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2016年09月29日(木)
[医療提供体制] 熊本地震、保険診療の特例措置は2017年3月末まで 厚労省
- 厚生労働省は9月29日付で、「平成28年熊本地震に伴う保険診療関係等の特例措置の期間」について事務連絡を行った。 当該、特例措置の期間については、「平成28年熊本地震の被災に伴う保険診療関係等及び診療報酬の取扱いについて」(2016年4月18日付、事務連絡)において、「当面」の取り扱いとしてきた。これについて、その期間を「2017年3月末まで」とする旨を周知依頼している(p3参照)。・・・
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2016年09月28日(水)
[国保] 2016年1月の国保医療給付費は8,100億円 厚労省
- 厚生労働省は9月28日、事業状況を把握する基礎資料となる、国民健康保険事業月報(2016年1月)を発表した(p1参照)。 加入世帯数は2,095万8,166世帯(前年同月比1.8%減)、被保険者は3,500万1,764人(同3.3%減)。また全国の医療費国保分は、総計9,759億4百万円、このうち入院は3,689億49百万円、入院外が5,258億69百万円。医療給付費は8,100億96百万円で、給付率は83.0%だった(p1参照)。・・・
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2016年09月28日(水)
[診療報酬] 2016年度調査の調査票を承認 結果検証部会
- 厚生労働省は9月28日、中央社会保険医療協議会の「診療報酬改定結果検証部会」を開催し、「2016年度診療報酬改定の結果検証に係る特別調査(2016年調査)の調査票案」を議論した。特別調査は診療報酬改定の結果検証のために行うもの。全9項目あり、2016年度はこのうちの5項目を実施する。 厚労省は今年度実施する、(1)夜間の看護要員配置における要件等の見直しの影響及び医療従事者の負担軽減にも資するチーム医療の実施状況・・・
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2016年09月27日(火)
[意見募集] 8月に寄せられた「国民の声」7,839件、回答を掲載 厚労省
- 厚生労働省は9月27日、「厚生労働省に寄せられた『国民の皆様の声』の集計報告」を公表した。これは、2016年8月1日~8月31日に寄せられた意見・質問等で、厚生労働行政の政策改善につなげる契機とするもの。総数は7,839件で、内訳は、政策・制度立案への提言461件、制度の実施に関する提案1,275件、法令遵守違反0件、その他6,103件(p2参照)。 たとえば、社会援護局には、「薬局で処方を受ける際に、薬剤師から『生活保護・・・
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2016年09月23日(金)
[療養費] 柔道整復、あん摩など療養費に関する議論を整理 柔道整復検討委
- 厚生労働省は9月23日、社会保障審議会・医療保険部会の「柔道整復療養費検討専門委員会」における、(1)柔道整復療養費に関する議論の整理、(2)あん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費に関する議論の整理―のとりまとめを公表した。 厚労省は、悪質な療養費不正請求事案への対策が急務である状況を踏まえ、議論を整理。別途工程表を策定し、実行していくとしている。 議論整理が行われた項目は以下の通り。【柔道整復療養・・・
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2016年09月23日(金)
[療養費] 柔道整復療養費の算定基準を改定、初検料1,460円へ 厚労省
- 厚生労働省は9月23日、「柔道整復療養費、あん摩マッサージ指圧及びはり・きゅう療養費の算定基準の改定」に関する通知を発出した。 8月30日に開催された「柔道整復療養費検討専門委員会及びあん摩マッサージ指圧、はり・きゅう療養費検討専門委員会」での議論を踏まえ、厚生労働省で検討した結果、同日提示した事務局案のとおり実施するもの。10月1日より施行。 改定は、(1)初検料、(2)骨折の整復料及び後療料、(3)不全・・・
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2016年09月23日(金)
[療養費] 既製品治療用装具で支給対象と認められるものをリスト化 厚労省
