-
2021年11月10日(水)
[診療報酬] ICUの看護必要度B項目、必要性で意見が対立 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会の支払側委員は10日の総会で、特定集中治療室管理料での「重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)を評価するB項目について、2022年度診療報酬改定で除外するよう求めた。これに診療側委員が反対し、双方で意見が分かれた。 B項目に関する議論は、中医協の「入院医療等の調査・評価分科会」のとりまとめがベース。分科会では、現場の実態などを踏まえると、看護必要度におけるA項目の評価項目の・・・
-
2021年11月10日(水)
[診療報酬] 22年度改定、充実した急性期の入院医療を評価へ 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会が10日に開いた総会では、2022年度診療報酬改定における急性期入院医療の評価の在り方を議論した。診療側が充実した急性期の入院医療を担っている医療機関をさらに評価するよう求め、これに支払側は一定の理解を示した。 急性期の入院医療を担う医療機関には、重症救急患者への対応や手術などの総合的で専門的な医療の提供のほか、退院支援の機能といった役割がある(p278参照)。ただ、例えば急性期・・・
-
2021年11月10日(水)
[診療報酬] 急性期入院医療でRRS、重症患者対応メディエーターの評価を
- 厚生労働省は10日の中央社会保険医療協議会・総会に、急性期入院医療についての論点として、院内死亡を減少させるエビデンスがある「院内迅速対応システム」(RRS)、入院時重症患者対応メディエーターについての評価を提案し、基本的に了承された。一方、人工呼吸器やECMOなどで専門性の高い看護師や臨床工学技士の配置についての評価は、診療側が慎重な対応を求めた(p362~p363参照)。 RRSは、心停止発生の前兆とされる平・・・
-
2021年11月10日(水)
[医療改革] オンライン診療の指針、改定の方向性をおおむね了承
- 厚生労働省は10日の有識者検討会に、特例措置としていた初診からのオンライン診療の恒久化に向けて、これまでの議論を整理した「オンライン診療の適切な実施に関する指針」の改定の方向性を示し(p3~p17参照)、おおむね了承された。 「オンライン診療の適切な実施に関する指針の見直しに関する検討会」はこれまで、▽初診に必要な医学的情報▽診療前相談について▽症状について▽処方について▽対面診療の実施体制について-の5・・・
-
2021年11月09日(火)
[人口] 人口動態統計月報 21年6月分 厚労省
- 厚生労働省は9日、2021年6月分の「人口動態統計月報(概数)」を公表した。詳細は以下の通り。●人口動態(p5参照)▽出生数/6万8,549人(前年同月比2.7%減・1,902人減)▽死亡数/10万7,722人(8.2%増・8,171人増)▽自然増減数/3万9,173人の減少(1万73人減)●死因別死亡数の上位3位(p12~p15参照)▽悪性新生物(がんや肉腫などの悪性腫瘍)/3万419人▽心疾患(高血圧性を除く)/1万4,939人▽老衰/1万1,276人・・・
-
2021年11月09日(火)
[経営] 毎月勤労統計調査 21年9月分結果速報 厚労省
-
- 毎月勤労統計調査 令和3年9月分結果速報(11/9)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 政策統括官付 参事官付 雇用・賃金福祉統計室 カテゴリ: 調査・統計
-
2021年11月09日(火)
[感染症] テレワークの推進状況を踏まえ柔軟な働き方の呼びかけを 厚労省
- 厚生労働省は、第58回新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(9日開催)の感染状況の分析・評価などを公表した。「社会経済活動の活発化が想定される中で、今後の感染再拡大も見据え、現在の感染状況が改善している状態や低い水準を維持していくことが重要」と指摘。国や自治体においては「企業におけるテレワーク等の推進状況を踏まえた柔軟な働き方の実施に向けて呼びかけを行うことが必要」などとしている・・・
-
2021年11月08日(月)
[介護保険] 保険給付費の総額は8,708億円 介護保険事業状況報告・厚労省
- 厚生労働省は8日、2021年8月の「介護保険事業状況報告の概要(暫定版)」を公表した。詳細は以下の通り(p1参照)。●保険給付費▽保険給付費総額/8,708億円▽居宅(介護予防)サービス分/4,132億円▽地域密着型(介護予防)サービス分/1,401億円▽施設サービス分/2,622億円●第1号被保険者数:3,586万人●要介護(要支援)認定者数:687.1万人(第1号被保険者に占める65歳以上認定者数の割合:約18.8%)●サービス受給者数▽居・・・
-
2021年11月08日(月)
