年の患者・・・
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2012年05月21日(月)
[臓器移植] 膵腎同時移植と腎臓単独移植などの改正案を論議
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厚生労働省は5月21日に、腎臓移植の基準等に関する作業班を開催した。今回は、主に腎臓移植希望者(レシピエント)選択基準について議論が行われた。
基準改正の経緯として、平成7年に制定された腎臓移植希望者(レシピエント)選択基準については、阻血時間短縮のため都道府県内配分を中心とすること、および小児患者や長期待機患者の優先度を上げることなどを考慮し、14年に改正された。その後、21年に改正臓器移植法が成立・・・
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2012年05月21日(月)
[高度医療] 慢性心不全患者へのサウナ治療器用いた和温療法、高度医療に
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厚生労働省は5月21日に、高度医療評価会議を開催した。
この日は、新規申請技術の評価や、協力医療機関の追加(p88参照)などが議題となった。
新たに申請された高度医療技術は、(1)コレステロール塞栓症に対する血液浄化療法(2)多血小板血漿を用いた難治性皮膚潰瘍治療(3)慢性心不全に対する和温療法―の3つ。
(1)の血液浄化療法は、コレステロール塞栓症患者のうち血管内操作等によって腎機能障害を誘発した・・・
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2012年05月18日(金)
[難病] すべての難病に高度な医療提供する新・難病医療拠点病院を設置
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厚生労働省は5月18日に、難病研究・医療ワーキンググループを開催した。この日は、(1)難病の定義や範囲(2)医療費助成(3)医療提供体制(4)研究―について議論を行った。
まず(1)の難病の定義・範囲については、難病対策要綱(昭和47年)(p12参照)において「原因不明・治療法未確立、かつ負担が大きい」などとされているが、一方で特定疾患(平成14年)については「症例が少なく、原因不明・治療法未確立、かつ長・・・
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2012年05月18日(金)
[診療報酬] 疑義解釈第4弾、新7対1における夜勤平均時間に関するQ&A
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厚生労働省は5月18日に、疑義解釈資料(その4)に関する事務連絡を行った。
今回は、(1)入院基本料(p2参照)(2)精神科専門療法(p2参照)(3)K939-2【術中血管等描出撮影加算】(p2参照)(4)C157【酸素ボンベ加算等】(p2参照)(5)DPCにおける退院時処方(p3参照)(6)訪問看護(p4参照)―に関連するQ&Aを掲載している。
(1)の入院基本料では、旧7対1から新7対1へ届出を行う際の「届出・・・
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2012年05月18日(金)
[ポリオ] 不活化ポリオワクチン、9月導入にあたりQ&A情報示す 厚労省
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厚生労働省は5月18日に、ポリオワクチンの接種に関する広報を行った。9月に単独の不活化ポリオワクチンが導入されるにあたり、国民に正確な情報を伝えることが目的。
内容としては、(1)ポリオとポリオワクチンの基礎知識(2)8月までのポリオワクチン接種(3)9月以降の不活化ポリオワクチン接種(4)4種混合ワクチン―についてQ&A形式で掲載されている。
具体的に(1)では、生ポリオワクチンと不活化ポリオワクチンの違い・・・
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2012年05月18日(金)
[専門医] 養成プログラム整備と「医療行政的バックアップ」で総合医確保
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厚生労働省は5月18日に、専門医の在り方に関する検討会を開催した。この日も、前回までと同様に関係団体からヒアリングを行ったほか、厚労省当局から論点項目素案が示された。
論点項目素案は、(1)求められる専門医像(2)専門医の質の一層の向上(3)総合的な診療能力を有する医師(4)地域医療の安定的確保―の大きく4点(p60~p62参照)。
まず(1)では、専門医像を、いわゆる「神の手(ゴッドハンド)を持つ医師」な・・・
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2012年05月17日(木)
[高齢者] 平成23年10月末時点、全国の未届有料老人ホームは259件に増加
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厚生労働省は5月17日に、未届の有料老人ホームに対する指導状況等におけるフォローアップ調査(第3回)の結果を公表した。この調査は、老人福祉法上の有料老人ホームに該当するものの、届出がされていない施設への指導状況について、都道府県からの報告をまとめたもの。また今回は、前払金の保全措置の実施状況についても調査を行っている。
調査の結果、平成23年10月31日時点で全国の未届施設は259件で、第2回(平成22年10月3・・・
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2012年05月17日(木)
[がん対策] 平成19年のがん対策基本計画、検診受診率などの目標は未達
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- がん対策推進協議会(第33回 5/17)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 がん対策・健康増進課 カテゴリ: 医療提供体制
この日は、平成19年6月の「がん対策推進基本計画」で打ち出された主な指標(目標)について、進捗状況が厚労省当局から報告されている。
まず、全体目標として「10年間でがんの年齢調整死亡率(75歳未満)を20%減少させる」ことが掲げられた。平成17年の数値は92.4だが、平成22年には84.3(国立がん研究センター)となっており、「5年間で8%の低下」という進捗状況・・・
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2012年05月17日(木)
[先進医療] 脳脊髄液漏出症へのブラッドパッチ療法、保険使える先進医療へ
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厚生労働省は5月17日に、先進医療専門家会議を開催した。この日は、平成24年2月~3月受付分の第2項先進医療などについて議論を行った。