- 厚生労働省は9月23日、「療養費の支給対象となる既製品の治療用装具」に関する通知を発出した。治療用装具の療養費支給基準は「治療用装具の療養費支給基準について」(1961年7月24日保発第54号)で取り扱っている。いわゆる既製品の治療装具に対する療養費の支給は、個別に保険者で可否判断を行い、傷病・負傷の治療遂行上必要な範囲のものであれば、療養費の支給対象として取り扱っている。 近年、既製品の治療用装具に関する・・・
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2016年09月15日(木)
[医療保険] 2015年度の医療分収支は2,453億円の黒字 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は9月15日、「全国健康保険協会運営委員会」を開催し、(1)2016年度~2020年度の収支の見通し、(2)2017年度保険料率に関する論点―などを議論した。 (1)で、協会けんぽは2015年度の医療分の収支を公表。収入9兆2,418億円、支出8兆9,965億円、単年度収支差2,453億円の黒字、準備金残高1兆3,100億円だった。 収入の内訳は保険料収入8兆461億円、国庫補助等1兆1,815億円、その他142億円。支出の内訳は保険給・・・
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2016年09月15日(木)
[先進医療] 局所限局性前立腺がんの重粒子線治療、「条件付き適」と判断
- 厚生労働省は9月15日、「先進医療技術審査部会」を開催し、 (1)継続審議の評価を受けた技術の再評価結果、(2)新規申請技術の評価結果、(3)試験実施計画の変更、(4)協力医療機関の追加、(5)先進医療の取下げ―などを実施した。 (1)では、7月14日の先進医療技術審査部会で継続審議の評価を受けていた、院外心停止後症候群に対する「水素ガス吸入療法」(先進医療Bとして申請)を「適」と判断した。慶應義塾大学病院の・・・
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2016年09月15日(木)
[診療報酬] 抗悪性腫瘍剤併用の塞栓術はC項目に含む 疑義解釈
- 厚生労働省は9月15日付で、2016年度診療報酬改定に関する「疑義解釈資料の送付(その7)」について事務連絡を行った。(1)一般病棟用の重症度、医療・看護必要度、(2)目標設定等支援・管理料、(3)1日平均入院患者数―などに関するQ&Aを掲載している。 (1)に関し、2016年度診療報酬改定で、「重症度、医療・看護必要度」の評価項目のC項目(手術等の医学的状況)を新設している。 この点、厚労省は肝動脈化学塞栓術(TAC・・・
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2016年09月13日(火)
[医療費] 2015年度の医療費、前年比3.8%増の41.5兆円 厚労省
- 厚生労働省は9月13日、2015年度の「医療費の動向(概算医療費の年度集計結果)」を公表した。支払基金と国保連の医療費データをまとめたもので国民医療費の約98%(労災・全額自費等の費用を含まない)に相当する。 概算医療費は41.5兆円で、前年度に比べて3.8%増となる1.5兆円増加。年次推移では、医療費の伸び率は2013年度が2.2%、2014年度が1.8%で2%前後にとどまっていたが、今回は3.8%と大きく伸びている・・・
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2016年09月13日(火)
[医療費]2015年度調剤医療費は7.8兆円、前年度比9.3%増 厚労省
- 厚生労働省は9月13日、2015年度版の「調剤医療費(電算処理分)の動向」を公表した。2009年度以降、調剤では電算処理分のレセプトは枚数・医療費ともに全体の99%に達している(p2参照)。 電算処理分の調剤医療費は7兆8,192億円(対前年度比9.3%増)(p1~p2参照)。調剤医療費の伸び率は、2012年度1.3%、2013年度5.9%、2014年度2.3%と推移してきて、2015年度に9.3%と大きく伸ばした。内訳は、技術料が1兆8,283億円・・・
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2016年09月13日(火)
[医療費] 3月実績の医療費、前年同期比3.8%増 厚労省
