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2016年01月29日(金)
[改定速報] 7対1の平均在院日数要件を巡り議論平行線 中医協・総会2
- 1月29日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」について、「7対1入院基本料」に関して、このほか、「在宅復帰率」「平均在院内日数」などの要件を議論した。 また、短冊では在宅復帰を推進するため、7対1入院基本料等の施設基準の自宅等に退院した患者割合(在宅復帰率)に関する基準(現行7割5分)を引き上げることが示されている(p17~p18参照)。 在宅復帰率に関して、支払側の幸野庄司委員(・・・
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2016年01月29日(金)
[改定速報] 選定療養の新項目追加提案に議論紛糾、再提案へ 中医協・総会3
- 1月29日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、このほか、「選定療養に導入すべき事例等に関する提案・意見募集の結果」に関して議論した。 厚労省は「日本再興戦略」改訂2014(成長戦略:2014年6月24日閣議決定)に基づき、関係学会・医療関係団体・国民から、保険外併用療養の「選定療養」に追加すべきものや現行の類型の見直しに関する意見の募集を行い、合計91件の提案・意見が寄せられたと報告(p398参照)。 提案・・・
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2016年01月28日(木)
[特定機能病院] 特定機能病院の承認要件修正見直し案を提示 厚労省検討会
- 厚生労働省は1月28日、「特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」を開催し、前回に引き続き、「特定機能病院の承認要件等の見直し案」を議論した。 大学附属病院などで医療安全に関する重大事案が相次いで発生していることを踏まえ、高度かつ先端的な医療を提供する特定機能病院で、一層高度な医療安全管理体制の確保がなされるよう承認要件の見直し等について検討している(p3参照)。 今回、前回提示・・・
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2016年01月27日(水)
[小児医療] 地方自治体の取り組みなどを意見聴取 子どもの医療制度検討会
- 厚生労働省は1月27日、「子どもの医療制度のあり方等に関する検討会」を開催した。少子高齢化が進む中、子育て支援、地方創生、地域包括ケアなどに関して実効性のある施策を展開するために、子どもの医療制度のあり方について検討を行っている。今回は地方自治体や関係者からのヒアリングが行われた。 山本圭子構成員(栃木県保健福祉部保健医療監)は、「人口減少問題を克服し、将来にわたる地域の活力を維持していくこと」が・・・
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2016年01月27日(水)
[感染症対策] ウイルス性出血熱に対する行政対応手引き案 1類感染症検討会
- 厚生労働省は1月27日、「1類感染症に関する検討会」を開催した。1類感染症とは、感染症法で規定されている感染症の区分。エボラ出血熱をはじめとするウイルス性出血熱やペストなど、きわめて危険度の高いものが指定され(p103参照)、感染者は原則として入院の必要があるほか、消毒や通行制限などの措置がとられる。 この検討会は、2014年に西アフリカを中心に感染が拡大したエボラ出血熱への対応から得た経験をふまえ、「・・・
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2016年01月27日(水)
[医学研究] 2016年度のゲノム医療実現化プロジェクトを示す ゲノム医療TF
- 厚生労働省は1月27日、ゲノム(遺伝子)医療を、関係府省が連携して推進することを目的とする、「ゲノム情報を用いた医療等の実用化推進タスクフォース(TF)」を開き、2016年度の「ゲノム医療に関連する施策」(p2~p16参照)を示した。 このTFでは、政府の健康・医療戦略室や文部科学省、経済産業省の協力のもと、厚労省が事務局を務める。改正個人情報保護法におけるゲノム情報の取り扱いやゲノム医療の質の確保、社会環境・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 認知症に対する主治医機能の評価などを新設 中医協・総会1
- 厚生労働省は1月27日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催。個別改定項目であるいわゆる「短冊」を提示して議論を行った(1月27日に既に一部お伝えしています)。 「地域包括ケアシステムの推進」に関しては、(1)認知症に対する主治医機能の評価、(2)地域包括診療料等の施設基準の緩和、(3)小児かかりつけ医の評価、(4)かかりつけ薬剤師・薬局の評価―などが示された。 (1)では、複数疾患をもつ認知症患者に対し・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 在宅医療専門診療所の開設要件などを明示 中医協・総会2
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」で、このほか、「在宅医療の推進」に関する改定内容も示されている。 在宅医療に関しては、比較的重症な患者から軽症な患者まで幅広い患者に対して診療が行われているため、患者の状態・居住場所に応じたきめ細かな評価を実施する(p222~p225参照)。 具体的には、【特定施設入居時等医学総合管理料】について、算定対象となる対象施設を見直し「有・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 回復期リハビリテーション、アウトカム評価導入 中医協・総会3