24年2月受付の新規届出技術は、(1)難治性眼感染性疾患に対する包括的迅速PCR診断(2)ダブルバルーン内視鏡を用いた胆膵疾患の診断と治療―の2件。両者とも書類の不備による「返戻」となっている(p3参照)。
24年3月受付の新規届出技術は、(i)肺3次元再構築画像を用いた肺切除術・・・
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2012年05月17日(木)
[病院] 労災病院の医師1人当たり診療収入、22年度は1億709万円
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厚生労働省は5月17日に、「国立病院及び労災病院の新しい法人制度に関する検討会」を開催した。この日は、国立病院と労災病院のそれぞれについて、独立行政法人から移行する場合の制度的課題等について議論を行った。
国立病院については、(1)給与支給の考え方(2)服務規程のあり方(3)社会保険適用のあり方(4)雇用・労災保険料負担―が課題としてあげられている。たとえば、(3)では、現在、国立病院の職員は国家公務員・・・
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2012年05月17日(木)
[介護保険] 調査実施委員会を「介護事業経営調査委員会」に発展的改組
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厚生労働省は5月17日に、社会保障審議会の介護給付費分科会を開催した。
この日は、厚労省から、分科会の下部組織として「介護事業経営調査委員会(仮称)」を設置してはどうかとの提案が行われた。
介護報酬改定においては、分科会の下部組織である「調査実施委員会」において介護サービス事業所の経営状況が調べられ(介護事業経営実態調査等)、その結果が改定論議の基礎資料となる。今回、厚労省当局は、調査実施委員会・・・
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2012年05月16日(水)
[介護保険] 平成24年1月の介護保険給付費は6404億円
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厚生労働省は5月16日に、介護保険事業状況報告の概要(平成24年1月暫定版)を公表した。
資料によると、平成24年1月末現在、65歳以上の第1号被保険者数は2959万人で、このうち要介護(要支援)認定者は525万人となっている。第1号被保険者の約17.7%が要支援・要介護状態にある。また、居宅(介護予防)サービス受給者は325万3000人、地域密着型(介護予防)サービス受給者は30万1000人、施設サービス受給者は85万7000人となっ・・・
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2012年05月16日(水)
[介護保険] 定期巡回・随時対応型、4月末現在27保険者・34事業所で実施
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厚生労働省は5月16日に、定期巡回・随時対応サービスについて、最新の実施状況等をまとめて発表した。
定期巡回・随時対応サービスは、「要介護状態になっても、住み慣れた地域で生活できるように、食事時などの定期的な訪問サービスと、緊急時に随時駆けつけるサービスを組み合わせた」もの。これにより、何かあったときに概ね30分程度で駆けつけられる地域(日常生活圏域)において、医療・介護・福祉等のサービスを包括的・・・・
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2012年05月16日(水)
[医療安全] 24年度薬局ヒヤリ・ハット事例収集等事業実施法人を公募開始
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厚生労働省は5月16日に、平成24年度の薬局ヒヤリ・ハット事例収集等事業実施法人公募要領を公表した。
実施法人の業務内容は、主に、医療安全の確保を目的に、調剤薬局におけるヒヤリ・ハット事例を収集し、分析・評価を行うもの。具体的には、薬局ヒヤリ・ハット事例収集等事業実施要綱(24年4月10日付、薬食発0410第4号)(p7参照)、および薬局ヒヤリ・ハット事例収集等事業費補助金交付要綱(24年4月5日付、厚労省発薬・・・
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2012年05月16日(水)
[精神医療] 急性期患者等を受入れる精神病床、人員配置は一般病床と同様に
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厚生労働省は5月16日に、精神科医療の機能分化と質の向上等に関する検討会を開催した。この日は、厚労省が整理した論点に基づいた議論を行った。
論点は、(1)急性期(入院から3ヵ月未満)における人員配置(2)急性期後(入院3ヵ月から1年未満)における人員配置(3)今後の長期入院(1年以上)のあり方(4)重度かつ慢性期にある患者に対する医療提供体制(5)現在の長期入院(1年以上)への医療提供体制―の5点。
(1)で・・・
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2012年05月15日(火)
[感染症対策] 腸管出血性大腸菌O26、O111及びO157の検査法を周知 厚労省
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厚生労働省は5月15日に、「腸管出血性大腸菌O26、O111及びO157の検査法」に関する通知を発出した。
食品からの腸管出血性大腸菌O157およびO26の検査法については平成18年11月の通知で、O111の検査法については23年6月の通知で規定されている。
今般、一斉試験法について検討し、O26、O111およびO157の検査法を定めたことから、検査法等を周知するために、本通知が発出されたもの。これに伴い、上記の2つの通知は廃止される。・・・
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2012年05月15日(火)
[労災診療報酬] 労災レセの支払基金への委託、現時点でメリットなし
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厚生労働省は5月15日に、「労災診療費のレセプト審査事務に関する検討会」を開催した。この日は、厚労省当局から報告書案が示され、これに基づいて議論を行った。
労災保険では、業務上の負傷等に対する治療のみが給付対象となる。そのため、まず負傷・疾病が業務上のものであるか、業務外であるかをレセプト審査を通じて判断する必要がある。この点、衆議院などから「(上記などの)審査事務を社会保険診療報酬支払基金に委託・・・
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