- 厚生労働省は9月13日、2015年度の3月までの「最近の医療費の動向(概算医療費)」を発表し、医療費総額の伸び率は前年同期比で3.8%増だった。年齢別では、75歳未満は同3.3%増、75歳以上は同4.6%増(p1参照)(p4参照)。診療種類別は、医科入院同1.9%増、医科入院外同3.3%増、歯科同1.4%増、調剤同9.4%増だった(p1参照)(p6参照)。同時期の1人あたり医療費の伸び率は総額同3.8%増、うち75歳未満は同3・・・
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2016年09月09日(金)
[健保組合] 2015年度の平均保険料率、初の9%超え 健保連
- 健康保険組合連合会は9月9日に、2015年度の「健保組合決算見込の概要」を発表した。 2016年3月末現在の1,405組合の2015年度決算見込状況を集計したもので、比較対象となる2014年度の数値は、2015年3月末現在の1,409組合の確定データ(p1参照)。 2015年度の経常収入は7兆7,854億円、経常支出は7兆6,576億円で、経常収支差し引き額は1,278億円の黒字だった。保険料率の引き上げ、被保険者数の増加、月額・賞与の上昇により・・・
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2016年09月08日(木)
[先進医療] 粒子線治療、学会方針の適切な実施を確認 先進医療会議
- 厚生労働省は9月8日、「先進医療会議」と「先進医療技術審査部会」の合同会議を開催し、 「先進医療Bに係る新規技術の科学的評価」などを議論した。 会議では、先進医療Bとして、先進医療技術審査部会で承認された新規技術の事前評価に関して、局所進行膵がんに対する「ゲムシタビン併用重粒子線治療」(p48参照)(p49~p102参照)と、2型糖尿病に対する「自己管理支援ICTシステムを用いた療養指導」(p48参照)・・・
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2016年09月07日(水)
[医療保険] 台風10号被害、診療報酬の概算請求を容認 厚労省
- 厚生労働省は9月7日付で、「2016年台風10号に関する診療報酬等の請求の取扱い」に関する事務連絡を発出した。 事務連絡では、2016年の台風10号による被災に関する診療報酬などの請求事務について、台風被害により診療録などを滅失した場合や、台風発生直後の診療行為について十分に把握することが困難である場合の対応として、(1)診療録の滅失などの場合、8月30日以前の診療分は概算による請求が可能、(2)被災後に診療を行・・・
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2016年09月01日(木)
[税制改正] かかりつけ医診療所の不動産に係る税制措置を 厚労省税制要望
- 厚生労働省は9月1日、2017年度の「税制改正要望事項」を発表した。 医療・介護関係の主な要望は、(1)地域に必要な医療を担う医療機関の事業の継続に関する税制の創設、(2)かかりつけ医機能及び在宅医療の推進に係る診療所の税制措置の創設、(3)高額な医療用機器に係る特別償却制度の適用期限の延長、(4)医業継続に係る相続税・贈与税の納税猶予等の特例措置の延長等、(5)医療に係る消費税の課税のあり方の検討、(6)・・・
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2016年09月01日(木)
[公費医療] 台風10号被災者、患者票等なしで公費負担医療受診可能 厚労省
- 厚生労働省は9月1日付で、「2016年台風10号による被災者に係る被公費負担医療の取扱い」に関する事務連絡を発出した。 2016年の台風10号による被災に伴い、関連書類等を消失あるいは家屋に残したまま避難しているなどのため、医療機関で公費負担医療を受けるために必要な手続きができない場合もある。そこで、当面、被爆者健康手帳や患者票などがなくても、(1)各制度の対象者であることの申し出、(2)氏名、(3)生年月日、・・・
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2016年09月01日(木)
[診療報酬] 改定Q&A第6集で「歯科診療報酬」を詳説 疑義解釈
- 厚生労働省は9月1日付で、2016年度診療報酬改定に関する「疑義解釈資料の送付(その6)」について事務連絡を行った。(1)エナメル質初期う蝕、(2)歯科治療総合医療管理料、在宅患者歯科治療総合医療管理料、(3)歯周病検査―などに関するQ&Aを掲載している。 (2)に関し、【在宅患者訪問口腔リハビリテーション指導管理料】、【歯周病安定期治療(I)】、【歯周病安定期治療(II)】の包括範囲に含まれ個別の算定ができな・・・