[健康] 20年の自殺死亡率、10・20代で大きく上昇 厚労省
- 厚生労働省は8日、第4回自殺総合対策の推進に関する有識者会議で、自殺の動向を説明した。自殺死亡率について、2020年は前年と比べて10歳代と20歳代で大きく上昇したことを指摘。女性の自殺者数が2年ぶりに増えたことも取り上げた(p3参照)(p7参照)。 厚労省によると、20年の自殺者数は前年比912人増の2万1,081人。男性は11年連続で減った。男性の自殺者数は女性の約2倍となっている(p3参照)。 原因・動機に・・・
-
2021年11月08日(月)
[医療機器] 新型コロナウイルス抗原迅速診断キットを自主回収
-
- 体外診断用医薬品自主回収のお知らせ(クラスII)(11/8)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 医薬・生活衛生局 監視指導・麻薬対策課 新型コロナウイルス感染症対策推進本部 カテゴリ: 医薬品・医療機器 新型コロナウイルス
-
2021年11月05日(金)
[インフル] 全国報告数20人、前年比10人減 インフルエンザ・第43週
- 厚生労働省は5日、2021年第43週(10月25日-10月31日)の「インフルエンザの発生状況」を公表した。全国の報告数は20人で前年同期と比べ10人減となった(p2参照)。なお、全国の保育所、幼稚園、学校を対象としたインフルエンザ様疾患発生報告(第8報)によると、今週の患者数、休校・学年閉鎖・学級閉鎖施設数は「0」となった(p4参照)。●第43週発生状況(p2参照)(p6参照)▽全国の定点当たり報告数:0.00(・・・
-
2021年11月05日(金)
[診療報酬] 療養・就労両立支援、衛生推進者への情報提供も評価を 中医協
- 中央社会保険医療協議会・総会は5日、2022年度の診療報酬改定に向け、治療と仕事の両立支援に関する診療報酬上の評価の在り方などを議論した。診療側の委員は「療養・就労両立支援指導料」(初回800点、2回目以降400点)の評価の対象となる企業への情報提供先に衛生推進者を加えることや、「相談支援加算」(50点)の算定対象となる職種に精神保健福祉士なども含めることを主張した。これらの意見に、支払側の委員はおおむね理解・・・
-
2021年11月05日(金)
[診療報酬] 中間年の薬価調査や薬価改定の在り方を論点提示 厚労省
- 厚生労働省は5日の中央社会保険医療協議会・薬価専門部会に、次期薬価制度改革の論点として、中間年の薬価調査や薬価改定の在り方を提示した(p77参照)。初の中間年改定となった2021年度改定を受けての議論で、実施自体に反対していた診療側は、日本医師会の委員が、薬価と実勢価の乖離が著しく大きい品目に限定すべきとし、日本薬剤師会の委員は実施すべきでないとした。一方、支払側は毎年改定として定着を図るべきとの考・・・
-
2021年11月05日(金)
[医療提供体制] コロナ対応で大阪府などからヒアリング 医療計画検討会
- 厚生労働省の「第8次医療計画等に関する検討会」は5日、新型コロナウイルスの感染拡大への対応を2自治体と2団体からヒアリングした。大阪府の藤井睦子健康医療部長はこの中で、現行法に基づく病床確保の要請には限界があると指摘し、病床や医療従事者を確保して新興感染症に対応できるようにするため、非常事態の際に一定の強制力を持つ法整備を提案した(p104参照)。 藤井氏は「新型コロナの病状の経過が比較的緩やかだっ・・・
-
2021年11月05日(金)
[医薬品] 抗体カクテル療法の皮下注射、5cm以上の間隔で計4箇所に
- 抗体カクテル療法と呼ばれる新型コロナウイルス感染症の軽症・中等症患者用の中和抗体薬「ロナプリーブ」(一般名カシリビマブ/イムデビマブ)について、厚生労働省は5日、発症抑制の効能追加や用法に皮下注射を加える製造販売承認事項の一部変更を特例承認した。併せて、改訂された添付文書を公表した。改訂版には、5cm以上の間隔で計4箇所に投与することなど、皮下注射の方法や留意事項が追記されている。 改訂版によると、・・・
-
2021年11月04日(木)
[医療提供体制] コロナワクチン接種の1、2回目用予診票を様式変更 厚労省
-
- 新型コロナワクチン接種に係る費用請求及び1、2回目用予診票の変更について(11/4付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 健康局 健康課 予防接種室 カテゴリ: 医療提供体制 新型コロナウイルス
-
2021年11月04日(木)
[診療報酬] 22年度改定、技術評価の対象は754件 中医協・分科会で厚労省
- 2022年度の診療報酬改定に向けて、中央社会保険医療協議会の医療技術評価分科会は4日、新たな技術の保険収載や収載済みの技術の点数の増減などに関する審議を始めた。22年1月の上中旬にその結果をまとめ、中医協・総会で最終的に検討する。 厚生労働省はこの日の会合で、分科会における評価の対象となる技術を提案した。具体的には、各学会から計908件の提案があり、学会へのヒアリングなどを踏まえ、このうち754件(新規281件・・・