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」で、このほか、「リハビリテーションの推進」に関する改定内容も示されている。●回復期リハビリテーション病棟入院料(1)アウトカム(成果)の評価を行い、一定の水準に達しない保険医療機関は疾患別リハビリテーション料の評価を見直す。具体的には、回復期リハビリテーション病棟入院料を算定する患者に対して1日6単位を超えて提供される疾患別リハビ・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] かかりつけ薬剤師指導料、算定要件を提示 中医協・総会4
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」では、このほか、「かかりつけ薬局・薬剤師の評価」に関する改定内容も示されている。 かかりつけ薬剤師・薬局の評価では、患者本位の医薬分業の実現に向けて、患者が選択したかかりつけ薬剤師が、患者に対して服薬指導等の業務をした場合の評価【かかりつけ薬剤師指導料】を新設する。主な算定要件は次の通り(p200~p203参照)。[算定要件](1)患・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 後発医薬品割合一定未満で基準調剤加算算定不可 中医協・総会5
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」で、そのほかの「かかりつけ薬剤師の評価」に関する改定内容も示されている。主な内容は次の通り。●かかりつけ薬剤師の評価(1)【基準調剤加算】に関して、後発医薬品の調剤割合が低い保険薬局に対する評価の適正化のため、特定の保険医療機関に関する処方せんによる調剤の割合が一定割合を超える場合であって、後発医薬品の調剤割合が一定未満の保険薬・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 全医薬品が一般名処方の場合の加算新設 中医協・総会6
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」で、このほか、「後発医薬品の使用促進」に関する改定内容も示されている。●後発医薬品の使用促進(1)薬局の【後発医薬品調剤体制加算】に関して、新たな数量シェア目標値(2017年央に70%以上)を踏まえ、要件を見直す(p448~p449参照)。(2)特定の保険医療機関の処方せんによる調剤が一定割合を超える場合であって、後発医薬品の調剤が一定割合未・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 同一法人グループの門前薬局の評価見直し 中医協・総会7
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」で、このほか、「いわゆる門前薬局の評価見直し」に関する改定内容も示されている。 門前薬局に関しては、現行の【調剤基本料】の「特例」について、次の項目を追加する(p465参照)。(1)処方せんの受付回数が1カ月に一定回数を超える保険薬局のうち、特定の保険医療機関に関する処方せん調剤が一定割合を超える保険薬局(2)特定の保険医療機関の・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 次期改定の短冊提示、手術等M項目に内科的治療 中医協・総会1
- 厚生労働省は1月27日、中央社会保険医療協議会の「総会」を開催。個別改定項目であるいわゆる「短冊」を提示して議論を行った。「短冊」とは、新点数を除いた点数表の新旧対照表。改定・新設される点数項目について、現行の内容(点数、算定要件、施設基準)と改定案を整理したもの。 短冊では、注目の【7対1入院基本料】は、「重症度、医療・看護必要度」に関して、現行基準を満たす患者以外に、医療の必要性が高い患者が多くみ・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 激変緩和の7対1病棟群単位届出、施設基準提示 中医協・総会2
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」で、そのほかの「急性期入院医療の評価」に関する改定内容も示されている。●急性期病棟 【10対1入院基本料】算定病棟のうち、「一般病棟用の重症度、医療・看護必要度」に該当する重症患者を一定程度受け入れている保険医療機関について、【看護必要度加算3】を新設し評価充実を行う(p123参照)。 また、一般病棟入院基本料の届出で、【7対1入院・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] 地域包括ケア病棟、包括範囲から手術、麻酔除く 中医協・総会3
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、個別改定項目の「短冊」で、このほか、「地域包括ケア病棟入院料」や「療養病棟」に関する改定内容も示されている。●地域包括ケア病棟入院料 地域包括ケアシステムにおいて比較的軽度な急性期患者に対する入院医療を整備するため、【地域包括ケア病棟入院料(入院医療管理料を含む)】の包括範囲から、手術、麻酔にかかる費用を除外する(p141参照)。 また、集中治療室等・・・
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2016年01月27日(水)
[改定速報] DPC本院より機能高い分院の減点幅など対応了承 中医協・総会4
- 1月27日の中央社会保険医療協議会の「総会」では、このほか、「2016年度診療報酬改定でのDPC制度(DPC/PDPS)の見直し案」を議題とし了承された。見直しの方向性は2015年12月16日の中医協総会で了承されており、今回厚労省は細部に関する提案をしている。 見直しでは、「調整係数の置き換え」に関して、調整係数の75%を基礎係数と機能評価係数IIに置き換え、前回改定と同様に激変緩和措置を行う。今回の個別医療機関別係数の・・・