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2016年08月31日(水)
[医療保険] 台風10号被災者、被保険者証提示がなくても受診可能 厚労省
- 厚生労働省は8月31日付で、「2016年台風10号による被災者に係る被保険者証等の提示等」に関する事務連絡を発出した。 2016年の台風10号による被災に伴い、被保険者が被保険者証等を紛失したり、家庭に残したまま避難するなど、被保険者証を保険医療機関等に提示できない場合の取り扱いを示している。具体的には、氏名、生年月日、連絡先(電話番号等)、被用者保険は事業所名、国民健康保険・後期高齢者医療制度は住所(国民健・・・
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2016年08月30日(火)
[予算] 医療事故調査制度の運用に9億8,000万円などを要求 医政局
- 厚生労働省は8月30日、医政局の2017年度予算概算要求について公表した。 2017年度の概算要求額は2,061億8,300万円で、前年度に比べて225億600万円・12.3%の増額要求となっている(p1参照)。 このうち「新しい日本のための優先課題推進枠」は339億7,600万円で、主な内訳は(1)質が高く効率的な医療提供体制の確保:59億2,000万円、(2)健康・予防づくりの推進:4億3,000万円、(3)医療分野の研究開発の促進:45億2,000・・・
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2016年08月29日(月)
[国保] 2015年12月の国保医療給付費は8,492億円 厚労省
- 厚生労働省は8月29日、事業状況を把握する基礎資料となる、国民健康保険事業月報(2015年12月)を発表した(p1参照)。 加入世帯数は2,102万4,108世帯(前年同月比1.7%減)、被保険者は3,513万7,843人(同3.3%減)。また全国の医療費国保分は、総計1兆270億70百万円、このうち入院は3,687億57百万円、入院外が5,680億33百万円。医療給付費は8,492億53百万円で、給付率は82.7%だった(p1参照)。・・・
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2016年08月24日(水)
[医薬品] 厚労省が「ニボルマブ」など3品目の副作用を報告 中医協・総会1
- 厚生労働省は8月24日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催。副作用に関して、(1)ソホスブビルの脳血管障害の関連症例、(2)レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビルの脳血管障害の関連症例、(3)ニボルマブの前治療歴があり、EGFR-TKI投与後に間質性肺疾患を発症した症例―について報告した。 (1)に関し、厚労省はC型肝炎ウイルの治療薬の「ソホスブビル」の脳血管障害に関する副作用報告が計25症例あり、このう・・・
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2016年08月24日(水)
[医薬品] 高額薬剤の緊急的対応、対象薬剤の要件を提案 薬価専門部会1
- 厚生労働省は8月24日、中央社会保険医療協議会の「薬価専門部会」を開催し、「高額な薬剤への対応」を議論した。 (1)に関し、7月27日の中医協・総会では、「当面の対応」として、年内を目途に2016年度薬価改定での価格の再算定の検討に間に合わなかった薬剤で、かつ、効能・効果等の拡大により大幅に市場が拡大した、「オプジーボ」について、薬価に関する特例的対応に一定の結論が得られるよう、検討を進めることが了承され・・・
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2016年08月24日(水)
[医薬品] 通常改定以外の期中改定を含めての検討を提案 薬価専門部会2
- 8月24日の中央社会保険医療協議会の「薬価専門部会」では、このほか、「高額な薬剤への対応」に関し、薬価にかかる緊急的な対応について、「価格の再算定(引き下げ)」などを議論している。 高額薬剤の「オプジーボ」に関連して、厚労省は年間販売額が予想販売額の一定倍数を超えた場合(予想年間販売額の2倍以上、かつ、年間販売額が150億円超等)などに、薬価改定時に価格を引き下げる【市場拡大再算定】を実施していること・・・
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