-
2021年11月04日(木)
[医薬品] 抗体カクテル療法、発症抑制に適応拡大 薬食審・医薬品第二部会
- 抗体カクテル療法と呼ばれる新型コロナウイルス感染症の軽症・中等症患者向け中和抗体薬「ロナプリーブ」(一般名カシリビマブ/イムデビマブ)について、薬事・食品衛生審議会の医薬品第二部会は4日、効能・効果に「発症抑制」を追加するとともに、静脈内への投与に限定していた用法に皮下注射も加える特例承認を了承した(p1参照)。部会後、厚生労働省は「ワクチン接種で効果が不十分と考えられる人に対しても、発症抑制・・・
-
2021年11月04日(木)
[医療改革] ポリファーマシーを地域連携で解消、モデル事業実施へ 厚労省
- 高齢者のポリファーマシー対策を地域全体で進める際の課題の解決につなげるため、厚生労働省は2022年度に新たなモデル事業を行う。高齢者への医薬品の適正使用を促す指針などを活用しながら病院や診療所、薬局などによる連携の取り組みを「モデル地域」で実際に進め、課題を洗い出す(p111参照)。 省内の「高齢者医薬品適正使用検討会」に4日、事業の実施案を示し、了承された。これを受けて厚労省は、モデル地域の公募要・・・
-
2021年11月02日(火)
[医薬品] 医薬品1品目の一般的名称を決定 厚労省・通知
- 厚生労働省は2日、新たに1医薬品の一般的名称を定め、都道府県に通知した。対象品目は、ダルベポエチン アルファ(遺伝子組換え)[ダルベポエチン アルファ後続4](p2参照)。・・・
-
2021年11月02日(火)
[介護] 20年度介護保険費用は10兆7,783億円で過去最高を更新 厚労省
- 厚生労働省は2日、2020年度(20年5月-21年4月審査分)の「介護給付費等実態統計」の結果を公表した(p1参照)。介護サービスと介護予防サービスを合わせた費用は10兆7,783億円で、過去最高だった19年度の10兆5,095億円を上回った(p9~p10参照)。 20年度内に一度でも介護サービスまたは介護予防サービスを受けた人は、前年度比10万7,900人増の621万9,000人。内訳は、介護サービスが532万8,000人(前年度比1.1%増)、介・・・
-
2021年11月02日(火)
[感染症] コロナの主要感染経路にエアロゾルの吸入を明記 厚労省事務連絡
-
- 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第6.0版」の周知について(11/2付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対策推進本部 カテゴリ: 保健・健康 新型コロナウイルス
-
2021年11月02日(火)
[健康] コロナワクチンの接種後健康状況調査に協力を 厚労省が通知
- 厚生労働省健康局長は、新型コロナウイルスワクチンの予防接種後健康状況調査に関する通知(2日付)を都道府県知事、市町村長、特別区長に出した。通知では「新型コロナワクチン接種後健康状況調査実施要領」に基づき調査を実施することを取り上げ、協力するよう求めている(p1参照)。 実施要領によると、予防接種法に基づく臨時接種として新型コロナワクチンを接種した国民のうち、調査への参加希望者を対象に2022年3月ま・・・
-
2021年11月02日(火)
[診療報酬] 22年度改定の基本方針の案を社保審・医療部会に提示 厚労省
- 厚生労働省は2日、2022年度診療報酬改定の基本方針の案を社会保障審議会・医療部会に示した。新型コロナウイルス感染症などにも対応できる効率的・効果的で質の高い医療提供体制の構築と共に、医師などの働き方改革の推進を重点課題に据えるという内容で、これらへの異論は出なかった(p5参照)。ただ、一部の委員から、重点課題に関する取り組みと診療報酬での評価の関係性の議論を十分に詰めるべきだとの指摘があった。同・・・
-
2021年11月02日(火)
[医療改革] 医療法人の事業報告書等をデジタル化へ 厚労省方針
- 医療法人の事業報告書等の届出に伴う事務負担を軽減し、決算データを経営改善に活用できるようにしようと、厚生労働省は、アップロードによる届出や電子的な閲覧を可能にするための環境を整備する。2021年度分以降の届出からデジタル化する方針で、関連の省令を年度内に改正する。全国規模のデータベースの構築を目指す(p44~p45参照)(p48参照)。 医療法人の経営実態を把握しやすくし、国や都道府県による適切な支援・・・
ダウンロードしたPDFファイルを閲覧・印刷するには、Adobe Reader(またはAdobe Acrobat Reader)がインストールされている必要があります。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。
まだインストールされていない場合は、こちらより、Adobe Readerを予め、ダウンロード、インストールしておいてください。