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2016年01月26日(火)
[事務連絡] 全国がん登録制度の開始に伴いホームページを更新 厚労省
- 厚生労働省は1月26日付で、「がん登録に関する情報提供」に関する事務連絡を行った。2016年1月1日より「がん登録等の推進に関する法律」が施行され、全国がん登録制度が開始となったことに伴い、厚労省ホームページ中のがん登録に係る記載が更新され、新たな情報などを掲示している(p1参照)。・・・
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2016年01月26日(火)
[肝炎対策] 基本指針見直し方針に関する「考え方」案 肝炎対策推進協議会
- 厚生労働省は1月26日、肝炎対策推進協議会を開き、「肝炎対策基本指針の見直し方針」案(p5~p8参照)が俎上にのぼった。 肝炎対策に関する施策は、肝炎対策基本法(p82~p87参照)にもとづいて2011年5月16日に策定された、「肝炎対策の推進に関する基本的な指針」(p89~p100参照)(概要(p8参照)も添付されている)によって進められる。同指針は、策定から5年間を視野に入れており、この協議会では2016年2月ごろ・・・
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2016年01月26日(火)
[病院] 病院全体の病床数は10月末比528床減 厚労省
- 厚生労働省は1月26日、医療施設動態調査(2015年11月末概数)(p1~p2参照)を公表した。病院全体の施設数は、10月末比3施設減の8,479施設(前年同月比12施設減)、病院全体の病床数は、同528床減の156万5,671床(同3,385床減)だった(p1~p2参照)。 一般診療所は、同67施設増の10万1,185施設(同230施設増)、一般診療所の病床数は、同320床減の10万6,890床(同5,768床減)。歯科診療所は、同23施設増の6万8,779施設(同・・・
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2016年01月26日(火)
[意見募集] 12月に寄せられた8,910件の「国民の声」、回答を掲載 厚労省
- 厚生労働省は1月26日、同省に寄せられた「国民の皆様の声」の集計報告(p1~p23参照)を公表した。寄せられた意見・質問などを、厚生労働行政の政策改善につなげる契機とするもの。今回の集計期間は2015年12月1日~12月31日で、総数は8,910件。内訳は、政策・制度立案への提言が497件、制度の実施に関する提案1,100件、法令順守違反0件、その他7,313件(p2参照)。 主な国民の声の一例として、労働基準局総務課に寄せられ・・・
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2016年01月25日(月)
[医療改革] 公的保険外サービスのサプライチェーン構築検討へ 競争力会議
- 政府は1月25日、「産業競争力会議」を開催し、「成長戦略の進化のための今後の検討方針案」を議論した。 方針案では、「希望を生み出す強い経済」の実現に向け、「質の高いヘルスケアサービスの成長産業化」を打ち出し、(1)ヘルスケア産業の創出支援、(2)医療・介護等分野におけるICT化の徹底、(3)日本発の優れた医薬品・医療機器等の開発・事業化、(4)「地域医療連携推進法人」制度の具体化―を推進すると提案している&・・・
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2016年01月25日(月)
[感染症対策] 今後の主な対策と課題 麻しん・風しん対策推進会議
- 厚生労働省は1月25日、「麻しん・風しん対策推進会議」を開催し、「今後の主な対策と課題」(p30参照)を示した。なお、現状の「麻しんに関する予防指針」(p35~p46参照)と、「風しんに関する予防指針」(p47~p59参照)が、資料には添付されている。 これらの予防指針では、麻しんについては、「2015年度までの排除の達成と、世界保健機関(WHO)による排除の認定」を、風しんについては、「2020年度までの排除の達・・・
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2016年01月22日(金)
[通知] 先駆け審査指定制度開始にともなう優先審査などの取り扱い 厚労省
- 厚生労働省は1月22日付で、医薬品などの「優先審査等の取り扱い」に関する通知(p1~p4参照)を発出した。 今般、独立行政法人 医薬品医療機器総合機構(PMDA)において先駆け審査指定医薬品が優先対面助言品目に追加されたことなどを踏まえ、先駆け審査指定医薬品などの優先審査などの取り扱いについて示すとともに、同日付で施行した旨、周知を依頼している(p1~p2参照)。 なお、これに伴い、「旧連名通知」(1993年10・・・
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2016年01月22日(金)
[結核対策] BCG接種・小児結核の定期接種中止の研究を提案 結核部会
- 厚生労働省は1月22日、厚生科学審議会「結核部会」を開催し、「結核に関する特定感染症予防指針の見直し」について議論した。予防指針は2011年に改正されたもので、少なくとも5年ごとの再検討が必要とされている。 2014年4月にまとめられた予防指針に関する進捗状況の中間評価では、分子疫学的手法による病原体サーベイランス体制の構築や、医療機関・保健所などの関係機関が連携して直接服薬確認療法(DOTS)を推進すること等・・・
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